Belle II Endcap の容器

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Endcap Calorimeter の容器の模型に結晶の模型を並べて、phototube の試作機を置くとこのようになる。Phototube が6cm位あって、その後ろの容器のフレームまで約2cmしかない。フレームが6cmあるので裏蓋までは8cm。ここに、高電圧のdivider と Preampをいれたケースをつけて、冷却用の配管、外に出すケーブルのコネクターも必要。さらに、結晶を後ろから押さえる構造も必要で、結構厳しいのは間違いない。Belle ではフレームに見えているネジ穴に アングルをつけて冷却用の水のパイプと結晶を押さえる治具を取り付けていたようだ。

Phototube for Belle II Endcap Calorimeter

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浜ホトから注文していた Endcap Calorimeter 用の phototube の試作品が届いた。
直径2inc。Belle2の1.5T磁場中で使うためfinemesh タイプ。長さに制約があり、増幅が3段しかない。Gain は100-200くらいで、1.5Tの磁場に入れるとおよそ1/3になる。CsI(Pure)の光が310nmなのでそれに合わせた UV に感度の高い BiAlkali photocathode が使われている。本番ではこれが2112本必要なのだが、取り立てて難しいことは何もないので製作は問題ないとのこと。
問題の長さは、無理すればあと5mm位は短くできるそうで、この管で容器を設計して、ダメなら短くしてもらうことになる。

蕎麦 竹前

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竹前は筑穂にあるそばや。かつ丼とのセットで1050円。もりは560円。
そばはたぶんニ八で少し太め。つゆはかなり甘くてざらめっぽい味がする。この店も猪口につゆがたっぷり入って出てくるタイプでそば湯を飲むとき往生する。

Poland の作曲家 Moszkowski と Paderewski

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Poland に行っていたので poland の音楽を聞いている。
超有名なのは Chopin 位だが、ピアノ音楽には poland の作曲家は多い。
Moszkowski, Scharwenka, Paderewski, Godowsky, Szymanowski 等などたくさんいる。
この5人を全員知っていて、しかもCDまで持っていたらかなりのピアノ音楽通(オタク)といえる。私はこの5人のCDだけで30枚くらいは持っている。
写真のCDはHyperionのRomantic Piano Concerto のシリーズ第1弾で Moszkowski と Paderewski。
Moszkowski は甘く美しい第一楽章とメランコリックな第二楽章が印象に残る。3楽章で終りかなと思うと、おまけみたいに第4楽章がついて来る。
Paderewski の第一楽章は凛としいて、第二楽章は大変美しい。
Moszkowski の小曲、中でも『Etincelles (火花)』はアンコールピースとしても有名(『花火』と間違えている場合が非常に多い)で、実は携帯電話の着信メロディーに最適である。

ワイン Paringa Sparkling Shiraz


最近飲んだワイン。Paringa Sparkling Shiraz。西武百貨店で1700円くらい。
夏は泡、と言うわけで長らく冷蔵庫に入っていたのを開けた。
Shiraz と書いてあるので blanc de noir と思っていたら、赤くてびっくりした。泡で色が濃いというと Lambrusco くらいしか飲んだ記憶がない。かなり甘い。アルコール度数は12.5%なので、補糖しているのか?食事のときに開けたのだが、甘すぎるので、一杯だけ飲んで、冷蔵庫に。その後何日かの食前酒となった。

Extra Dimension の講義 (2)

今日は Extra Dimension の講議の2回目で phenominology が中心。
Large Extra Dimension なときいわゆる KK Graviton というのが出てくる。この質量は Extra Dimension の大きさによる訳だから次元の数によっては meV 位。重力相互作用なのでなんにでも couple することが出来るが、その coupling 1/Ms で suppress される。Msは4+d次元での Mplanck 程度の大きさの Extra 次元の大きさの scale。coupling が大きければ即座に LEP での観測から否定されてしまうので Ms は TeV 以上の limit がついているらしい。特徴としては反応に関与する Gkk の数はよくわからないので mass peak は作らない。LHC とか LC では gamma + Gkk みたいな production や p+p-bar -> Gkk -> f f-bar のような反応がおこって、その断面積は大きく LHC で Ms = TeV 位だと 10-100 fb 位はある。
そもそも LHC の colliding energy が Ms を越えてしまうと coupling はどんどん大きくなっていくので、Ms が小さければ、運転後すぐに見つかるだろう。

これとは別にBlackHole の問題がある。4+d 次元での Schwarzschild 半径 (rs)というのが計算できる。基本的に衝突がrsの半径内で起これば良いと言うことなので、断面積は pi*rs^2。Mp = 1 TeV だと、nb 位になる。これは凄い量で、10^34で LHC が動くと 10Hz でBHが出来ることになる。これだと、すぐに見つかるだろう。
もし、かりにこういう状態になったとすると、出来るのは QCD の event か BH ばかりと言うことになって、これ以上高エネルギーの collider を作る気が無くなるでしょうね、と講議は締めくくられた。

Mplanck (10^19 GeV)というのは絶対に到達できないと言う思い込みがあるので、Mplanck を越えた後の世界というのがうまく想像できない。蛇足だが 10^19 GeV は 10^28 eV なので 10 XeV (xona electron volt)だ。

次回は最終回で Randall-Sandrum の Warp した Extra Dimension の話。UED というのにも興味があるのだがそれは質問してみよう。

オシロ Agilent DSO9404A

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オシロの機種選択第3の候補はAgilentのDSO9000シリーズ。
ちなみに Agilent は旧 Hewlett-Packard 。
今までの機種よりひとまわり小さく軽い気がするが、画面はかなり大きく一番大きいのではないだろうか?
こいつも WIndows XP で起動に時間がかかる。タッチパネルを使ったUserinterface は単に windows の font を大きくしてあるだけかも知れないが、今までで一番使いやすい。
気になる波形データの転送速度だが、LeCroy と同程度の速さで、レコード長を短くすれば 100Hz 以上でとれる。サンプリング速度は 20GHz で LeCroy の半分だが、この速度でとることは無い気がする。気になるのは data をとりながら本体の設定(水平軸)を変えたら二度フリーズした。無茶なことはしてはいけないということか。
LeCroy との勝負だが、個人的にはこれの方がいい気がするが、どちらも問題なく使えるので、値段と相談することになる。

CD Rafal Blechacz Chopin Competition Live

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Poland で買った CD。
現地支給された日当が使いきれず困っていたところ、collaborator から CD が安いと教えてもらった。確かにPoland 製作なら安いかもと思い見に行ったところ、ショパンコンクールの優勝者 Blechacz のコンクールのライブ3枚組が安く売られていたので買った。3枚で60zl (1800円)。日本国内版だとほぼ同内容で一枚3000円もするので、まあ、お買い得だ。
コンクールでの演奏のほとんど(一部含まれていないようだ)と、受賞コンサートが含まれている。
演奏についてはよくわからないが、品がある感じがする。コンクールの演奏と言う気が余りしない。。

蕎麦 那由他

那由他は九重小学校の近所にある非常に有名なそばやで、グルメ本等にも良く登場する。
最近改装で休業していたがもう開いていた。
せいろそば840円は十割で非常に細く、そして短い。最初にいったときはもう少し太く長かった気もするが、最近はずっとこれ。つゆは甘くなくて好みの味。細いからだと思うが非常に軟らかくて余りそばを食べた気がしない。好みからはかけはなれていっているので次は田舎を試してみよう。

Poland のジャンク?フード

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昼食はなるべく軽くすませるのだがそういうときに役立つのがサンドイッチの類。
左上はKrakowでも非常に良く見かけたケバブ。牛と鶏で残念ながら羊は無い。10zl位。
右上のようなフランス的なサンドイッチも良く売っている。左下のホットドックはフランスパンなので食べにくい。この他に食べなかったがユダヤ系のパンも非常にポピュラー。
水はヨーロッパらしくガス入りが売っていて嬉しい。いくつか買ったが左側の青いものが軟らかくて、ガスが強く好みのものだった。水は500mlで1.8zl(55円くらい)。

Poland の料理

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ポーランド料理と言っても余り思い浮かぶものは無いのだが、色々食べて来た。
上左) Bigos というザウアークラウトと肉の炊いたん
上中) じゃがいものパンケーキ、キノコとクリームのソース
上右) Pierogi というポーランド版餃子。具は色々で甘いのもある
下左) ジュレックと言うすっぱいスープ
下中) ポーランド版ロールキャベツ。肉と米入り
下右) Golonka という豚足の煮物
あと、ソーセージとか総じてドイツみたいな食べ物が多く魚は余り見かけない。

EPS at Krakow Plenary (2)

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Plenary の二日目はDark matterと Cosmology が中心。
Pierr Auger の GZK 宇宙線の flux にはちゃんと GZKの効果が見えている。HiRes の結果とはずれているのだが、Energy の scale を少しずらせばぴたりと一致する。Absolute Energy の calibration が難しいと言うことだろう。GZKをいったん認めればそれで calibrate できるのでいいと思うのだが。

Dark Matter の直接 search は cosmology からくるrelic abundance を信じれば質量とx-section の関係に制限が付くので 10^-9 pb 位のところを目指せばいいことになっている。これは Li Xe にすると 100kg-1t 位の検出器でいいと言うことなのでもう一歩のところまできているのがわかる。

高エネルギー宇宙線の人は Fermi-LAT の結果が中心だったのだが、Pamela/ATICとの関係については何も言わず、AGNとかそういう話をし出す。素粒子物理の会議だと言うことをわかっていないのだろう。

W の話をしたのは CDF の人。 Tevatron でもZがたくさんできるようになったので tracking の calibration がどんどん進んで W mass の精度がどんどん上がっている。D0の方が LEP2よりエラーが少ないらしい。 LEP2は加速器の energy の精度で決まっているのだが、それより良いというのに驚く。

会議の後はバスで移動して Dinnar があった。写真は dinnar からの一コマ

Poland のビール

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ポーランド人はどうやらビールをよく飲むようなのだが、ビールは非常に安い。
観光地のカフェやレストランでのビール500mlの値段は6-9zl位。つまり180-270円。スーパーで売っている500ccの缶は3zl位だ。日本だと高級なチェコのピルスナーウルケルも4.2zlで売っている。日本はビール以外は安いがビールは非常に高い。
写真の左は現地でpopularなビール、上から Zywiec, Okocim, Tyskie。個人的にはOkocimが苦みが少なく白ビールに近い味で気に入った。右は大量に飲むときに最適なビアサーバー、3.3lで35zl(1000円)。

EPS at Krakow Plenary (1)

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Plenary の初日。
Higgs Search のサマリーがあった。Talkをしたのが昔 Tevatron での Higgs search の sensitivity report を出した Conway という人。その report では今解析に使っている 2.5/fb くらいで125 GeV位まで exclude されているはずだったのだが全く届いていない。その理由は mass resolution が全然あがっていないのと、b-tag の efficiency があがっていないから。
現在の sensitivity のままだと、10/fbためても 95%CLでexclude できるかどうかと言うところ。discoveryにしても mass peak など絶対に見えず Multivariable Analysisの結果という訳のわからないものを見せられて発見だと思えと言うのだがらかなり無理がある。もっともこれはLHCでも同じで、H->gammagamma以外は mass peak は無い。
一つだけ良い知らせはCDF(3.5/fb)でWW/WZの2Boson eventが見えている気がすること。こいつは Higgs ほとんど同じ final state で xsection が何倍も大きいのでこいつが見えないと見つかる気が全くしない。

午後からLHCのtalkがあって、加速器の人が現状を説明、11月に運転開始予定で、エネルギーはまだ決まっていないそうだが 5+5 TeVにはいけないらしい。

夜は街の教会で地元のオーケストラによるコンサート。前半はMieczyslaw Karlowicz という人の曲が2曲で、曲調からロマン派位だろうと見当をつけたが1876年生まれだった。後半はBeethovenの交響曲6番。20年ぶりくらいに通して聞いたが良い演奏だったのだろうか?

写真はヴァヴェル城の朝と夜。

EPS at Krakow Excursion

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日曜日は会議はお休みで一日excursion
Conference のツアーを利用してアウシュビッツに行ってきた。
20年くらい前にかつて共産国だった時代に一度行ったことがあって余り見て気持ちのいい施設でないのは知っているのだが、沖縄のひめゆりの塔や、広島の平和公園のように、人間として見過ごしてはいけないところのような気がするので参加することにした。
クラクフの街からバスで1時間くらい、今回はちゃんとした英語のガイドがついていて、各施設を説明してくれる 108zl。写真の左側はアウシュビッツの施設の有名な門、右はアウシュビッツが手狭になって建設された第二アウシュビッツと言うべきビルケナウの入り口通称『死の門』。
アウシュビッツと違いビルケナウは建物が余り残っていなくて、煉瓦で作られた煙突だけが見渡す限り整然と並んでいる。アウシュビッツの何十倍も大きな、殺人のための施設。ここで100万人を超える人がガス室送りになったわけだが、緑豊かで整然とした眺めはここで行われた凄惨な事実に反して大変美しい。
ガイドの話方がシリアスで内容も悲惨だから、当然参加者に笑顔は全くない。
私は参加しながら日本人として、沖縄戦や、広島長崎の原爆、東京大阪の大空襲でアメリカ人に虐殺された多くの日本人のことを思わずにはいられなかった。大変失礼な言い方だがユダヤ人の場合は何というか被害者としての立場がはっきりしているが、日本の場合戦後の国の成り立ち上、politicalに、うやむやにされているところが悲しい。

EPS at Krakow (4)

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3日目は午前中に最後のパラレルがあって、昼からはECFAと合同でヨーロッパの高エネルギーの今後を話し合うセッションがあった。
宇宙、エネルギーフロンティア、B-factory、neutrinoと順番に偉い人が話していく。
B-factory は LHCBの中田さんが話された。INFNのSuperBとKEKのSuperKEKBの二つの比較があって、KEKが最近は INFN の方式に方向転換したと報告されていた。概算要求とかそういう具体的な話はなかったがKEKは来年度から upgrade を始めるつもりだといっていた。議論は世の中に二つ b-factory が必要かと言うことになり、競争は結果を出してきているが、本当に必要なの?というまとめ方で終わり。イタリアの人がコメントを出して、『もし一つしかできないなら polarization ができる方にすべきだ』とINFN案の優位性を強調していた。
ある、ドイツ人からは『同じような実験施設が日本にできようとしているの予算が下りると思っているのか?』とシビアなコメント。これに対してイタリア人が『競争はいいことだ、やりたいことがあるのだから二つあってもいいじゃないか』とかなり熱くコメントしていた。
写真は仕切りを取り払って一つの大きなホールになったところ。

EPS at Krakow (3)

二日目もパラレル。午前中はニュートリノのセッションにいた。
Neutorinoless double beta decay の talk がいくつかあって、原子炉の theta(13) の double choozと daya bay の実験、Solar-nu の bolexino と続く。
Bolexino は KamLAND と似た実験だと思うが、background が極度に小さくて 7Be の flux が測れている。もっともポロニウムの巨大なbackground が 7Be に重なっていて fit はかなり ugly だ。KamLAND も 7Be を目指してシンチレーターの蒸留をしていたはずなのだがどうなっているのだろう?
MINOS はtrackのchargeがわかることを利用してanti-nu_mu の disappearance の結果を出していた。これによると nu_mu の結果に比べて 1.9 sigma event が少ないそうだ。これを調べるために horn magnet のpolarityを逆にして運転する可能性があるとのこと。
長らく時間がかかっている OPERA の talk もあった。2008年度はようやく加速器が動き2009はもっと順調に動いているそうだ。2009のdataがたまると3-4x10^19 POT になって、数個のtau event が期待できるらしい。

午後は自分の talk がある flavor physics の session に行ったのだが、500人以上はいる会場に50人はいなかったと思う。上の方にいる人は涼しいところでパソコンを使いたいためだけにいるという感じで実際 talk を聞いている人は 20人くらい。誰も質問しないのでchair person がかわいそうだった。
私の talk は最後から3番目くらいだったのだが、そのころには人もさらに減って、空気に向かって話しているような感じだったが、何とか終えることができた。このころには chair person も諦めてしまったようで質問は無かった。一応これで私の仕事は終わりである。

EPS at Krakow (2)

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EPSは参加者がたぶん800人くらいいる。最初の3日間はパラレルで7つくらいある。午前中はコスモロジー関係のセッションに出ていた。ATICの talk はキャンセルになったが、Fermi-LAT, HESS, Pamela と最近話題を提供しているグループの発表が相次いだ。HESS と Fermi の測定は consistent なのだがHESS は gamma と electron の区別があやふやなので信頼性は低いと思う。 Pamela と Fermi-LAT は Pamela で e-+e+ の flux を出せば比べられるのだが、そういうデータは出していない。システマティックがあるから比しか出せていないのだろう。発表がなかった ATIC については夏に新たなデータを出すそうで、それではピークが小さくなっているそうだ。いずれにせよ、プロットされている誤差だけを信用していると、互いに一致している測定の方が少ないという感じなのでそういう目で結果を比べる必要があると感じた。
午後はHiggs Search関連。昔一緒に働いた人たちがたくさんいる。 Tevatron の解析の話がメイン。かなりの勢いで解析の sensitivitiy があがっているのだがそれはほとんど ANN とか BDT とかそういう多変数解析のアルゴリズムを投入したからで、LEP的になってきたということか。MCがあっていないと悲惨なことになるから TeVatron ではどうかと思うが、超保守的なCDFでよく認められたなと思う。D0 との競争のおかげだろう。最新の combination は Lepton-Photon で見せるそうだが現段階で115から130の間に全く excess がない。これは悲しむべきことだ。
Combination の talk をした人は10 /fb たまれば exclude できるというのだが、3 sigma observation の事は mension しない。どういう予想なのだと質問したが、ろくに estimate していないようだった。見つけてやろうという気概が感じられなくて残念だった。
写真は会場中と大。どちらも asymmetric だが、これは半分で区切ってあるからで壁の向こうに対称形の部屋がある。 plenary のときは大の仕切りをとって 1100人収容にしてやるみたいだ。

ANA の機内食


ANA の機内食。
スナックとともに出てくる飲み物にはウォッカトニックを頼むことにしている。いつも乗るJALでもそうだが作り方が濃い。たぶん1:1位で作っている。スチュワーデスの人たちはこれくらい濃いのが好きなのだろうか?半分くらいがまんして飲んで、次にきたときにトニックウォーターだけ足してといって渡したら、さらに濃いお代わりを作られてしまった。声が聞こえなかったのだろう。
食事は二種類から選べたのだが僕の席にくる頃にはカルビ丼しか選べなかった。食事の時には泡ワインを頼んだが、出てきたものは冷えて無くて、しかもまずかった。シャンペンでないフランス産だった。降りる前の食事は豚バラ肉のトマト煮。全然おいしくないから適当につまんで半分くらい残す。
最後の写真はPolish Air のフランクフルトからクラクフの飛行機ででたサンドイッチ。これが一番おいしかったかもしれない。

EPS at Krakow (1)

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EPS に参加するために Krakow にきている。
朝の8時に KEK を車で出発して Krakow のホテルに着いたのは22時。時差が7時間あるから21時間かかったことになる。さすがに疲れた。
今はEPSの会場でこれを書いている。Krakow の街は全然見ていないが、結構都会だ。走っている車もきれいな車が多くて、そこそこ豊かな街だと言うことがわかる。会場はヤギエロニアン大学のAuditoriummで規模としてはつくばのエポカルより少し小さいという感じのモダンな会場。
写真は飛行機の中でとった GPS(Holux m241)の写真。932km/hと表示されている。速度は飛行機のディスプレイの値と一致するが高度は違う。ディスプレイが3桁しかないので1000km/hをこえると999になる。

EPS の practice talk

EPS という会議がある。日本物理学会のヨーロッパ版だ。今年はポーランドはクラクフで行われる。
私も talk をアサインされて行くことになった。明日出発で8泊9日だ。
Belle は物理の結果を話すときは必ず練習しないといけない決まりなのでちゃんとスライドを作って練習に参加した。既に解析は終っているので簡単な部類だ。12+3分の発表でスライドは14枚。表紙と最後は飾りなので丁度いい位の量だと思う。練習のための練習は真剣にやっていなかったので喋りすぎて時間を超過してしまった。通常、本番ではアドレナリンのせいで早口になるので少し長めになるくらいで丁度いいと言うのが経験則だが今回は少し長すぎた。可哀想な physics coordinator 氏は昨日から二日間 Belle 全体で17ある talk の練習全てに出ていらっしゃる。
僕はスライドはちゃんと完成してからでないと旅立てない人なので、普段からスライドをちゃんと作って、USBメモリにいれて、心配だからweb に上げてから旅立つことにしているのだが、今回は練習もしたので、指摘された部分を直して、既に conference の web site に upload してしまった。荷物が重いときはパソコンも持っていかない。今回はカメラが重いので持っていかない方向に傾いている。

物理セミナー サブミクロン領域での未知の力

今日の物理セミナーはサブミクロン領域での未知の力の探索の話し。
ようは短い距離のスケールでの重力相互作用の検証実験。
最近流行の extra dimension の理論によると、n=2 の extra dimension の大きさはおよそ 1mm、n=3だと1nmだ。重力理論が有効だと証明された一番小さいスケールは44umだそうだ。
この実験はもっと小さい1um程度の検証。実際のところは金属板と金属球の間に働く力を距離の関数で測り、その変位をカシミール力で fit して合わない分を重力+未知の力の効果とする。
カシミール力とは導体間に働く引力で電磁場の零点振動エネルギーが境界条件により差を生じること起因するそうで、基本的にQEDで正確に計算できる。すぐに想像できることだが電磁気の力は重力より物凄く大きいので電磁気力が働く物を測って重力を制限しようと言うのは結構無理がある。
この実験では球面半径20cmの金属をねじれ秤に固定された金属板に6.5umから0.5umまで0.3umステップで近づけていって力を測っていく。ねじれ測りの反対側の端は電極になっていて電圧を加えることによりねじれをキャンセルする力をかけられる。ねじれはレーザー変位計でモニターし電圧をコントロールする。結果として秤は動かない。このときの電圧が力に相当する。
結果としては1umでは世界最高の制限がついて、重力からの補正が10^10位のところまで制限されたらしい。ということはまだ重力の10^10倍のcoupling までしか殺せてないと言うことだと思う。
現時点で実験の精度を決めているのは実験装置の振動で、それを抑えるため岩手県の山奥の実験施設で実験をしておられるそうだ。将来的にはこの揺れを1/10位まで抑えて感度を上げたいそうだ。揺れの他にも傾きと言うのもあって、東京あたりだと、月の移動により建物の傾斜は10urad 程度動くそうである。潮汐力おそるべし。

図は Phys Rev D78 022002 からの引用で重力に対する未知の力の大きさを距離の関数で plot したもの。色がついたところは exclude されている。Y=1 (10^0)が重力の scale だから44um程度まで exclude されていると読むのだと思う。この実験は1umだからグラフの左端の10^10以上のところを exclude したことになる。

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Endcap を開けた理由

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CDC の修理を始めたそうなので見てきた。何しろこの為だけに endcap を開けたのだ。
左の写真はエンドキャップの中、CDC の end plateの裏だが、蓋の一部をめくって中を見ると右のようになっている。多分、高圧電源を供給しているところ。読み出しは反対側についていると思う。蓋を外さないといけないのでなかなか見られない絵である。このケーブルの一本を半年前に別の修理で開けたときに触ってしまって接触が悪くなったらしい。
半年前の修理の後ちゃんとチェックしていれば開け直さなくてすんだのだが。
修理自体はすぐに終るが、開け閉めにはそれぞれ6人がかりで3日の時間と、それなりのお金が必要だ。

バフンウニ

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夏の旬といえばウニ。そのへんで売っているのは多分ムラサキウニでバフンウニと書かれた物はなかなか見かけない。以前西武でウニを見つけたとき店員にバフンウニかムラサキウニか聞いたら誰も答えられなかった。このへんだとそのくらいのレベルなので買うのは多分無理だ。
バフンウニの季節は限られているのでWebで買ってみた。北海道産は高かったのでひよってロシア産にしたのだが発送前に店から連絡がありロシア産が入荷しなかったということで無料で北海道産にグレードアップされた。100gで1500円くらい+送料。ちなみに北海道産は2500円くらいだ。
見たところ身が余り赤くないのでムラサキウニと区別がつかない。一部は生で、一部は塩辛にと色々食べたが、生でごはんと食べるのが一番おいしい。

Tektronix DPO7000 と LeCroy WavePro 700Zi

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測定器開発室でオシロスコープを買おうと言うことになって機種の選定をしている。予算と性能を秤にかけて選ぶわけだが、今回は2GHz位の帯域を持つものがいいと言うことになった。
このクラスになると車が買えるくらいの値段なので、カタログを見て決めると言うわけにはいかない。デモ機を貸していただいてテストしてみた。
最近のオシロについている色々な機能と言うのは私の場合ほとんど必要ない。どうせ、アナログシグナルしか見ないしレコード長も数万もあれば十分。FFT 等の機能も波形を取り込んで計算機でやる方が簡単だ。
このクラスのオシロはだいたい似ていてディスプレイ一体型のPCにPCI接続でオシロのハード部分がついていて、オシロとしての機能(user interface)はWindowsのプログラムで実現されている。基本的に Windows なので起動するのに非常に時間がかかる。これはかなりむかつく。
User interface は昔ながらのハードウェアスイッチやダイヤルでする部分と、Windows のプログラムでやる部分があるのだが、後者はPCなのでマウスを接続してやるか、ディスプレイのタッチパネルで操作することになる。この部分の出来は LeCroy の圧勝で、まあ、普通にオシロを使ったことのある人ならそれ程ストレス無く使えるのではないだろうか?テクトロは最悪で例えば入力のカップリングを変えようとするとプログラムのプルダウンメニューから選ばないといけないのだが、それを間違えること無く指でやるのが不可能に近い。マウスは必須だと思って良い。この時点でテクトロを買う気はかなりうせてしまった。テクトロのオシロの user interface はどんどん悪くなっていっている気がする。例えばDPO3000 よりも TDS3000 の方が圧倒的に使いやすい。LeCroy も面倒であることは違いなく使い勝手は例えば20万円くらいで買える安いオシロに完全に負けている。
次にネットワークに繋いで波形の取り込みを試した。適当に function generator から pulse を送ってやって波形を VXI11 を使って計算機に取り込む。セルフトリガー機能付超高速FADC代りに使うわけで今回の購入目的の一つでもある。簡単にプログラムを書いて試してみたところ、LeCroy は最高80Hzでデータがとれたのに対し、テクトロはどんなにレコード長を短くしても16Hz以上ではとれなかった。
他の人はどうか知らないが私としてはこの段階で勝負あったと言う感じ。
出張後には Agilent のDSO9000というのを試す予定である。

Xacti DMX-CG10 + トダ 804LW

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トダのワイドコンバージョンレンズ 804LW をつけたCG10は先日の作業現場などの撮影に役立った。やはり、屋内だと40mmはキツイ。写真は某所から撮った筑波山。左側がそのまま、右がワイコンをつけて撮った写真。上はムービーモード中にシャッターを押し、下は写真モード。写真モードとビデオモードでずいぶん画角が違う。カタログ上は38と40mmなのだが見た目はずいぶん違うものだ。ワイコンをつけるとビデオモードの範囲でも周辺が少しナガレる。
それよりも、それぞれの左の方に写っている緑の縞模様が気になる。きっと故障だ。

Belle Genaral Meeting と秋の運転予定

Belle2 の Meeting に続いて現行 Belle の General Meeting が行われている。
日程の都合で土曜日になったにもかかわらずたくさん人が出ている。
ここで秋の運転スケジュールが議論された。多分現行 Belle 最後となる秋の加速器の運転は電気代の残り具合にもよるが10月17日から12月24日の約8週間と一応決まっている。このうち3週間をY5Sで3週間をY1SかY2Sで運転し、残りの2週間は加速器のスタディーにまわすと言うことになったようだ。
Energy を下げると Luminosity が下がる傾向があるのだが、これの理由はわかっていない。加速器の人は Belle の Solenoid 磁場の cancellation がうまく働いていないからだと言っているが、とりあえず Belle のせいにすると言うのは良くあることだが、あまり当たったことは無い。これを調べるために energy を下げると同時に Belle の磁場も下げようと言う話がある。磁場を変えると track の curvature と momentum の関係が変わり非常に面倒なので Belle 側は余り協力的ではない。

スピードメーターの誤差

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車のスピードメーターの Calibration が気になったことは無いだろうか?自分の車のメーターは100kh/hを差しているが実は110km/hだったらどうしよう?おそらくトランスミッションあたりで回転数をモニターしていて、それに減速比とタイヤの大きさを元に計算した factor をかけて表示しているのだろうと想像する。タイヤの大きさをモニターしているとは思えないから例えば半径30cmのタイヤが3mm擦り減れば10%速度は速く表示されるはずだ。
少し web を調べてみると誤差は車検で -10% +15%と決まっているそうだ。+15%は良いとして-10%を許していいのかと思ってしまう。スピード違反で捕まったとき車検で許されている誤差の分は大目に見てくれると言うのだろうか?
Holux のGPS m241は速度を表示してくれるのでそれと比べてみたのが写真だ。GPSが100km/hを差しているときスピードメーターは103km/hだ。何度か比べてみたが私の車は約3%弱速く表示されるようだ。とりあえず、安全方向にずれているので良しとしよう。
ちなみにこのときギアは6速に入っていて回転数は写真のとおり3500rpmだ。私の車は9000回転位まで回るので空気抵抗に limit されなければ250km/h位は出るということになる。

神田?B級グルメ

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先日の東京出張中時間があったので神田、神保町で食事して来た。ちょうど出張の前にテレビで神田近辺のグルメを紹介していたのでその中からニ店。
左は八ツ手屋という天ぷら屋。天丼上900円。古い下町の天ぷら屋らしい黒いたれがかかっている。海老が2本と小麦粉たっぷりのイカのかき揚げ。味は極甘。粉が多くてお腹はふくれるが正直いっておいしくない。店は古くて風情があるのでその風情を感じにいく店だろう。
右は神保町の東京ラーメン伊峡。430円と土地柄を考えたら格安。多分チキンのあっさりしたスープ、細く黄色い麺。客のほとんどは炒飯とのセットの半チャンラーメン650円を頼んでいた。
両店とも一度行けば十分と言う感じだった。
神保町は13時頃だったのだが、昼ごはんを外食する人が非常にたくさんいて、また、店も数え切れないくらいある。さすが東京。

Endrun Party

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昨日は Belle2 Meeting のパーティーと KEKB Endrun Party が合同で行われた。
Belle2 側は meeting の最中と言うことで contribution は少ないのだが、私はいつも加速器の人から直接魚料理を頼まれるので那珂湊漁港に一緒に買い出しに行ってきた。
那珂湊漁港にいく道の途中に巨大な干し芋のオブジェがあるのを御存じだろうか、1年半程前に作られたのだが街中に突如現れるのでかなりシュールである。
那珂湊漁港のあたりで買い出しを終えて帰りに大洗の『大森』で海鮮丼を食べて来た。非常に盛り沢山で魚だけでお腹がふくれる。特選海鮮丼1800円。
パーティーでは鰹を一匹買ってきて(1000円)たたきを作った。写真はバーナーで皮を焼いたところ。鰹は安く買えたのだが薬味が実は1000円かかったので薬味を食べているのか鰹を食べているのかよくわからない。たたきにならなかった部分の身はちゃんと角煮にしたのだが、出来たのが遅かったのか余りみなさんの目に入らなかったようだ。Belle2の参加者がたくさん来たので結構人が多かった。140人くらいは来ていたようだ。

物理セミナー CMB

昨日の物理セミナーはCMB(宇宙背景放射)について。
今、Belle2とT2Kのミーティングが行われていて会場が無く小さいところでやる予定だったのだが、T2Kの人の好意でセミナーホールを貸していただいた。今旬?のCMBのトークということもあって予想以上に人が多くて100人くらいいたのではないだろうか?間違いなくBelle2 Meeting より多い。
私はほぼ全てのセミナーに出ているが時々ここは高エネルギー研究所じゃなくて宇宙物理研究所なんじゃないかと思うことがある。普段のいわゆる高エネルギーの実験の話しだと高々20人くらいなのに宇宙ネタになると100人くらい人が来る。
セミナーの内容はCOBE/WMAP/Planckの測定でコスモロジーについて何がわかったか、これから何がわかるかと言うこと。これらのCMB の測定は宇宙背景輻射のゆらぎを測って宇宙のCMB のゆらぎマップを作る。次にこれらの二点間の相関を見てやると、周波数分布みたいなのが出来る。広い宇宙の二点間に相関があると言うことは宇宙創成時まだ早い時期に起きた何かの情報をもって宇宙がひろがったと考えられて、コスモロジーの定数に関する情報を持つ。実際、宇宙の年齢とか、宇宙の構成要素の割合とかが精密に測られている。
これとは別にCMBの偏極も測られている。これは最近話題になっていて B-Mode の偏極というのは重力波の効果で作られると考えられていて、これを測ると宇宙創世記の情報がさらに得られるわけである。
もう一つおっしゃっていたのは二点相関でなくて3点相関を測ると言うもの。3点の相関と言うのは一つの field では作れないと言うのはなんとなく(あくまでなんとなく)想像できる。だから、Planckの測定で三点相関で大きな値が得られれば、世の中はもう少し複雑なメカニズムが働いていたと言うのがわかるそうだ。

Belle2 Collaboration Meeting

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Belle2 のcollaboration meeting が行われている。
Belle の meeting とは違って人が多い。3号館セミナーホールが寂しくない(左)。
午前中は全体セッションで、文科省に SuperKEKB と Belle2 の概算要求(合計350億)が出されたことが報告された。今年中に結果がわかるらしいのだが、選挙で政権交代となればどうなるのだろう?ともかくこれがとおれば晴れて Upgrade は正式承認となる。
午後からは Parallel で ECL も開かれた。驚いたことに今だかつて無い程たくさんの出席者がいた(右)。韓国と台湾の人達が来たからだ。いくつかある upgrade の option のうち PWO は結晶を作る会社がラインを止めてしまったらしく厳しいとのこと。また、APD 読みだしのノイズが 2MeV 相当と言うことで結構厳しそう。

CD Leif Ove Andsnes Janacek/Nielsen

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最近買った CD
Andsnes の Janacek と Nielsen の2枚組。1300円くらい。
村上春樹さんの小説1Q84でヤナーチェクのシンフォニエッタが使われていて話題になっているらしい。私はピアノ曲しか聞かないのでシンフォニエッタは知らないが、ヤナーチェクのソナタは好きだ。通常重複してCDを買わないので同じ曲をいくつも持っていたりしないのだが、ニールセンを余り持っていないし、アンスネスだし二枚組で安かったので買ってみた。
ヤナーチェクのソナタの第一楽章のピーンと張りつめた緊張感のある悲しく美しいメロディーを聞いていいと思わない人がいるんだろうか?。ヤナーチェクは民族楽派に分類されたりするんだろうが、生まれが1854年なので時期的には後期ロマン派。ソナタの書かれた1905あたりの曲を探してみると、Albeniz のイベリア、Debussy の Images、Ravel の Mirror、Scriabin の Sonata 4と5, Rachmaninoff の Prelude Op.23 等がある。
Andsnes の演奏は若干走り気味な気もするが妙な引っかかりやタメが無く自然で音楽に集中できる。持っている3種の中では断然いい。

パスタ ラザニア

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先日作ったミートソースの余りで季節外れな気もするが Lasanga を作った。
ミートソースさえ作ってあれば、ホワイトソースはすぐ出来るし、たいした手間ではない。
ラザーニャをゆでる鍋の火とオーブンの余熱の開始が最初にする作業だ。私のオーブンはmicrowaveと兼用の安物の電気オーブンなので余熱に時間がかかる。
ラザニアをゆでている間にホワイトソースを作り、入れ物にオリーブ油を塗って、ゆで上がったラザニア4層分(皿が小さいので3枚を切って4層分にする)の間にミートソースとホワイトソースとパルメジャーノとモッツアレッラを適当にはさんでいって、最後は余ったホワイトソースを外側にして、チーズを載せる。ラザニヤにはさむ部分は薄くして余り欲張らない方良い。20分程焼いて焦げ目をつけパセリをふってできあがり。
ミートソースはまだ消費し切れず余っている。

Endcap 開け作業 三日目

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Endcap 作業最終日
昨日の晩のうちに全部外して養生してあった Endcap のケーブルと配管を確認し(左上)、エンドキャップ引き出し治具を取り付ける(右上)。Endcap 自身は 20t 位あるのでBelleの構造体から切り離して重量が治具の方に移ると必ず動く。これをジャッキ等でちゃんと修正して構造体にはまっていたときと同じ位置に align しなおしてから引き抜く(左下)。この修正が結構厄介で結構時間をくう。今回は前回閉じたときから期間が短かったからかずれが少なくてそれ程苦労せず align できた。
引き出しきったら(右下)内部アクセス用の足場をつける。

Endcap 開け作業 ニ日目

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Endcap を開ける作業の二日目。
Endcap 引き出し治具の左右を連結し(左上)、半月板と言うEndcap と治具を固定する治具をつける(右上)。Endcap を引き出す前に、引き出し治具を使って Endcap と 最終4極磁石のすき間を埋めている鉛シールドを取り除く(左下)。最後にエンドキャップの上にアクセスできるよう足場を組んで(右下)今日はおしまい。
このあと、明日の朝までに物理屋はECL と ACC のエンドキャップのケーブルを外す。ECL は比較的簡単だが ACC はひどく面倒臭い。毎年のように Endcap を引き出すと知っていればもう少し考えてコネクターを作っただろう。
明日は引き出し治具をどこにもあたらないよう引き出せるよう正確に Align して Endcap に設置したのち、引き出す。

Endcap 開け作業 一日目

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今日から Endcap を開ける作業。
写真は Endcap の外側にある 磁気 flux の Return Yoke を開けているところ。ようは直径10m弱くらいある巨大な鉄の板を何枚か重ねたもので Belle の重量物でも、最も重い部類に属する。この構造物だが動かすのは人力である。チェーンで減速された直径30cmくらいのハンドルをぐるぐる回して開けていく。いくら重くても、転がり抵抗の小さなレールの上に乗っていれば動かすのは容易ということか。
明日は写真の奧に見えている Endcap を引き出す治具を設置して、それを使って鉛シールドを引き抜き、足場を組んでEndcap から出ているケーブルの処理をする。

プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと
中村円眞堂@instagram

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