スコッチ Port Ellen 1983 Douglas McGiggon

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現在も生産しているすべてのアイラモルトは飲んだことがあるが、ポートエレンは飲んだことが(多分)なかった。
83年に閉鎖されているので、早めに飲んでおかないとどんどん高くなっていく。一本買うと3万円位するのでためらっていたが、バーで見つけて飲んでみた。これは25年物で一杯1500円。あまりアイラらしい煙い香りはしない。少し樽の甘い味がしてその後アイラらしい味がやってくる。

宮古そば なかじゃ

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なかじゃは池間島にある食堂。店に行ったら休みだが人はいて、そばくらいだったら作ってあげると言われて食べてきた。小500円。これも標準的な宮古そばだが、少しだしが濃い。麺の感じも慣れてきたのでこれで特に不満がなくなってきた。
昼を軽く食べてかつ宮古っぽいという食べ物が余りほかに思いつかなかったので結局3泊4日で計5杯も食べた。沖縄本島よりそば屋密度は低い感じだし、朝からやってたり、夜遅くまでやっている専門店があるわけでもないので、そばにたいするスタンスというのも少し違う感じ。総じて麺はソフトで、つゆはあっさりしている。

宮古そば 大和食堂

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大和食堂は平良にあるそばや。小450円。
具は標準的な豚肉とかまぼこが麺の下に入っている入っているスタイル。かまぼこといっても宮古島独特の薄くてあげてあるもの。麺は少しだけ歯ごたえがある感じ。つゆはあっさりしているがうまみは結構ある。
ここもカレー粉がおいてある。

宮古そば 古謝 と 丸吉食堂

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昼食はせっかく宮古島にいるということで宮古そば。沖縄本島ほど店の数が多くない気がするが、スーパーとかに行くとたくさん宮古そばのゆでめんが売っている。
古謝は市役所そばの繁華街の近くにあるそば屋。小400円。あっさりしたつゆで麺が乾麺を湯がいたみたいな腰のない感じ。
丸吉食堂は島の南東方面にあるそば屋。小370円。つゆににんにくの香りがして少しけものっぽさがある。麺の感じは同じ。カレー粉がおいてあって好みで入れる。これが結構合う。

宮古そば すむばり

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冬休みをとって宮古島に来ている。同じ日本国内とはいえ宮古島は侮れない遠さ。朝7時にアパートを出て、宮古島に着いたのが15時頃だ。日頃の行いのせいか、滞在予定の期間ずっと天気が悪いらしい。
移動中何も食べていなかったので、すぐに『すむばり』に宮古そばを食べに行った。400円。
沖縄そばみたいなもので麺はストレート。乾麺をゆでたようなあまり弾力のないどちらかといえば粉っぽい感じの麺。並でもすごく多くてお腹いっぱいになり、沖縄では基本食べ物の量が多いことを思い出した。つゆはかつおが強めでかなりあっさりしている。具は豚肉の煮たものとカニカマ。麺の食感があまりよくないのであまりおいしいと思わない。

イルミネーション

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イルミネーションと言うのがはやっているらしい。表参道(左)、丸の内(中)、カレッタ汐留(右)。大変な人の数だった。

End Run

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24日の朝で今年度の運転は終了。Endrun パーティーがあった。
SuperKEKB/Belle2 の予算が通っていれば1/abを記録して大団円だったのだが、予算がどうなるかわからないままひっそりと終ってしまった。upgradeの予算が通るか、来年度の運転経費が認められなければこれで実験終了となる。
右の写真はBelleコントロールルームに残っていた多分最後の Event Display。

ラーメン 麺魂

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麺魂(めんそうる)は竹園のカスミの北西側、かつてまぐろ丼屋だったところに最近出来たラーメン屋で、確認したわけではないが花畑の麺魂の支店(暖簾分)だと思う。
ラーメン650円は高め。あっさりとした醤油味で麺は加水率高めで黄色いつるつるしたちぢれ麺。丁寧に作られているがこれといって特徴は無い。

竹園店は閉店しました。
花畑の方も閉店しました。

ECL の Calibration Constant

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ECL の calibration は実験番号ごとに行うことになっている。実験番号と言うのは加速器の運転の切れ目とかで分類するためにつけられた番号で、今回は夏以降はまとめて実験71と言うことになっている。そろそろ実験も終わりなのでdata の reprocess に備えて calibration constant を決めておく。
ECL の calibration constant は3種類あって pedelstal, gain, cosmic と名付けられている。Pedestal は自明だが、gainと言うのはphotodiode以降のエレキのgainのことで、PreAmp に直接決まった charge(8種類) を inject して測定する。これで、charge と ADC(TDC) count の対応を決める。cosmic というのは TDC count から energy に変換する constant でこれは bhabha の energy が正しくなるように決められる。なぜこれを cosmic と言うのかは、良く知らないが、install前に各counterを cosmic ray を使って一度 calibrate しているのでその名残だろう。
私はこのうち pedestal と gain の constant を決めている。calibration 用の data は2,3日に一度取られているので、まずはそれを解析し、Beam 運転と違うconditionで取られたものや、明らかに変だったりするのをのぞく。
そして、各constant をボード1枚分ごとに平均を取って、calibration run の run number でplot すると、図のようになる。
左端は healthy な奴で、ほとんど変化していない。途中で少し jump しているのでこういうところで、使うrunを切替える。
真ん中は途中でBoardを取り換えたのであるところで gain が変わっている。これもあらかじめわかっているのでここで run を切替えることになる。
厄介なのは右のようなやつで、このグラフからだけだとよくわからないが、調べると1chだけとち狂ってしまっている。多くの場合は calibration の為に inject したcharge が不適切で上手く calibrate 出来てないものだ。仕方ないのでこういうのは手で、まともに calibrate 出来た run の値をいれてやる。当然少しはずれるが仕方ない。
結局、実験番号71に対するcalibration は3つのrunで行うことにした。

クリスマスの音楽

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私はキリスト教徒でないので余りクリスマスといわれてもピンと来ないのだが、クリスマスの頃にふさわしい音楽があるように思う。
バッハのカンタータ『主よ、人の望みの喜びよ』もそう言う曲の一つだと思う。この曲はマイラ ヘス(Myra Hess)によりピアノ曲に編曲されてクラシックピアノのスタンダードなレパートリーになっている。
いくつか音源を聞いたことがあるがその中では『Yuji Plays Bach』に含まれる高橋悠治の物が一番好きだ。ひどく素っ気なく弾いているように感じるのだが、かえってそれがバッハの音楽の崇高さみたいなのを引き出していると思う。

クリスマスのピアノ曲を集めた『Christmas Piano Music』というCDがNAXOSから出ていて、上記『主よ、人の望みの喜びよ』やReger編の『聖しこの夜』などが聞ける。ルロイアンダーソンの『そりすべり』もなかなかに楽しい曲である。

科学フェスティバル

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週末に科学フェスティバルというのがカピオであって、KEKもブースを一つ出していた。私は、人足として駆り出されて、来場者の質問に答えたり、出し物の説明をしたりしていた。
出し物はいくつかあったのだが、参加型のものとしては分光器を作ると言うのがあった。ボール紙を切り抜いて組み立て、Grating(回折格子) を張り付けるとスリットから入った光が分光されてスペクトラムが見えるというなかなか優れたキットだった。残念ながら参加者に動作原理を説明してもほとんど理解してもらえないので、結局虹のようなものが見えてフーンで終ってしまうのが悲しい。また、動作説明のポスターも光の3原色と言うのが a priori に存在するような書き方がされていて納得いかない。当り前だが、視細胞の感度分布がたまたまそうなっているにすぎない。
その他のKEKの展示では、SuperKamiokaNDE のパネルと20" Phototubeのがあったのだが、K2KやT2Kがあるとはいえ SuperK は宇宙線研の実験なので、KEKの展示として使うのには違和感を感じてしまう。宇宙線研の人が見たらどう思うだろう?
他のブースも色々見てまわったが、入口付近にある、子供の自由研究?の展示は面白い。多分御両親の助けがあるのだろうが、巧みにグラフが作られていたりしてつい真剣に読んでしまう。ダンゴ虫の食べ物に関する観察と言うのがあって、各食べ物へのだんご虫の反応に対する観測者のコメントが(多分本人はまじめに書いているのだろうが)面白かった。

浜松国際ピアノコンクールニ次予選

二次予選の課題は
Chopin, Liszt, Debussy, Scriabin, Rachmaninov, Bartok, Stravinskyのエチュード とSchubert, Mendelssohn, Chopin, Schumann, Liszt, Brahms, Franck, Faure, Debussy, Ravel の曲だそうだ。

今回は Scriabin の練習曲 Op.8-12 と Op.42-5 に注目して聞いてみた。
Op.8はショパンのOp.10を意識して作られているので12番目は当然革命のEtudeのように激しい曲で、左右オクターブ連打の練習になっている(と思う)。ポイントは当り前だがそれなりのスピードでちゃんと弾けると言うことと、オクターブ連打で奏でられるメロディーがしっくり来るかと言うこと。
何人か弾いた中では 61. Silvan Negrutiu さんがいいと思っていたら途中でかなり派手なミス。これが響いてか二次で落選。

Op.42-5は激しいAメロと甘いBメロがAABABA'と繰り返されながら激しさを増していく。Aは結構複雑で全ての音を弾きながらメロディーを埋もれないようにひく。Bは数あるクラシックのピアノ曲の中でも最上の必殺ともいえる旋律美で、これをいかにロマンティックに弾くかがポイントとなる。
何人かが弾いて、一人は激しく行きすぎて最後が崩壊気味、一人はBメロでぐっとテンポを落とし静かに弾く、ちょっと趣味に合わない。もう一人の63.Dmitriy Onyshchenko さんが一番しっくり来る感じだったが、彼も落選してしまった。

他の曲で私が好きなのは Ravel の La Valse。Ravelによるウィンナワルツで、豪華絢爛、かなり演奏効果の高い壮絶な曲。64.尾崎有飛さんの演奏は非常にソリッドで立派な演奏。グリッサンドもばっちり決まって良かったのだが、ちょっと杓子定規すぎたか?この人はめでたく二次予選通過。

CDMS II ダークマター

新聞を見ていると暗黒物質発見か?とか書かれていたので今日公表された論文を読んでみた。
論文のpreprintはCDMSのwebsiteから手に入る。
検出器はSiliconとGermaniumの半導体検出器で、電荷と温度変化(phonon)みたいなものが測れる。全体が冷凍機に入っていて超高感度。宇宙から降って来る dark matter が検出器中の原子核と弾性散乱して動かされた原子核が信号の元になる。
Event Selection は基本的に電荷と反跳のエネルギーと信号のタイミングの3次元で、これらを独立と思って、sideband などを駆使して信号領域の background を見積もってやるそうだ。
background の source は外からやって来る中性子と上手く reconstruct 出来なかった表面近くで反応した event。これらが0.8 eventあるそうだ。
で、信号領域には 2 event 見つかったとのこと。これが、新聞で言うところの発見か?なわけだが、0.8 BG expect で 2 observed だと、我々の業界では相手にされない。CDMS の website によると、0.8 expect で background が 2以上になる確率は 1/4 あるそうだ。と言うわけで何を考えて新聞屋さんが記事にしたのかわからないが、良くある統計のふらつきだ。論文にも全く発見や兆候云々は Claim されていない。

極めて小数の signal event しか元々予想されていないのに、0.8 event も background を許容していると言うことは、多分 background が厳しくて、もともと発見のための sensitivity が不足していたのだろう。このようなときは 発見はあきらめてbackgroundを1を若干下回るくらいにしておくと、もっとも良い制限を得ることが出来る。蓋を開けてみて 2event 出てきたのは運が悪かったとも言える。

浜松国際ピアノコンクール一次予選

3年に一度の浜松コンクールが行われていたのを、最近知った。二回前の最上位者がショパンコンクールを優勝し、三回前の二位の人がチャイコフスキーコンクールを優勝している。
コンクールの演奏は全てコンクールのWebsite から VODで見ることが出来るし、演奏のCDを注文することも出来る。
一次予選の課題曲はバッハの平均律から一曲、Haydn,Beethoven,Mozartのソナタの第一楽章、ロマン派の曲。
コンクールで弾かれる曲と言うのは限られているのでつまらないことが多いのだが、中には、珍しい曲を弾いて下さる人もいる。

MOON Hyun-Jeeさんの、Medtner の忘れられた調べ第一集から Danza Festiva。数あるメトネルの曲の中でも大好きな曲の一つ。とっても難しそうなのだが映像で見てもやはり難しそう。それでも途中までは良かったのだが、段々怪しくなって来たと思ったら、暗譜が飛んで、かなりカットされてしまった。このカットされている部分が重要なのに。これが響いてか一次で落とされてしまった。コンクールなら難しい曲はちゃんと弾かないといけない。コンクールのレポートには美しい演奏と書かれていたのだが、きっと記事を書いた人は曲を知らなかったのだと思う。いい曲なのでちゃんと弾かれているのを聞いて欲しい。

Margarita Muzychenko さんの、Tchaikovsky/Pletnev のくるみ割人形からアンダンテマエストーゾのピアノ編曲。これも、非常に良い曲で最後は結構壮絶なので演奏会で聞くとかなり盛り上がる。大変立派で良い演奏だと思ったがこの人も一次で落とされてしまった。途中、ちょっと、メロディーが歌いきれてないところがあったのが良くなかったか?

他にも私好みの曲を弾く人は全部落とされてしまった感があるのだが、
1) 私が好きなマイナーな曲を弾く人には元々上手い人がいない。
2) 私が好きなマイナーな曲を弾くようでは審査員に好印象をあたえられない。
どっちだろう?

日本酒 純米吟醸 大観

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最近飲んだ酒。大観は日立にある森島酒造の酒。名前の大観は横山大観の命名でラベルの字も大観の物。田上で1500円くらい。
味は軽めの酸味、旨味強め。少し前に飲んだ愛山と似た系統で端麗ではない。

シール袋の耐湿度試験

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CsI結晶は弱い潮解性があって湿気に弱いので、アッセンブリ作業は湿度をコントロールして行う。それに、組み上がったカウンターと外したカウンターは合わせて4000本程あり、これを、保管しないといけない。
私は、すぐに真空パックして、倉庫に置いておけば良いと主張するのだが、ロシア人は低湿度の倉庫を作れと言う。防湿庫を作るのにも空調を動かすのにも当然我が国民の税金を投入しないといけないだが、彼らには根本的にコスト意識と言うのが欠けていて、いつも私を苛立たせる。
しかし、単に主張だけしてもしょうがないので、最近買ったバッテリー駆動の温湿度計で真空パックのクオリティーを調べてみた。
やり方は簡単で、温湿度計の記録をスタートさせた後にシリカゲルと共に真空パックしてそこら辺に放置しておくだけ。一週間位してから取り出して記録を解析したのが左のグラフだ。
二種類の真空袋を試したのだが、両方共15%位下を維持している。この間雨が降ったりして最高湿度は60-90%あたりだったのだが全く問題ない。もう少し長期間調べて保管に関しては普通の倉庫で良いと結論しよう。これで、1000万くらいは節約になっただろう。

CsI結晶ガンマ線照射試験5回目 (3)

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しばらく間が開いたが、照射後2回目の測定をして結果を plot してみた。右端の2点が今回の照射後の測定点。
照射直後は大きく光量が落ちていたが、予想通り回復を見せた。Kharkov は優秀でほとんど変わらない。Saint-Gobain は2割下がってしまい、今では Kharkov より光量が少なくなってしまった。
照射後の写真を見ても、SICCAS/Saint-Gobain は透明度が下がっている気がしたが測定上もそのような結果になった。
光量は下がったものの、どれも、Belle2には使えると思われる。
これで一応これらの結晶の照射は終りで、来年は新たに納品される HPK の結晶の試験をする。

ECLフランジの話

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Barrel ECL の容器には内側の検出器を支えるためのフランジが7cm位出張っている。写真の左側は治具に設置されたECLの容器で手前と奧にフランジが見えている。右はそれを拡大したもの。
このフランジの内側にはTOFが設置されているのだが、Belle2ではそれを取り払ってTOPという検出器を置く。TOPの形はまだ決まっていなくて、ある一派の設計では大きな光検出器を置くので、このフランジが邪魔だから切りたいと言い出した。
私は所詮アルミなんだから簡単に切れると思っていたのだが、そう簡単ではなく、振動でECLの容器が壊れるかも知れないと心配する人がいて、実際危ないかも知れないと言うことになって、出来ればやめようということになった。
すると、今度はTOPをなるべくECLに近付けた方が gammaのconversion がよりECLの近くで起きるので energy resolution に有利だから切るべきだと、さもECLの為に切るんだよ的な発言が出始めた。
私は conversion の場所が高々数センチ変わっても大して変わらないし、危険を冒してまで切る必要は無いと主張していたのだが、結局可哀想な台湾の人が Simulation Study をやらされる羽目になってしまった。
そうこうしているうちに今度は flange を切らなくてもちゃんとTOPが納まる設計が出来上がって来て、TOPの人達のやる気がみるみる下がっていき。。。(現在に至る)
我々が ECL は反対しないから切ってくれと言ったら彼らは責任を持って切るつもりなのだろうか?
実際、Flange を切ってTOPの性能が著しく良くなるなら私は反対はしない。でも、ECLに理由付けを求めるのは間違いだ。

アイソトープクリーナー

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中性子照射した試料を測定に東海村にある東大の原子炉にときどき行く。試料は放射線レベルが0ではないので持ち出せないから、当然放射線管理区域に置いてある。測定後、エリアを出るときには手を洗って良く乾かした後、写真のような手と足の裏の放射線を測るカウンターで被曝していないことを確認することになっている。
その手を洗う洗面台のところにさりげなく置いてあるのが右の写真のアイソトープクリーナーという液体である。私にはこれがいったいどういう成分なのか見当がつかないのだが、多分有機溶媒の類で単に洗い流すだけの物だと思う。なかなかのネーミングである。

CD グールドの Beethoven 後期ソナタ集と Chopinソナタ他

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最近買ったCD。Gould の Beethoven の後期ソナタ集と、Chopin のソナタが入った2枚組。合わせて3000円くらい。
Beethoven のSonataはそんなに好きではないのだが、最後の32番ソナタは好きだ。特に第二楽章。このへんまで来ると完全にロマン派の音楽といっていい。余り同曲別演奏のCDを買わないのだが Gould は別だ。件のソナタは第一楽章は非常に速いが、第二楽章は一転してゆっくりはじまり、変奏が進む毎に段々速くなっていく。それでも、特に違和感の無い良い演奏。
もう一枚のCDはChopin の3番ソナタが目当てで買った。かなり個性的な演奏らしいから。
確かに個性的で特に第一楽章は普通の演奏とは全然違う。テンポは10%位ゆっくりで余り揺れることがない。それでいてつまらないかと言えばそんなことはなくて非常にロマンティック。Brahms の Intermezzo の演奏に雰囲気が似ている。3楽章も同じような感じで、淡々と素っ気ないようでいて味わい深い。

Collector Board

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韓国の業者に作ってもらっていた Collector Board が届いた。設計料込で100万円もした。
6U の VME board で最大12枚の Shaper Digitizer Board から 16x12=192ch分の signal を受け取り、まとめて光ファイバーでエレキハットの COPPER に送る。これによりビームエリア内の VME Crate からエレキハットへのケーブルの数が激減して、たった52本になる。他にも Trigger を distribute したり、Firmware を送ったり、calibration の pulse を出したりもする。
これで、既に作ってある Shaper Digitizer と共にテストできるようになった。
ボードを良く見るとたくさんメモリが実装されている。一体何に使うのだろう?

Belle2 ECL Options Review Committee (2)

ECL Upgrade をどうするかと言う meeting があった。
Chair から
1) 現状のまま何もしない場合
2) 波形読み出しをした場合
3) Endcap の光検出器を代えた場合
4) 新種のシンチレータにした場合
について、ベンチマークの simulation をしろとの宿題が出ていた。

まず、3) のケースはPDのRadiation Damageによるノイズの増加を鑑みてのものだったが、そもそも CsI(Tl) のシンチレーション発光が遅いので、Belle2では加速器由来の Background ノイズの方が dominant で、やっても意味がないと説明があった。

次に Low energy の gamma に関しては inclusive pi0 の mass 分布が出てきたのだが、2) と 4) の間に大きな差は無かった。

最後に missing がある event として B->taunu の最後に使う『おつり』の energy の分布が出てきたのだが、background の分布が無いので conclusive な事は言えなかった。

次回までに B->taunu の background を何とか見積もろうと言うことで meeting は終り。次回は24日に行われる。

積分 luminosity > 1/ab

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加速器の web によると、Belle の積分ルミノシティーが 1/ab を越えているらしい。
Luminosity というのは、結構測るのが難しいので正確な値はちゃんと解析をしないとわからないのだが、加速器のtuning をするのに最重要のパラメターなので online でも供給している。具体的には Bhabha 散乱で ECLのbackward側にある程度の energy を落とした event 数を数えて断面積で割って送っている。これを、加速器の人は自分で積分して積分luminosityを計算している。Belleではこれを暫定的なものとみなしているので、Dataのreprocessが終った後でちゃんと解析して正式にOffline Luminosityを発表する。でも、これをやるのは何ヶ月もかかるので通常はonlineの値を使うことにしている。あやふやな値を使っているのでいまひとつ盛り上がりに欠けるのだが、1/abを越えると言うのは凄いことなので、非常にめでたい。
そのうち、Press Release を出すのではないだろうか?

ECL 電源トラブル、Background Study

ECL の電源がいつものトラブルをおこしたので直して来た。
今回もわりとアクセスしやすいところで良かった。Belle2時には現在のTKO Crateを全てVME Crateに代えるのだが、信頼性の良いCrateを探すのは、真剣にやらないと面倒なことになる。

現在は物理の data taking ではなく single beam で background の study が行われている。
ビームを片方だけ回しながらビームサイズを変えて Lifetime との相関を見ると Touschek による効果がわかる。
Touschek というのはバンチ内の粒子による相互作用なので、同じ数の粒子がいるならビームサイズが小さくなると増える。この結果をSuperKEKBにextrapolateすればBelle2でどれくらいbackgroundが増える想像できる。
その辺の人の話だとどうやら現状の20倍程度に増えるらしい。現状で Touscheckの contribution は少ない(10%?)のでTouschekだけ20倍しても大したことは無い。
もう一つのStudyは真空で、故意に真空を悪くしてBeam-Gas Event の増加を調べることもやっている。High Luminosity にすると、どうしても Synchrotron光により真空が悪くなるので、Beam-Gas interaction も増える。まだ結果は出てないが1時まではこのstudyがなされる予定。

スピードメーターの誤差 (2)

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タイヤを交換したのでスピードメーターの誤差を測り直してみた。
GPSで100km/hのとき依然は103km/h位を差していたが、タイヤを交換すると101km/h位を表示するようになった。
タイヤの溝の深さはノギスで測ったところ8mm位だった。タイヤの半径は30cm位のものなので、交換前が2mmくらいだったとしたら2%位遅く表示されるようになる計算になり、大体測定と合う。

下呂温泉

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下呂温泉から帰って来た。私はそれ程温泉好きというわけではないが、一応温泉地に来たら楽しみたいとは思う。下呂温泉は涌出量の低下もあってか源泉は集中管理されている。狭い街を歩いていると4箇所に温泉タンクがあり、そこから供給されている。だから、基本的にどの風呂に入っても基本的には同じ湯が使われているのだろう。ちなみにタンクの場所や配管は温泉に張り出してあり、情報公開が徹底されている。
今回は泊まっていた旅館の風呂と、合掌村付近の立ち寄り湯に入ったのだが、湯の感じは同じ湯を使っているとは思えない程違う。前者は大型の旅館、後者はブティーク的な旅館と言うことで、湯を使う贅沢さが違うんだろうと思う。
泊まった旅館への湯の供給量は50L/min。家庭用の洗濯機が50-60L位で、2-3分で一杯になるんではないだろうか?それと比べてみればいかに供給量が少ないかがわかる。大型旅館で源泉かけ流しとかはありえない話だろう。
と言うわけで大型の旅館に泊まって湯に不満があったら、小さめの旅館に入りに行くといいと思う。

うなぎ しら河 名古屋

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下呂温泉からの帰りに名古屋で食べた。上ひつまぶし1600円。
鰻は一匹分くらいだろうか?結構かりかりに焼いてある。細かく切られているので今ひとつ歯ごたえはわからないが、あまり、弾力は感じない。でも、たぶん地焼きだと思う。
茶碗によそって食べていると、急須に入った吸地を持ってきてくれるのでそれをかけていただく。
単に食べ方のアイディアな訳だが、おいしい。

飛騨牛朴葉味噌焼き 廣司

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今日の昼休みは計画通り飛騨牛朴葉味噌焼きを食べに行った。廣司という店で1500円。
軽くぬらした朴の葉に甘く味後つけられた味噌を薄く塗り、白ネギ、舞茸と牛肉の薄切りが乗せてある。
これを固形燃料の火で熱していただく。余り味噌をつけすぎるとせっかくの飛騨牛の味がわからなくなるので軽くつけながら食べるのがいいようだ。味噌の味付けが少し甘すぎる気がするがそれは私の好みの問題だろう。

鶏ちゃん丼 更科

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昼食は付いていないので外に食べに行くのだが、下呂温泉の名物と言うことで鶏ちゃんの丼を食べた。800円。
鶏ちゃんは鶏肉とキャベツを炒めて味を付けたもので、それを丼にしたのが鶏ちゃん丼。語源を聞いてみたが店のおばちゃんも知らなかった。店ごとに味付けが違って特徴を出しているらしいのだが、この店ではコチジャンの味がきいていてピリ辛だった。まあ、おいしいが取り立てて名物たり得るかと言えばよくわからない。これが800円は高いなと言うのが率直な印象。
明日はもう一つの名物、朴葉みそ焼きと飛騨牛を組み合わせた飛騨牛朴葉みそ焼きを食べに行こう。

Flavor Physics Workshop @ 下呂温泉

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Flavor Physics Workshop というのを下呂温泉でやっている。学生さんをメインに Belle2 への活動を盛り上げていくための研究会で、Belle2向けは去年に続いて2回目。
参加者は約40人で理論と実験が半々くらい。午前中は講師の先生に物理の講義、午後は学生の研究の発表という形をとっている。なるべく前の方に座って聞くようにしているが、理論の話はわからないのでつらい。実験の人もいるという前提での参加なのに実験屋のことを顧みないtalkをする人もいる。
会場は下呂温泉においては大型の団体向けのいわゆる温泉ホテル。風呂は温泉の湧出量が限られているので、循環せざるを得ず、まあ、余り期待してはいけない。
プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと
中村円眞堂@instagram

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