MPPC読み出しエレキ

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測定器開発室と東北大学とエレクトロニクスグループとフランスのLALと一緒に開発しているMPPC用の読み出しエレキの打ち合わせにフランスに来ている。ボードの開発でこちらに滞在していた学生さん二人がフランスを離れるので、そのタイミングで成果と課題の確認をしに日本側からミーティングに参加しに来た。
MPPCを読み出すために使うASICがLALに何種類かあって、SPIROC2Aというものがいいと思っていたのだが、検討の結果SPIROCAというのがいいということになって最近はこちらに開発の重心を移している。SPIROCAチップは32ch入力で、アナログメモリがそれぞれのチャンネルに一個だけついている。Thresholdを設定しておくと勝手にholdして、波高がアナログメモリにstoreされる。それを、multiplexして外付けのADCで読み出すのだが、36clockで全チャンネル読み出せるので kHz 超のDAQ rate で data をとることができる。SPIROC2Aがデータの読み出しにmsオーダーの時間がかかるのと比べると断然速くて良い。また、各チャンネルの Discri. out が出るのでそれをFPGAに入れればトリガーのロジックを作ったり ns 位の制度でタイミングを取ることも可能だ。
写真右はまだ3個しかないSPIROCAチップが乗った評価ボードで、これの性能を東北の学生さんが調べていた。その働き振りがお気に召したらしく、貴重なボードをお借りして日本に持ち帰れることになった。
今後、日本でこのチップを使った読み出しボードの試作機を作ることになる。

乾燥空気

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昨日近くに落雷が有って停電した。これがBelle運転中ならドキッとするのだが、もう実験は終わってしまっているので安心していたら乾燥空気が止まっていることに気付いた。全く間抜けな話である。
乾燥空気は地上でコンプレッサーとエアドライヤーで作られて地下に送られた後分配される。朝、私が現場を見に行くと既にコンプレッサーとドライヤーは再起動されていて空気は送られていた。
しかし、どうも流量が少ない。色々見てまわったが全て正常に動いているように見えるし、徐々に流量も上がっていっているのでこういうものなのだろう。
実験も終了して、今後しばらく乾燥空気が必要なのはECLだけ。定期的な見まわりも続くかどうかわからないので少し考えないと行けない。まずは、エレキハットの電源とともに止まったままになっているECLの環境モニターを立ち上げるのが先決だ。今後エレキハットの電源が上がることはないので自力でなんとかしないといけない。奈良の人に手伝ってもらってやるしか無いだろう。放置して運命を神に委ねるという解も、みなさんがそう望むのなら構わないが、ミーティングで聞いてみよう。
と思ったら今日も停電した。帰る前に様子を見に行ってこよう。

定点観測開始

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定点観測カメラを設置するのに一応盗まれるのを気にしなさいと言うことで、ホームセンターに行って、細目のワイヤーとそれをカシメるものを買ってきて、ストラップホールに輪をつけ、100円ショップで買ってきた自転車用のワイヤー錠で留めておくことにした。
配線はこれもホームセンターで買ってきた配線カバーを使ってきれいにして、一台目の設置完了。1時間に一枚ずつ写真が撮られているはずである。適当な時間にシャッターを押してしまったので、毎時20分に写真が撮れる。後日0分になるようにしてこよう。

土用干し

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暑い日が続いているので、これはいい機会だとつけていた梅の土用干しをした。私のアパートは東向きでほとんど日が差さないのでKEKで。
これも不幸なことに3号館には土用干しに適した場所がない。誰でも入れて余り人がこなくてずっと日向でと言うことで、4号館の屋上にした。4号館の4階は床面積が半分位になっていて残りが屋上になっている。そこらにあった椅子を持っていって南に向けて置き、梅を並べて3号館をバックに記念撮影。
D40/Tokina ATX124/12mm/F8/ISO200

Tchikovskyのピアノ曲

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先日人の車に乗せてもらったらチャイコフスキーのピアノ曲がかかっていた。もう覚えてないがValse-Scherzo かなんかだ。TchaikovskyのPiano曲ってたくさん有るのだが、あの有名なピアノ協奏曲に比べると良く知られた曲は余り無いからそれほど聞いたことあるひといないんじゃないだろうか?(ちなみにピアノ協奏曲2番もいい曲です)
かく言う私もそれ程たくさん聞いたことが有るわけではないが、いい曲はたくさん有って、なかでも哀しげで美しいバラードと言った感じのOp.59 DumkaとOp.72 18の小品のMediationが好きだ。写真左のチャイコフスキーコンクールで優勝した上原彩子さんのデビューCDに入っている。
あと、オリジナルではないがチャイコフスキーの編曲物も有って、ピアノ好きなら避けて通れないのがPletnev編の組曲くるみ割り人形だろう。この中の Intermezzo と Pas de Deux が好きで、特に後者は名ピアノ曲と言っていいと思う。写真右が編曲者プレトニョフの演奏の入ったCD。残念ながらもう売ってない。
他の編曲物だと、Grainger編の花のワルツ、Feingerg編の悲愴交響曲のScherzoは華麗なピアノ編曲なのでピアノ音楽好きなら聞いて損は無い。

デジカメ Ricoh CX2

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GX200と Eye-fi x2 を使った定点観測がうまくいきそうなので、別アングルで撮影するため、もう一台買った。
インターバルタイマーが使えれば良いので、GX100,GX200,CX1,CX2,CX3 の中で一番安い奴を探してもらい、CX2になった。GX200は生産終了とのこと。ACアダプタと、Eye-fi connect x2 4G と合わせて3.5万円位。
Eye-fi card はやはり相性の問題かカメラ側で format しないと使えない。インターバルタイマーもACアダプターもちゃんと使えて問題なし。

物理をやめてラーメン屋に転職する

つくばラーメン村なるものが桜土浦ICのそばに出来るらしく、出店のための企画書と言うのが出ている。
リンクの企画書に有る売り上げシミュレーションというのが興味深い。これによると、客席15席で、平日が昼75人、夜90人、土日は昼90人夜135人客が来るらしい。私には非常に optimistic に見える。平日の昼客が来るのは11:30-1:30の2時間位だろう。平均滞在時間25分とすれば、ひっきりなしに客が入り続けてようやく5回転で75人に到達する。まあ無理だろう。夜にがんがん客が来ると言うのも想像し難いので、多分実際の売り上げはこの予想の半分位だ。それでもやっていける経営でないと長続きしないだろう。
月25日営業で1日8万円売り上げが有ったとして、月200万。粗利率6割として、120万。家賃が売り上げの10%+11万で約30万。バイトは一人だけ雇って、月30万。後は、光熱水道費でこいつが30万とすれば、30万残る。12倍して年利益360万と言うところか。
と思ったら、最低家賃が30万とある。上のままだと年収が120万減って240万位になってしまう。
最低家賃(売り上げ300万まで)を越えるまでは粗利から引かれる分は変わらないから、どこまで伸ばせるか。600万年収が欲しかったら月250万売り上げろと言うことか。一日10万。単価700円で142人。無理だ。

別の考え方をしよう。最低家賃が30万+機器使用料11万で41万だ。15席の店にしては初期投資分込だとしても高過ぎる気がする。つくばだとこの位の店は10万で借りられるだろう。(天久保のミラの隣18坪で14万というのがあった。)と言うことは、初期投資分のローン支払いが30万を越えなければ余り意味がないとも考えることもできる。上記200万の売り上げでも、家賃とローン返済の合計が20万なら、年収は480万まで回復する。しかも、ローンは返済すれば減るが、最低41万の家賃はずっと払わないといけない。
一方、初期投資で大きいのが保証金250万だけなのでそれを払えば、月100万位売り上げが有れば少なくとも赤字にならないし、累積赤字が250万になるまでは、少なくとも生きていられるだろうから、開店資金の少ない人にはいいかもしれない。売れて金が貯れば移転すればいいのだから。

今日開店だそうで、長続きするといいけど。

ラーメン村はもうありません。

定点観測カメラ設置準備

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Belle 改良定点観測の為のカメラを設置出来るようにしてきた。
場所はB1の回廊で、元々は説明用のPCが置かれている手すりに設置しようと思っていたのだが、目立つところはやめておけと言われたので、ケーブルトレイにした。ドリルで6.5mmの穴を開けて(勝手に開けてすいません)自由雲台をホームセンターで買ってきた1/4インチのネジで止めるだけ。壁にコンセントが有るのでそこから電源を取る。今は空中配線されているのでケーブルカバーを買ってくればまともな配線になるだろう。
試しに撮ってみたのが右の写真。

イサキの洋風煮物

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イサキは初夏位が旬の魚だと思うが、見た目が地味なせいかあまり人気が無いので安いが、刺身にしても煮ても焼いてもおいしいので好きだ。
那珂湊漁港でかなり大きいイサキが安く売っているのを見つけて、半分は造りにして残りを洋風の煮魚にした(白子も出てきてこれもおいしかった)。イタリア料理でアクアパッツァと呼ばれる奴だ。半分身を削いでしまっているので反ってしまって見た目は悪くなったが、味は中々のものだった。しょうゆ味の煮魚に飽きたときにやってみると良いと思う。

- イサキは切れ込みをいれて塩をふっておく。
- フライパンにニンニクとハーブをいれオリーブオイルに香りをつけてイサキを焼く。
- ひっくりかえしたらアサリ、オリーブ、ケッパー、トマト、水を加えしばらく煮る。
- 少し煮詰まったら、塩コショウで味を整え、皿に盛ってから、オリーブ油を少しかける。

魚は、イサキ、カサゴ、メバル、ソイなどが良いと思う。魚以外の具は適当でいい。ハーブはタイム、ローズマリー、パセリ、バジリコなどから適当に。

うなぎ 大和 ひたちなか

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涸沼産の天然鰻が食べられて、しかも、蒸さない地焼きで調理してくれる店がひたちなかの勝田駅のそばにあるのを発見し、行ってきた。確かに入口にのぼりが出ていて天然鰻が有ると書いてある。例年7-9月位までだそうだ。涸沼産天然うなぎ うな重 2500円、焼き方を選べるので関西風にしてもらう。
写真でわかるように小さい鰻二匹分。箸をいれるときに感じる弾力が関西風。味も普段食べなれている鰻とは違うが、多分小さいからな気がする。おいしいが、今一つ鰻っぽさがない。タレは余り甘くないタイプ。
関西風で焼いてくれる貴重な店なのでまた来ると思うが、天然がいつもこの大きさの鰻なら、次回は普通のうな重を頼むか迷いそうだ。

ウニ

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去年買ったウニの事などすっかり忘れていたのだが、web を見ていて今年も性凝りもなく塩水バフンウニを買ってしまった。発送日が指定でき無い代わりに安くなると言うので200g3500円位。ロシア産。200gもあるとすぐには食べ切れないので、身の大きそうな奴はそのまま食べて、残りのうち半分位は塩辛に。そういえばイクラの醤油漬けも有るので解凍してウニとイクラの丼も。
塩辛の一部を使って、ウニのクリームパスタも作ってみたが、私位の料理の腕だと、そこそこおいしいが、わざわざ高価なウニを使って作るものとも思えない。結局生と、塩辛がうまいと言うひどく当り前の結論。
写真左下が塩辛にしているところで、密封容器に荒塩をしいてキッチンペーパーを敷きウニを並べてから、キッチンペーパーと塩で蓋をする。余りつけ過ぎると塩辛くなり過ぎるので、一晩位がいいと思う。

Garmin Edge 500 (2)

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Garmin Edge 500 は快適に使えていて、大きな不満は無い。
その後わかったのは走る予定のコースをあらかじめ入れておくと、簡単な道案内をしてくれる機能が思いの他便利だということ。最近は走りに行くときはルートラボでコースを作って、GPX で書きだし、このサイトでGarmin Course TCX に変換して、Garming Training Center で Edge 500に upload しておく。後は、Training -> Course でコースを選択して Do cource すれば簡易navigatorになる。地図も何もなくて単に走る予定の軌跡と自分の位置が表示されるだけなのだが、少なくとも道には迷わなくなる。これと、Google Map のコピーでたいがいのことは間に合ってしまう。
今までにあった問題は、走り終わってdataをPCにコピーしようとしてdataが消えてしまったこと2回。どちらもWindowsのGarmin Training Centerでやったときに起こったので、以後、DataのコピーはMacでやっている。
それから、簡易naviモードで走っていて、フリーズしたのが2回。フリーズしたときどうやってリブートしたらいいのかわからない。きっと、まだ細かなバグが残っているのだろう。

写真は走りながら撮った写真だが、ケイデンス91で29.2km/h。このときは90を保って走ろうとしていたのだが、脚に心地よい抵抗を感じながらなるべく楽に走るとこの位になる。このときのギアは前が48で後ろが19(軽い方から4番目)。これで長く走れればいいのだが心拍数が160を越えてしまっているので長続きしない。正直なところ脚力が無さ過ぎ。

Laser optics 調整

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前に調整してもらったlaser の今度は光学部分を調整してもらった。
OPO laser は波長変換結晶に励起用の laser をあてて欲しい波長の光を出すのだが、波長を変えると、laserの出る向きが変わるらしいので、ファイバーに光が入れられるよう、光の軌道を変える可動式のレンズがついている。これを波長ごとに調整するそうだ。作業を一部見せてもらったのだが、顕微鏡に接続されているファイバーを外してCCDにつけて、波長を変えたら、ステージの位置を変えCCDに移る像が大きくなったところを記録していく。
問題は色々有って、まずCCDの感度を御存知ないので、見えている光が可視光なのかUVなのか赤外なのかわからない。UVを調整しているときにも、laserからは可視光が少し混ざっているのが目で見てわかる(可視光だから)ので、紙に蛍光ペンを塗ってスポットを見てみると紫外線は可視光線と位置が違う。これをCCDで見て光軸を合わせているときに、果してUVに合わせているのか可視光に合わせているのかわからない。CCDの波長特性も知らないのだから。こんな、我々が2秒で気付く事をお分かりにならないようだった。IRを合わせているときに可視光がもれていたので、少しひろめにスキャンしてもらったら、もう一ヶ所別のところにも明るいところが有った。多分こっちがIRだ。この瞬間に可視光以外のデータは多分信用できないと気付く。まあ、3人も人が来ている段階でやばい。誰も自身が無いのか、あるいは、社員の教育に使われているのだ。
結局、正しく調整するには分光器を持ってきて、欲しい波長の光量が peak になるように調整しないといけないと御意見差し上げた後、顕微鏡の画像を確認して今日は終わり。今後も、つかいながら何度か調整しましょうと言うことになった。

見学対応 社会科見学に行こう

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今日の見学はいつもと一風変わって、社会科見学と名乗って工場とか研究所とかを見てまわる人達。
エレキハット?の写真を撮りたいと御指名。最初に実験の概要とか、検出器について説明差し上げたのだが、それ程興味が無さそう。で、エレキハットの写真は存分に撮っていただいたのだが、かなりの部分の電源が落ちていて、その点は残念だったと思う。代わりにと言うか、放射線の手続きもしてらっしゃったので、エリアの中に入って、Belleの人でも余り見たことの無い、奥深くへ案内して差し上げた。もっとも、我々物理屋が見る景色と、一般の工場好きの方の見る景色は全く違うと思うので、そこが、彼らにとって興味深かったかはわからない。
写真に移っているカメラを持っている方は、SONY-Zeissの非常に高そうなレンズを持ってらっしゃった。あれで、私の持っているカメラと全てのレンズが買えてしまう。もう一台の SONY NEX-5 には 16mm と魚眼アダプタがついていて、これは良さそうだった。

Belle DAQ 終わり

6月30日の加速器運転終了後も、宇宙線を使ってのcalibration dataをしばらくとっていたのだが、それも、今日で終了。Belle の DAQ もこれで終わり。今週末にはエレキハットの電源も落とされて、解体を待つばかりとなる。

定点観測セットアップ

Belle -> Belle2 定点観測の準備の話。
カメラはインターバルタイマーつきのGX200で、これにEye-FI connect x2 4GB をいれ、エンドレスモードで撮り続ける。最初はこのカメラ専用に無線LANのrouterを手当てしようとしたのだが、筑波実験棟のF1でKEKの無線LANが全く問題なく使えるのと、物理的には全然離れた機構内LANにつないだ計算機に送ることが可能なようなので、それでいくことにした。
セキュリティー的なものを考えると、自前の無線LANが良いのだが、配線が面倒なのと、routerを通しての写真のやりとりがうまくいかなかったので、安直な方法にした。筑波の実験室から回廊に線を通すとなると、工事してもらわないといけないので、あっという間にお金がかかってしまう。ここは、機構の無線LANのシステムを信頼することにする。
ここにたどり着くのに色々設定を試してみたのだが、無線ルーターを機構内LANにつなぎ、ルーターのLAN側につないだPCにDownloadするよう設定しただけでは、機構内無線LANから(無線ルーターのWAN側)は写真が送られなかった。一方で機構内LANと機構内無線LAN間ではやりとりできるようなので多分Global Addressがいるんだろうと想像する。Eye-Fi card の動作を想像すると、写真が撮られると
1) Eye-Fi の会社に有るdatabaseにアクセスしてどこに送るかを聞き、送付先リストにしたがって画像を送信する。
2) card が internetにつながっていないときはあらかじめカードが覚えている送付先リストに画像を送信する。
このときの送付先をどうやって探すかが謎だが、普通は IP address だろう。だとすると、Global net から private net 内には多分送信できない。なんとかだまそうとしてprivate net のaddress を一旦 router の address にしてカードをsetupして、router の port fowarding で59278番portをforwardingしてみたりしたが、ダメだった。
カードを設定するとき、メイカーにaccessしているようなんだが、この会社がつぶれてしまったら、カードの再設定は出来なくなると言うことなんだろうか?
次はカメラを物理的に現場に設置しに行く。

ガス水

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日本では余り流行っていないみたいだがガス水が好きだ。
ヨーロッパ人はガス水が好きなのだが、私が日常的に飲むようになったのはアメリカにいるとき。アメリカでは La Croix(ラクロア)というのを愛飲していたので、探してみたが売っていない。というか、アメリカ以外で見たことがない。というわけで、簡単に手に入るものを各種買ってみた。
左からガスの強い順に並べてみた。St. Pellegrino はイタリアで飲んだときはもっとガスが強い気がしたのだが、日本で飲んでみると意気地がない。結局のところ、Perrier が一番ということに落ち着いた。普通に店で買うと馬鹿高いが、web で探すと、750ccの瓶一本あたり150円位で買えるので良しとする。

クォ-ツの厚み問題

Belle2のBarrel PID はTOP Detector だが、その形状は紆余曲折を経て、Expand Rigion つきで片面読み出しに決まった。感じとしてはBaBarのDIRCのExpand volumeをうんと小さくして、その分光検出器で細かく読んで時間も使うと言う感じか。
と思ったら今度はふって湧いたようにクォ-ツの厚みを変えようと言う話になった。もともと、時間情報を最重要視するなら薄いBarが良いと言うので2cmになっていたのだが、position 測定の方に比重が移ったから厚みを3cmに増やして光量を1.5倍稼いだ方がいいと言うことだろう。もっともな話で、聞けばTOPの建設費は光検出器と、Quartzの研磨がdominateしていて、厚みを1.5倍にしてもTOP全体の予算5億から見れば大した違いは無いそうだ。
問題は二つ。重さが全体で400kg程重くなるので構造が大丈夫かと言うことと、物質量が増えるのでCalormeter のperformanceが低下するかも知れないこと。
前者はECLの構造を設計したときの計算を見る限りは十分なmarginをとってあるのできっと問題ない。
後者は間違いなく有るがどの位有るかはsimulationしないとよくわからない。
しかし、簡単に状況をまとめると
1) Belle と比べると TOF/ACC が無くなるので 3cmにしても物質量は減る
2) TOP は photon が増えて performance は上がる
と言うわけで、3cmにしても全く問題ないように思えるが、ちゃんと optimize された設計にしたいそうで、TOPの偉い人達はsimulation をやりたいみたいだ。今度は simulation の方の状況だが、
1) TOP は standalone の simulation しかない
2) ECL は Belle の simulation しかない
ということで、TOPは stand alone の simulation で K/pi の識別能力を調べ、ECL は Belle の simulation のTOFとACC を取り除いて、TOPの物質だけを入れた simulation を走らせ(やるのはいつもの可哀想な台湾の学生だ)物質量の影響を見た。予想通り、TOPは良くなりECLは悪くなった。でも、2cm にするか 3cm にするか決められない。決めたければ物理にどれだけ効くかを調べないといけないから。
Complete な simulation が無い現状を鑑みると、2か月では、物理屋の勘以外に決める術は無いと思うが、まだまだ悪あがきを続けるそうで、ECLグル-プにsimulationをせよという指令だ。何しろPID Groupの中心メンバ-にはBelleとBelle2両方のSpokespersonがいるので、私が勘で決めろと逆らったところで焼け石に水だ。Spokespersonとしての彼らの主張通りTask force なるものがorganise されるらしい。Task force といったところで、決定のCriteriaも無いようでは、偉い人が例によってECLの可哀想な台湾の学生をこき使うだけになるだろう。その結果 ECL がどの位悪くなって、K/piがどの位別れるかは今以上によくわかるだろうが、どうせ、ちゃんとした full simulation をしなければ物理の結果への影響にまではたどり着けないだろうから、結局決定を延期するか、勘で決めるかになるだろう。まあ、消極的に協力はするつもりだ。

Franck のピアノ曲

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コンサ-トでフランクの曲を聞いたのでフランクのピアノ曲を良く聞いている。フランク(1822-1890)については余り詳しくないがフランスで活躍して、年代からするとショパン、リストの少し後、ブラ-ムス、チャイコフスキ-の少し前になる。
ピアノ曲として書かれたのでは晩年のPrelude,Aria et Final, Prelude, Chorale et Fugue が有名だが、オルガンやヴァイオリンの曲の編曲も有る。
私が一番好きなのはオルガンの為に書かれた Op.18 Prelude, Fugue et Variation。音楽的には晩年の作品と比べるとどうでもよいようなものかも知れないが、Preludeの愁いに満ちたメロディ-は非常に美しいし、フ-ガもそれに続く変奏も一貫して悲しげな美しさが有り、一時期耳について離れなかった。ピアノ編曲は幾つか有って私はFriedman, Bauer, Demus, Zhukovと4種類も買ってしまったが、余り違いは無い。写真はそれぞれの編曲が納められたCDで永井幸枝, Alexander Paley, 広瀬悦子, Igor Zhukovがそれぞれ演奏している。曲の印象が強いし、それ程難しそうな曲ではないので、どれでも良いようなものだが、あえて選ぶなら広瀬さんか。
他にはこのあいだのコンサ-トで聞いた Violin ソナタのCortotによる編曲が有って永井さんとPaleyさんのCDに含まれている。どちらも良い演奏だと思うが、私には永井さんは終楽章が少し速過ぎ、Paleyさんは遅過ぎるきがする。どちらかと言うと永井さんか。
Franck のピアノ曲を聞きたい人は編曲物を永井さんで、晩年のピアノ曲二曲はStephen Houghあたりを買えばいいのではないだろうか(私は未聴)。

ランエンドパ-ティ-

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B2GMの最終日にBelle/KEKB最後のランエンドパ-ティ-があった。とはいっても何も華々しいものは無く、単に集まって飲み喰いするだけのパ-ティ-。Belle側は会議中と言うことで余り準備に参加しない割りには参加者は2/3位Belleなので、加速器の人が準備したものをよってたかって食い散らかしに行くと言う感じになっている。
私は何故かいつも直接パ-ティ-係の人から準備を手伝ってと言われてしまうので、今回も一品contributeしてきた。今回は鰹のタタキと、手こね寿司。那珂湊漁港で買ってきたカツオを気合いで捌いて、一匹分を手こね寿司に、もう一匹分をタタキにした。皮を焼くのに炭に着火するためのバ-ナ-を借りようと思っていたら今回は無くて、うまく皮が焼けず、たたきみたいな薬味付き刺身になってしまったのと、食堂でたいてもらったごはんが軟らか過ぎて寿司らしくなかったのが失敗。
大型魚を捌くことはめったに無いのだが、まあ、出来上がりを気にしなければ何とかなるものだ。どうせ、中骨に付いた身は血あい肉と一緒に叩いてなめろうにしたので少々ヘタクソでも構わない。

Belle2 Genaral Meeting 2010 夏

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今週はBelle2 General Meetingがあった。
Pixel関連で参加者が増えたので、全員集まると3号館セミナ-ホ-ルが狭く感じる。
初日の午後と二日目はパラレル。ECLはいつものように参加者は少なく、ロシアの方に余り進展が無いので、余り内容は無かった気がする。来月に韓国でやるECLミ-ティングが若干心配になって来た。

あまり、他のパラレルには出なかったのと、最終日はパ-ティ-の準備をやっていたので、余りtalkを聞けなかったが、興味深かったのは、DAQ コンポ-ネントの放射線耐性の話で、KEKBのビ-ムラインにFPGAとOptical Linkを置いて実験してみたところ、FPGAの方にSingle Eventが結構な頻度で起こり、Optical Linkが一個死んだそうだ。
LHCでやっている人によると、Single Eventでメモリが書き換わることは良く起こるが、それによりFPGAが死ぬことはほとんど無く、その人は定期的(毎秒)にFPGAを上書きしているそうだ。
Optical Link もBESの人が実験していて、長くあてると、光量が減って通信が出来なくなるとのこと、いくつかの光モジュ-ルを調べてもらったところLEDが劣化しているそうだ。LEDもPDも半導体素子なので中性子による劣化は予想できる。幾つかモジュ-ルを用意してもらって、原子炉で試験する必要が有ると結論づけられた。

冷たいトマトのパスタ

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暑い日にさっぱりと食べたいと思ったときに作るパスタ。パスタは熱いが、ソ-スの方は冷やしておく。

- トマトは湯むきして種をとりザク切りにし、ニンニクのみじん切りを少しと手で千切ったバジリコを加えてオリ-ブ油で和え、冷やしておく。
- パスタを茹で、混ぜる直前にソ-スの方の味を塩コショウで整え、パスタと和え、軽くオリ-ブ油をかけて食べる。

塩を早くから加えると水が出てくるので食べる前に味付けする。ニンニクはほんの少しでいい。オレガノを加えても良い。パスタも冷やしてしまってもいい。


Eye-Fi connect x2 4G

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GX200を使って定点観測が出来そうな事はわかったのだが、長期間やるならDataの転送を自動化しないとやってられない。と言うわけで買ったのがこれ。
4GBのSDカ-ドにワイヤレスLANの機能が付いていて、写真をとると、指定した計算機に送ってくれる。このバ-ジョンになって、転送したデ-タを自動的に消してくれる機能が加わって、無制限に撮り続けることが出来るようになったので、買った。Raw転送できる機能が有ったり、AdHoc通信が出来たりする上位機種も有るが、最低限ファイルを送れればそれでいいので一番安い奴にした。6000円位。
買ってからRicohのGX200との相性が悪いと言う情報を見つけてしまい、最初にカ-ドを入れたら記録が出来ず焦ったが、カメラでフォ-マットしたら普通に使えるようになった。
AdHoc通信が出来ないので、そこらに転がっていたWireless LAN のル-タ-をこれ専用にすることにしてセットアップしたら特に問題なく自動で写真は転送されるようになった。
現場に持っていく仕様にこれからセットアップして行く。

つくばコンサ-ト 日下紗矢子 & アレッシオバックス

先日行ったコンサ-トのシリ-ズで、ピアノとヴァイオリンのデュオ。私はバイオリン族の音楽は苦手なのだが、プログラムを見て行くことにした。

T. Vitali: Chaconne in G Minor
C. Franck: Sonata in A Major
---- Intermission ----
Bach/Busoni: BWV2004 Channonne in D Minor
L. Beethoven: Op.30-3 Sonata No.8 in in G Major
Rachmaninoff/???: Vocalise
F. Kreisler: Liebesleid
Liebesfreud
---- Encore ----
F. Kreisler: Op.3 Tambourin Chinois

フランクのソナタも、ラムマニノフのVocaliseもクライスラ-の曲もピアノ編曲が有り私の好きな曲だ。ピアノ独奏のバッハ/ブソ-ニのシャコンヌも聞けてそれが、浜松コンの優勝者(Alessio Bax)で、B席2500円なら、まあ、行っても損は無い。
聞いたことが有るといってもピアノ編曲でのことなので、ヴァイオリンでの演奏はどれも初めてだったが、耳に馴染んでいるピアノ版のテンポと比べるとどれも早くてかなり違和感が有った。フランクを聞いた印象ではピアノのBaxが急ぎたがる傾向に有るような気がした。ピアノ独奏のChaconneも、フランクのソナタの終楽章もとにかく速くてついていけない。演奏している様子を見ている限りは、気持ちが入って走ってしまうと言う感じは無くて、このテンポがいいと思っているか、あるいは、早く終わらせてしまいたいと言う感じ。
Rachmaninoff の vocalise は必殺の旋律美を持つ名曲でヴァイオリンに合いそうだから期待していたが、ヴァイオリンが旋律を奏でているときはまだ良いのだが、ピアノに主導権が移るととたんにスピ-ドアップしてしまって良くない。
まあ、ピアノ編曲に先に慣れてからヴァイオリンによる演奏を聞く私が悪いのかも知れない。
なぜなら、初めて聞いたヴィタリのChaconneは泣かせるメロディ-の非常にいい曲で、ヴァイオリンもいいなと思わせたから。帰ってピアノ編曲が無いかと探してみたが見つからなかった。残念。
残念と言えば客の入りで河村さんのときは200人位かと思ったが今回は多分100人位。みなさんマナ-も良く静かでいいのだが、演奏している人には申し訳ない気持ちになる。

梅酒トニック

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先日漬けた梅酒はまだ飲めないが、昨年漬けた梅酒を飲んでいる。
冷やしてオンザロックスでもいいんだが、色々試してみてトニックウォ-タ-と約半々に割って飲むのに落ち着いた。私の梅酒は余り甘くないのでトニックウォ-タ-でぴったりだが甘い梅酒の場合はソ-ダにした方がいいかもしれない。喉の渇いた食前に飲むと非常にうまい。

Belle2 software tutorial

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BGM に続いて土曜日に Belle2 Software Tutorial というのがあった。
Belle2 では software の framework を総入れ換えするそうで、その使い方を習って full simulation を作ろうと、そういうこと。
Belle2 の新しい framework は basf2 というのだが、root を base にするらしい。rootはCDFのときに使っていて余りいい印象は無いんだが大丈夫なんだろうか?
さておき、software を新しくしたことで、今まで使って来たものは水泡に帰す訳で、ECLのように何も変わらない detector も一から geometry をいれさせられる羽目になってしまった。
既に私は digital divide されかかっているが、説明を聞いてみたところ、
- geometry の parameter は XML で記述せよ。
- geometry は root の TGeometry を使って記述せよ。
- active volume は macro で自動的に定義される?
....
わざわざGeant4にrootのwrapperをかぶせて使うわけで、そうすると、root のuglyな名前ベ-スのobject handlingを使わざるを得ない。これで果してGeant4 が効率的に使えるのだろうか?
GEANT3の時代にはGeometryの階層化とかを考えながらやらないと速度が上がらなかったのだが、Geant4ではどうなんだろう?
とりあえず使い方は大体理解した。実際にECLのSoftをどうするかは?

MPPC実験室再移動

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去年の夏に引越ししたばかりのMPPCの実験室がまた移動になった。新しいレ-ザ-が入って手狭になったとか、となりの実験室を使っている人が狭くなったとか有るみたいだが、こっちは、消えゆくグル-プなので偉い人の言うことには逆らえない。
私がやりかけている測定のセッティングは動かしたくないとわがままを言ってその部分だけ残してもらい、後は引越しする。実際の移動をやってくれる業者の人にわかるよう移動するものに張り紙をして、ケ-ブルとかは外して、簡単に養生しておく。もともと運んで来ただけでほとんど使ってなかったので準備もそれ程面倒ではない。
当日引越し中に土砂降りの雨が降って来て、中断、1/3くらいだけ移動して延期になってしまった。机椅子と、電源の一部、PC, オシロ位は動かせたが、なんとも中途半端。

Belle General Meeting

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実験が終わった翌日から今日まで二日間BGMだった。
来週からB2GMが有ることもあって、結構な人が来ていて、初日の午前中にもかかわらず、3号館セミナ-ホ-ルが寂しくない位に人がいた。多分50-60人はいたと思う。

見学対応 筑波大学

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今日の見学対応は筑波大学の学生さんたち。思っていたよりたくさん人がいたので拡声器を持ってくれば良かった。大学生は言葉も通じやすいし楽で良い。今回は40分あったので一通りいつもの説明をして丁度だった。いつもこれ位時間が有ると楽でいいのに。
プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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