作業着

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Upgrade 期間中で、作業が多いので作業着を買おうということになり、私も一着買ってもらった(上着のみ)。まとめ買いしたからか、注文したからかは知らないが、KEKのロゴが胸に、BelleIIの文字が左肩に入っている。見た目より薄い生地だが、筑波実験棟は年中空調されているのでちょうど良いか、少し暑い位。
ECL関連だと、Belleの下に潜って作業することが有って、本当はパンツが欲しかったのだが、別途買えと言うことか。

エンドヨーク閉作業 (3)

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昨日の作業の続き。
共通架台を少し下げ、台車に乗っている部分を外したら(一段目左)、床にアンカーを打って(一段目右)共通架台を固定。これで、閉められるきれいな状態になった(二段目左)。
閉めるのは台車に取り付けられたハンドル(二段目右)を手でぐるぐると1000回くらいまわして行なう。ハンドルが二つ有るのは、左側が左右方向に動かす奴で、右側は前後方向に動かす奴。閉めている途中に写真の三段目左に写っているように、邪魔になるところにケーブルが垂れ下がっているのを見つけて慌てて外したり、ゆっくり、一つあたり10分位かけて閉めて行く。
日光側が閉まったところで大穂側からとったのが四段目左でエンドヨークの内側が見えている。塗装が剥がれているのは、閉めるときにこすっているのだろうか?
四段目右は閉め終わった後の写真。今後、ソレノイドの励磁試験をして、来月末に再び開ける予定。

見学対応 明日の経営を考える会

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今日の見学は『明日の経営を考える会』という、いささか仰々しい名前の団体様。若い経営者の集まりかと勝手に想像していたが、結構お年を召した人も多く、本当に会社を経営している人なのかも知れない。せっかく来て頂いて申し訳ないが、KEKはほぼ100%税金による交付金で運営されているので、経営への参考には全くならないとは思う。
今日はいつもより時間が長めだったので、少し説明を丁寧にしたが、それでも5分程時間が余り、質問を受けることにしたのだが、見学者の御一人は高周波関係の人だったらしく、クライストロンの電力の変換効率が50%位(本当はもう少し良くて60%位らしい)で、残りは水を温めて捨てられるとの私の説明にたいして、GHz位の高周波からDCには90%位の効率で変換できると助言を頂いた。捨てられる分のエネルギーを持っているのは電子なので少し勘違いをされていると思うが、なんとかして一旦電波に出来れば、効率良く再利用できると言うことはわかった。あるいは、HOMの吸収体のかわりにこの技術が使えるか?
KEKB運転時のクライストロンによる電力消費はおそらく10-20MW位ある。効率60%とすると、4-8MW位は捨てていることになるわけで、これだけで電気代が一日100-200万円位になる。これをなんとか再利用できればと、考えている人はたくさんいるのだが、なかなか難しいようだ。

エンドヨーク閉作業 (2)

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今日も昨日の作業の続きを見物にいった。
まずは、Endcap KLMを抜くために外されていた日光側のEndyokeの鉄板をはめる。エンドヨーク転倒防止のガイドをかわすためになかなかアクロバティックな作業。
あとは、Barrel Calorimeterに通されていた内部足場と、外に立ててあった足場を解体し、共通架台のネジを緩むことを確認して作業終了。色々なものが無くなってきれいになった。
明日は、共通架台を少し後ろに下げて固定し、エンドヨークを閉じる予定だそうだ。

エンドヨーク閉作業 (1)

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ロールアウト位置でのソレノイドの励磁試験を行なうのにエンドヨークを閉める。と言うので作業を見物に行ってきた。エンドヨークを閉めるためには、共通架台を動かさないと行けないのだが、今日はまず、uglyに垂れ下がっているBarrel ECLのケーブルの固定。
私はケーブルバインダーで縛れば良いと思っていたのだが、長いことこのまま置かれるのできちんと二タを閉めた方が良いと言うことになって、ふたがされることになった。
どうやらこれだけで一日かかったようだが無事に蓋はしまった。作業前後の写真をのせてみたが違いがわかるだろうか?
明日は、きっと、足場を解体して、架台を下げる作業に入るはずだ。

PC 組み立て

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Calorimeter グループで使っている PC は随分昔に買ったものと、私が、そのへんに転がっていたパーツを組み合わせて作ったものばかりだ。実験室に行くと、バラバラにされたPCが転がっていたりしたので、ロシアの人に聞いてみると、部分的に壊れたり、メモリが足りなかったりするのを、部品を集めて苦労して動かしていたらしい。申し訳ないので一台買うことにする。
機種選定だが、データをとったりそれを見たりするだけなので、性能は必要ないし、グラフィック性能は全くいらない。と言うことで、グラフィック内蔵のCPUを中心に考える。で、買ったのが写真左の部品、
CPUにはIntelのG840(7000円)を、メインボードは実験でPCI busを使うことがあるのでmicro ATXでPCIバスが有るものということで、MSIのH67MA-E35というのにした(9000円)。PCIバスを使う昔の製品のlibraryが64bitと言うことも考えにくいので、OSは互換性を考えて32bit。と言うわけで、メモリはバルクの2GBを2枚で2000円位。HDDは500MBもあれば十分なのだが、値段を見ると2GBまでほとんど変わらない。ということで、豪華絢爛にWDの2TBを奢った(6000円位)。ケースも特にこだわりは無く、電源付で安くて良さそうな奴を探すと400W電源付4500円のがあったのでそれにした。光ディスクは基本的にはいらないのだが、USB接続の物(3000円)を一台買ってロシアの人に預け、今後は買わないようにする。
これで、合計3万円と少し。計算機もずいぶんと安くなったものだ。
早速組み立て、USBメモリにコピーしたnetwork install用のイメージを使って、CentOS6をインストールしようとしたのだが、グラフィックに切り替わるところでストップしてうまくいかない。WebをサーチするとH67にCentOS(またはRHEL6)をinstall出来ない報告がたくさん有り、仕方なく、Scientific Linuxと言うのを install したら、これはちゃんと install 出来た。あとは、ネットワークの申請をして準備完了。
これで、ロシアの人にもしばらくはハッピーに作業していただけるだろう。

のっけ丼 青森魚菜センター

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学会終了後の飛行機がとれなかったので青森で一泊したのだが、ホテルのすぐそばの古川市場でそこで食べたもの。
のっけ丼といって、まず、市場内に何か所か有る赤い旗のかかる店(写真左下)で御飯を買い、あとは、店内にその御飯にのせる具を売っているので好みに合わせてのせていくと言うもの。具は、100円から高いものだと大間のまぐろみたいに500円位するものも有る。右上は適当にのせていった私の丼。うに、赤身、中落ち、ホタテ、真イカ、ねぶた漬。これで御飯と合わせて1000円位。市場内にベンチが置いてあってそこで食べる。持ち帰りは出来ない。
まあまあおいしかったが、(私が行くのが早すぎたのか?、)あまり、良さそうな具が余り出ていなかった。7:30頃行ったのだが、7:00開店で、となりの新鮮市場は5:00からやっている。青森の朝は早い。
あと、御飯が焚いてから時間がたったものでおいしくなかった。これは、結構致命的で、客商売なんだからこのへんはちゃんとして欲しい。まあ、このへんの運が悪いのも日頃の行ないのせいだろう。

ラーメン 戎

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戎(えびす)は春日にあるラーメン屋。店の前の駐車場が停めにくい。
屋号がついた塩の戎ラーメンを選ぶ。760円と高い。とはいえこれがこの店で一番安い。麺は細、中太、太から選べる。塩と言うことで細めんにした。
まあ、普通においしい塩ラーメン。宮古島の塩を使っているそうなのだが、味玉半分入っているとはいえ760円もとったら、おいしくて当り前。

2014年2月末で閉店しました。

MPPCの基本測定

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東北大と測定器開発室で作っているEASIROCを使ったボードを使ってくれる事になっている阪大の学生が、MPPCの測定を実習しに来ていた。
なんでも、阪大でMPPCを購入して調べてみるとGainがHPKの測定値の半分位になるとのことで、別のシステムでも測ってみたいとのこと。私のところに来て何か得るものが有るのかは非常に怪しい。実のところGainの値を比べてみたことは無かったので、計算して、オーダーが有っていれば気にもしていなかった位だから。

測定の仕方は2種類。一つは、普通にADCでデータをとり、0,1,2 p.e. 相当のpeak位置の差を求めてそれを、電子の素電荷で割ると言うもの。例えば、peak 間のADC countが10countだったら、電荷は 10 * 0.25 pC(0.25 pCはADCのスペックから)。これを、電子の素電荷1.6e-19で割り、アンプの増幅率の分補正すれば gain が出る。
もう一つは、オシロで波形をとって、1 p.e. 相当の波形の面積を測る。今回使ったオシロだと、5mV/250nsのスケールでとると、電圧はフルスケール8bitなので1カウントあたり5/32 mV、時間は4GS/sなので0.25ns。電荷は dQ/dt = I なので、Q = IdT。 50 ohm を仮定すると電圧を電流に換算できて、あとは、同じように電子の素電荷とアンプのゲインで割る。

これで、オーダーは正しい値になるのだが、二日間頑張っても、正確なところが合わない。これも、測っているのが日本最低の物理屋だからだろう。学生さんには申し訳ないことをした。

物理学会@弘前大学 (3)

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学会最終日。私のトークには(私の話を聞きにきたわけではないと思うが)思ったよりたくさんの人がいて良かった。セッション前に解体のビデオを見せたら何人かの人が興味を示してくれた。
学会では全セッション会場にいたのであまりどこも見にいけなかったのだが、弘前大学のすぐそばに太宰治学びの家というのがあって高校時代に下宿していた家が見られる(写真下段)。弘前大学にも弘前高校ゆかりの人の名が刻まれた碑があって、太宰の名前もある。私はそうではないが太宰好きな人は楽しめたのではないだろうか。

物理学会@弘前大学 (2)

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学会も3日が終わった。
DoubleChooz, Opera, LCGT など普段聞けない話を中心に聞いて回っている。変わったtalkでは、デジカメを使って放射線を見るというのがあって、NaIにCs137のチェッキングソースからガンマ線をあててその光をデジカメでみるというもの。35mmF2をつけたPentaxK10でISO1600一分露光で15uSv/hの線量以上なら写真に写るという。最低何photonから写るのか聞くのを忘れた。メイルしてきいてみよう。

写真は夕食を食べに黒石に行ったときのもの。ローカル線でワンマン運転。駅についても写真右上のボタンを押さないと扉が開かない。外側にも同じようなボタンがついている。
黒石名物はB級グルメのつゆ焼きそば。ソース焼きそばをそばつゆにそそいだような食べ物。変な味だがなかなかいける。ただ、この店のつゆ焼きそばは840円もしてとてもB級とはいえない値段。

物理学会@弘前大学 (1)

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学会で弘前に来ている。
弘前はなんと言っても青森県だから涼しいだろうと思っていたら連日真夏日で厚い。そして、北国だからか会場に冷房設備が無いところが多くてまいった。学会ではなるべく他分野の話をきこうと思っているので、昨日は最高エネルギー宇宙線と、XMASS。今日は午前中は原子核の話を聞きにいこうと思っている。
写真下はホテルのそばの弘前城とそのマスコットのたか丸君。なぜか頭に天守閣をかぶっている。

KEK 一般公開 写真

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一般公開の接客は午後の当番だったので、午前中は去年と同じく、一般の参加者に混ざって構内を見物しに行ってきた。写真は全てD40にTokinaの12-24mmをつけて撮っている。
左上は3号館のすぐそばにあるコククロフトウォルトン。今年は12-24mmなので全体が写る。F4/ISO800で1/10秒。結構手強い。
右上は国際交流センターに展示されていたLEGOで出来たBelleの模型。昨年これを作った人が取材に来たときに伺った話ではもう少し大きいものを作るといっていたのだが、これだと、1/20位だろうか。エンドヨークがありえない角度に傾いていたので、ケースを開けて直したい衝動にかられた。
左下はLinacのS-Bandクライストロン。クライストロンで作られた高周波は導波管を伝わって地下のCavityに入力される。去年の写真に天井からつきでている導波管が写っている。
右下は、1号館でやっていた、クォークカードゲーム。uds三種のクォークがRGB三色それぞれある。それを正しく組み合わせて、メソンやバリオンを作ると、その粒子のカードがもらえる。私は、udsそれぞれ2枚ずつそろえて、100枚程しか作っていないという秘蔵のHダイバリオンカードをもらった。色の組合せがわからなかったので適当に組み合わせたのだがあっていたのだろうか?、噂ではペンタクォークのカードもあるらしい。カードの表はクォーク、裏は反クォークになっているのだが、なぜだが、反クォークのカードに描かれたキャラクターの表情が哀しげだ。粒子反粒子の対称性はそこまで大きく破れていないと思うのだがどうだろう?

SmartPhone Sirius IS06

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代わりを探している私の携帯電話だが、スマートフォンの値段はいくら位なのだろうかと、ヤフーオークションを眺めているとSirius IS06というのが安い。で、様子見にまあ落札しないだろうと思って1.5万で入札したら落札してしまった。
というわけでAndroid Smartphoneを持つことになったのだが、携帯電話は古い契約のままなのでAUのSIMは持っていない。よって、WiFi専用機としての運用。とても気にいったら、契約を代えてSIMをもらえば良い。具体的には只の端末に交換してもらってから適当な料金体系に変更してSIMをさせば良いわけだ。IS06にはいわゆるSIMロックはかかってないのでSIMを挿すだけですぐに使えるようになるらしい。
そういうわけで、一月程使っているのだが、良いところも不満な所も見えて来た。
薄くて軽くて画面が広いというのは非常に良い。色々なちょっとしたことが出来て酷く便利。特にgoogle mapは旅行しているときに非常に役に立つ。もっとも、いまどきの携帯電話だとこの機能も使えるわけだが。
不満な事は色々あって列挙すると、
1) イヤホン端子がない。韓国版ではついているので、国内向にわざわざ外したのだろうがアホだ。専用の変換ケーブルを使えと言うのだがこれをつけると充電が出来ない。信じられないアホな設計だ。
2) 電池の持ちが余り良くないのに、充電は面倒。充電は上記ヘッドホン端子も兼ねたマルチファンクションのマイクロUSBコネクタでやるのだが、いちいち繋ぐのが面倒くさい。外に接点を出しておけば台にのせて充電できるのに。世の中にはワイヤレス充電とか考えている人も入るらしいがもっと先にやることがある。
3) 本体で画面のハードコピーがとれない。PCだとブラウザでやることも専用のアプリケーションでやることになる。メイルを見たり、時刻表を参照したり。これが、ネットワーク接続が前提になっているので保存できない。そういうときにハードコピーをとりたいのだが、出来ない仕様らしい。セキュリティー上の理由らしいのだが、ちょっと信じられない。

SONY VAIO X (3) バッグ

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XP化して快適?に使っているVAIO Xだが、本当に軽くて持ち運びが全然苦にならなくて素晴しい。で、はだかで持ち運ぶと傷だらけになりそうで、ケースに入れている。写真に写っている梱包様のB5サイズの封筒で商品名をパースルバッグという。センターのLoftに157円で売っていた。
少し大きめだが軽く、きちっと入り、適度にクッションが入っているし、何しろ安い。いちいちジッパーを開けなくても取り出せるのも、面倒臭がりの私にぴったり。
江戸に出る機会があればバブルラッパーの専用品が欲しいのだがなかなか店が開いている時間に秋葉原にいることが無くてまだ、買えていない。もう、カタログから消えているVAIO X用だから、無いかも知れないが。

米川幸余 ピアノリサイタル

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一般公開の代休を使ってノバホールに表題のコンサートに行ってきた。全席自由2000円。
最近は余りコンサートも行かないのだが、プログラムに含まれていたメトネルの『悲劇的ソナタ』が目当て。
米川さんと言うのは知らない人だし、平日の昼間だからがらがらだろうと高をくくっていたら、びっくりする位客が入っていた。去年一番良かった河村さんのコンサートよりは良く入ってたと思う。一体どうやって集めたのだろう?

G.Hendel Channone
W.A.Mozart K545 Sonata No.16
N.Medtner Op.39 Frogotten Melodies より、
No.4 Canzona Matinata
No.5 Sonata Tragica
--- Intermission ---
R.Schumann Kreisleriana
--- Encore ---
F.Chopin Nocturne No.2
F.Mendelssohn Op.30-6 Songs without Words - Venetian Condola Song

お目あてのMedtner のソナタは初めて生で演奏しているのを見たが、とても難しそうだった。テクニカルな事はよくわからないが、かなり複雑な曲でうまく弾かないと全然音楽に聞こえないし、うまく弾かれても何回か聞いていかないと音楽に聞こえて来ない。米川さんの演奏は私には音楽に聞こえたが初めて聞いた人はどう思ったのだろう。

見学対応 日本医療科学大学

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今日の見学は日本医療科学大学の学生さん達。100人位を4つのグループに別けて。

説明をしながら学生さんに聞いたところ、皆さん放射線医療を学ぶ人達だそうだ。いい加減な加速器の説明をして恥をかいたかと思ったが、加速器の原理とかは(まだ?)習ってないそうで安心した。KEKでも昔、PSがあった頃だろうか?放射線治療の為にビームを供給していたと思うが多分今はもうやっていない。

学生さんたちには大学側からスーツ着用のドレスコードがかかっていたそうで、受け入れる私が汚らしい格好で申し訳ないことをした。まさか、短パン、サングラスに不精髭をはやした人が素粒子物理を研究しているとは思わなかったのだろう。写真を撮っている人も皆無だったところを見ると携帯電話もデジカメも禁止されていたのだろうか?
毎年100人放射線治療をする技士を受け入れられる程日本の放射線治療がすすめば凄いことだがどうなんだろう?

KEK 一般公開 1250人

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今年の一般公開、筑波実験棟には1250人余りの方に見学いただいた。KEK全体では3500人くらいだそうで、3人に一人位の割合で筑波実験棟までお越しいただいたようだ。
時間別に見ると例によって午前中は少なく、特に9時(2人)と10時(62人)は極端に少ない。やはり、筑波実験棟を見るなら午前中が良い。
写真は説明を受ける人をBelle越しに
(D40/Nikon AF-S VR55-200/55mm/F4/ISO640)

KEK 一般公開 筑波実験棟展示室

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筑波実験棟の向かいには見学者のための展示室があって、主に加速器とBelleの試作機や壊れて取り外されたもの等が展示してある。加速器の方は実物が見られるのでそっちに行った方がいいし、Belleの展示物がimpressiveかどうか疑問なのは去年書いたとおりだが、連絡バスを待つ間に除いてみるのは悪くないと思う。ここではBelleの展示物の紹介を試みる。

写真上段はBelleから取り外されたもので、左はSVD1検出器とビームパイプの模型。アクリルの箱に入っている方はおそらくかつて本当に使われていたもの。両面読み出しのシリコンセンサーが3層ビームパイプ(衝突点)を囲んでいるのがよくわかる。それぞれの層で荷電粒子の通過位置を10um位の精度で測ることが出来る。
右はCDCのinner部分。これは2003年位までBelleに入っていて取り外されたもの。良く見ると細いワイヤーが張ってあるのがわかる。荷電粒子の通過によるガス分子のイオン化で発生した電子をワイヤーまで運んで増幅しながら信号を取り出す。ワイヤーの間隔は数mmあるが、イオン化が起きてから信号が取り出されるまでの時間を測る事で100umの精度で通過位置がわかる。

写真下段は開発中のBelle2用の検出器で、本邦初公開(のはず)。
左がPixel検出器のセンサー。模型らしいのだが、SOIウェファーを切り出しただけなのか、少し位プロセスしてあるのかは知らない。この大きさのもの6枚でbeampipeを囲う。
中はHAPDという光検出器。透明な窓に金属の薄い皮膜が蒸着されていて、光を吸収して電子を放出、奥のAPDへ加速しながら打ち込んで信号を取り出す。光一個の検出が可能。
右は新しい読み出し回路。オレンジ色の光ネットワークケーブルから送られて来たデータを受け取る。ボードの右上の方にIntelのCPUが乗っていて、そこでデータ処理した後、ネットワークで次の処理に回す。
プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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