Meeting with Notice @ Korea

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出張で韓国に来ている、ECLの読み出しに使うボードの類はECLの韓国のコラボレーターの紹介で韓国の会社(Notice)に作ってもらっている。今のところできてきているプロトタイプのクォリティーには皆さん満足されているので、問題無いのだが、最終的には500枚くらい作ってもらうことになるので、一度、ちゃんと話しをしておこうということになって、私を含めたBelle側の人3人でミーティングをしに来た。
会社はソウルから車で1時間弱の安養(アニャン)という町にある。ソウルの衛星都市らしいのだが、人口が60万もあり、高層ビルがたくさん建っているのでひどく都会に見える。漢陽大のコラボレーターの車に乗せてもらって移動。
会社は街の中のビルの9階にあって、狭いオフィスと作業場だけという感じのところ。ここでは設計とテストだけをやっていて、製造自体は別に施設があるそうだ。ひょっとしたら外注しているのかもしれない。今作ってもらっている12枚の読み出しボードが出来上がっていて、これからテストするところだといっていた。
早速ミーティングして我々の計画の全体像と現状、ボードの発注計画、検査体制についてなど、ざっくばらんに話し合って、Brainstorming しておく。いろいろと話して1.5-2時間くらいだっただろうか。私が必要だったかどうかは別として、そこそこ実りのあるミーティングになったとは思う。
右下のおまけの写真は会社に行く前日、物理屋だけ集まって、焼肉を食べながらミーティングしたときの写真。場違いながらもパソコンを持ち出してアップグレードのtime scheduleを表示し、話し合う。

Boogie Board BB-1

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Airpen Pocket と組み合わせて使うために買ったImprov Electronics のブギーボード BB-1。Amazonで2000円。
Airpen で書いた筆跡は計算機に残るので、紙に書く必要は無い。というわけで、この記事を参考にして見ることにした。
ブギーボードは感圧式の液晶パッドで、スタイラスで何か書くと筆跡が白く残ると言うもの。小さい黒板みたいな感じで書いたものはボタンで簡単に消すことが出来る。Airpen のペン先をプラスティックの芯にしてこれに書けば、紙が必要なくなると言うしくみ。センサーを固定するのに、専用の下敷を使ってそれにブギーボードを逆さに重ねて写真左下のように使う。で、例えば写真のようにHiggs生成のダイアグラムを書くとちゃんと取り込める。
問題点があって、ブギーボードの感度とAirpenのペンの感度が違うので、ブギーボード上で細く見えるように字を書くと、Airpenがsenseしてくれないし、Airpendで記録できるようにしっかり書くと、ブギーボード上では太い線になるのでかなり大きな字になってしまう。

Pentel AIrpen Pocket

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ミーティングに出たときなど、メモをとりたくなる事は良く有るのだが、ノートを持ち歩かないので、そのへんの紙にかいてしまう。気合いが入っているときは、テキストを計算機に打ち直して自分宛にメイルしておいたりするのだが、たいがいはそのままゴミになってしまう。
で、買ってみたのがペンテルのエアペンポケット。Amazonで専用下敷セット1.4万円位。似たような製品はいくつか有ると思うのだが、ペンとレシーバーの対になっていて書いたことを電子化してくれる。ペンの先に超音波の発振機がついていて、ペン先に力が加わると発振する。それをレシーバーで三角測量して筆跡にする。レシーバーについているボタンを押すと改ページされ、保存された筆跡はUSBかBluetoothで吸い上げる。PCもMacもアンドロイドも通信できるソフトがついて来る。
レシーバーはクリップになっていて紙を挟むようになっているのだが、この、クリップのメカニズムがダメダメ。まず、開口しろが少なくてひどく薄いものしか挟めない。そして致命的なことにヒンジの強度が弱すぎ。私の個体は二度物を挟もうとしたらプラスティック製のヒンジのピンが折れてしまった。欠陥商品といっていいだろう。

Belle2用コネクターボード納品


しばらく前に発注していたEndcap Calorimeter のコネクターボード132枚が大きな段ボール箱二つで納品された。1枚約2.4万円。
エアキャップを破って早速写真を撮ったのが下。10cm x 20cm位のボードで8個のカウンターからのケーブルを一つのケーブルにまとめる回路が2セットついている。つまり、これ一枚で16ch実装されている読みだしボード一枚分に相当し、同時に4x4のトリガーセル一個に相当する。トリガー信号はこのボード一枚分の信号のAnalog Sumから生成される。
このボードの交換が必要になったのは、Continuous Injectionに対応するため。入射の瞬間に大量に Calorimeterに入射されるバックグラウンド(100GeVとか)のせいで、PreAmpの電力供給が間に合わなくなって、信号が出なくなる現象がかつて見られたことがある。このときは、Beam Conditionの改善とともに出なくなったのだが、予防するにこしたことはないし、Belle2/SuperKEKBではInjection Vetoの時間も短くなるので、対策することになっていた。
これで取り敢えずこいつの購入は来年度以降に少しだけ予備を買って終了予定。
この納品されたボードの健全性をどうやってチェックするのかは今後の課題。

エンドヨーク改造

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写真はForward側のエンドヨークの片側を開けたところの写真で2010年夏に撮られたものだが、これに写っているエンドヨークを改造する話が有る。
なんでも、衝突点付近の磁場を思った通りにして、かつ、Belleのソレノイド磁場への影響を少なくし、磁場による力に耐えられるようにと設計していくと、エンドヨークを改造して鉄を増やさないといけないらしい。
写真のエンドヨーク先端部にある白い部分は後で付け足した中性子用のポリエチレンシールドでその後ろにある鉛シールドともども既に取り外されている。ここに、新たに設置されるQCSの容器に形を合わせた鉄を足そうということらしい。鉄と鉄の間に隙間が出来ると磁気回路の性能が悪くなるので、なるべく隙間が出来ないように作りたい。そのために1.5T磁場をかけたときにヨークがどのくらい変形して隙間がどうなるか測りたいそうで、来年度一度ヨークを閉めて測定しようと言うことになった。

ハワイで食べたもの

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ハワイは何も下調べせずに行ったので、ハワイらしいたべものはほとんど食べてないと思う。
左上)機内食、たいめい軒という洋食屋プロデュースのビーフシチューらしいのだがおいしくなかった
中上)チーズバーガー ハンバーグ部分は1/2ポンドで、肉々しくおいしかった。(10USDくらい)
右上)タイ料理。まともな店だった。普通にタイ料理。
左下)ハワイ大学の学食のランチ。七面鳥のソテー、グレービーソース。普通の味。(6USDくらい)
中下)ロコモコ、ハンバーガーパティーにブラウンライス。肉がパサパサで余りおいしくない。(6USDくらい)
右下)ベトナム料理。ワイキキで食べた。フォーは甘い味付け。

ハワイで自転車

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ハワイでの足に、ハワイとはいえアメリカなので最初は車を借りようかと思っていたのだが、駐車事情がとても悪いらしく止められた。しかし、バスだけでは不便なので、代わりに、自転車を借りた。webを探すと1日10ドル位から有る。で、借りたのが写真左上の自転車。保険代コミで一日15ドル。Giantの自転車で、見た目はアルミのMTBもどきかと思ったが実際はおそらく鉄製で、むちゃくちゃ重かった。おそらく15kg以上は有るだろう。SHIMANOのグリップシフトがついていて、前3枚、後ろ7枚の21速。重さを助長していたのが巨大なロックでこれだけで1kg以上は有るだろう。お国柄かほぼ全ての自転車に重厚なワイヤーロックか合金製のロックがついている。
貸し自転車屋で空気入れを借りて指定の上限まで空気を入れたら、平地では我慢できる程度には走ったので、日常の足としては役に立った。これが無かったら、朝早起きして会議の前にカメハメハ王を見たりも出来なかったと思う。
街にはいたるところに写真左下のような自転車の形をしたオブジェが有って、それに、自転車を鍵でくくりつける。中には余りにたくさん駐輪していて訳のわからなくなっているのも有った。
ワイキキあたりは駐車場事情が悪いからかたくさん自転車が走っているが、いわゆるロードバイクは少なく、ロードバイク的な細身のフレームにフラットバーやブルホーンバーを着けたバイク(右上)をたくさん見かけた。まあ、普段使いならフラットバーの方が圧倒的に便利なのでそのへんは合理的なアメリカ人らしい。

Trigger/DAQ workshop @ Hawaii (2)

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TRG/DAQ workshop が終わって無事日本に帰って来た。
会議では具体的な議論が色々行なわれて非常にもりだくさんだったが、ECLは、かなり前からやることが決まっていたので、スケジュールの再確認くらいで、つるし上げられることもなくほっとした。今回得た情報を持って、ECLミーティングで来年度の活動予定を議論してもらうことにしよう。

写真はハワイで撮ったもの。上は、Workshop Dinnerがあった、大学から少し坂を登ったところから撮ったワイキキの夜景。ダイヤモンドヘッドが写っている。左下は、到着した日の午前中に撮ったワイキキビーチ。午前中だったのと、天気が悪かったのでまだ人は少なかった。右下は朝、会議に行く前に見に行ったイオラニ宮殿の向いにあるカメハメハ大王像。

Trigger/DAQ workshop @ Hawaii

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BelleのDAQとTriggerについてのworkshopをHawaiiでやっている。私はDAQエキスパートではないのだが、ECL代表。
ハワイ大学はワイキキから山を少し登ったところにある。会場はWatanabe Hallという物理教室のあるビルで、その中の小さなミーティングルームでやっている。参加は30人というところだろうか?
初日はDAQ関連、二日目は主にTriggerについての議論。実験開始までのスケジュールが決まってきているので、議論もかなり具体的。

Belle エレキハット 縁切り打ち合せ

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Belleを回転させるときには、Belleだけを回してエレキハットは回さないので、当然Belleとエレキハットは切り離される。
写真左はBelleとエレキハット屋上が写っているが、ちょうど中央部がBelleとハットの境目。
Belleとハットは構造的には鉄道の連結器みたいなのでつながっているだけなのだが、ケーブルや各種配管がたくさんわたされているので、こいつを一度は縁切りしないといけない。で、関係者一同集まって配管がどうなっているか見ながら今後の作戦を練ることにした。
写真右がハットからBelleに渡っている配管でたくさんの銅の管の下にそれよりもたくさんのステンレス製の管がある(合計200本位有るらしい)。結局のところは然るべき業者にお願いして、一旦切ってラベルを張ってめくら栓をしておくしかないのだろうなあ。

物理セミナー B-physics @ CDF

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今年最初のセミナーは筑波大の人によるCDFでのBの物理の話。思っていたよりたくさん人は集まって30人はいただろうか。
Bs->mumu の話だが、ちょうどBsのmass regionに数eventいる。今はやりのp-valueというのを計算するとBG onlyだと0.27%と全くinconsistent。SM からくるBs->mumuをいれると1.92%とやはりinconsistent。つまり、SM以外のcontribution が有る可能性が有ると言うこと。1.92%と言うことは2sigma以上でSMはexcludeされていることになるので、兆候と言って差し支えないだろう。
つっこみどころは色々有って、分布をfitするときにANNの値のBinに別けているのだが、その中で割とS/Nの悪いところに大きなexcessがある。fitにはきいていないと言うのだが、そもそもexcessがあるのがおかしいのでちょっと信頼性を疑ってしまう。これは明らかにイチャモンだが。

ATLAS研究会@神戸大学

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神戸大学でやっているATLASの物理の研究会に出ている。
二日間にわたって実験と現象論の人が集まって、最新のATLASの結果について報告、議論がある。会場は百年記念館という私が神戸大学と縁が切れてからできた立派な建物の中のホール。きれいなホールだが、ちょっと小さい。
私は全く関係ないのだが、先日のHiggsのこともあったので、正月休みを少し伸ばして、勉強しにきた。なるべく目立たないように隅のほうでひっそりしていたのだが、知り合いに見つけられて、暇人扱いされてしまった。
神戸での開催なので、関西の人中心かと思っていたら、たくさん人が来ていて少々驚く。今日はSUSY等のSearch関連の話しが中心。 Higgs関連は明日。
プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと
中村円眞堂@instagram

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