TYL Workshop 終わり - LAL visit

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TYLワークショップのOpenな部分は終わった。
今頃は偉い人たちが予算の配分を決めているはずだ。
私の発表は予想通り他と全然違ったので反応が薄く、話していてかなりつらかったが何とか耐えて話せたと思う。これで、なんとか一回分くらいの旅費が出ればいいのだが。写真右上は私の参加しているもうひとつのProposalの話しをしているところ。こっちは筋がいいので通ってくれると期待している。
workshopの後は早めの電車で再びパリに戻って、飛行機までの時間を利用して、今度共催するPhotoDet2012というworkshopの打ち合わせとEASIROCのエンジニアと話しをしにLALにきた。せっかくもらった旅費なので、無駄にしてはいけない。
Workshopのフランス側のリーダーといくつか打ち合わせをして、EASIROCの方はこちらの進捗を少しだけ報告して、手持ちのチップが少なくなったので今年度予算で少しまとまった数買えないかの相談をしてきた。写真右下のチョコレートみたいなものはデシケーターに保存されていたパッケージ済みのEASIROCチップでまだ300個位はあるようだ。

TYL Workshop @ Clermont-Ferrand

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TYL workshop というのでフランスはクレルモンフェランにきている。
TYLというのはToshiko Yuasa Laboratory のことでフランスとKEKの共同研究の総称?見たいなものだと思う。ワークショップはTYLを通じて分配される金とリンクしていて、TYLの金に応募した人は少なくとも一人ワークショップにきてはなしをすることになっている。私はそういうことは全く知らず、別件でフランスに来る旅費をもらうためにapplyしたのだが、誰か一人は話さないといけないということでやってきた。
クレルモンフェランにははじめて来るのだが、飛行機だと便数も少なく、不便でかつ高いので、パリから電車(3時間半)でやってきた。ミシュランの本社があるのと近所にヴォルヴィックのラベルに書かれている山がある。
会場は郊外の大学で、クレルモンフェランにいたパスカルの名前がついている。休日だったこともあって非常にひっそりしていた。
私のproposalは研究ではなく workshop を開くというもので初日に聞いた発表と比べると全然違い、間違ったところに来てしまった感は強い。発表しても、共同研究の性質に合致しないといって門前払いになってしまうのではないかと思うと、気が重い。
写真右下はクレルモンの中心にある大聖堂。街中にあって大きすぎるので写真に収めるのが困難。

Laser システム立ち上げ (8) HV scanと波長 scan

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ようやくセットアップも揃ってきていよいよ本格的にデータがとれそうな感じになってきた。
短期目標としてはPDEの波長とHVへの依存を測るのが目的なので第一歩として、波長を固定してのHV scanとHVを固定しての波長スキャンをやってみる。
HV をスキャンするのは簡単で、去年書いたGS610をコントロールするソフトを使ってHVをかえながら次々とデータを取っていけば良い。問題はADCはCCNETというCAMAC crate controler内のLinuxでデータをとり、HVはLinux PCでコントロール、PowerMeterはWindows PCでlogをとるという体制なのでこれを何とかしたい。とりあえず、Powermeterはとりっぱなしにしておいて後でlogを切り分けることにし、CCNETとLinux PCはパスワード無しでssh出きるようにしてLinux PCからADCのDAQプログラムを動かす事にする。
Linux PCにはsshでlogin出来るし、Windows PCもVNCで接続できるので、実験室にいなくてもデータはとれる。試しに-69.5Vから-70.5Vまで0.1V刻みに11点、自動でとってみた。1点5000event、Laserが20Hzなので大体5分。11点で1時間かかる。で、ADC分布を見てみたのが右。電圧を変えると1peのピークが右にずれていくがPedestalの幅もノイズのせいで広がっていく。ちょっと電圧が高すぎだったかもしれない。
波長スキャンの方は電圧を固定して、レーザーの波長を変えていく。これは自動では出来ないので仕方なくwindows PCをクリックして変える。レーザーの出力は一定で無いので500nmで調整したND filterの値で大丈夫かどうか見てみる。幸い、それほど大きな変化は内容で今二つのND filterのsettingでとっているのを間にもう一点とれば大丈夫そうだ。

ラーメン XI'AN 筑波学園店

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XI'AN(シーアン)は平塚線の大学会館の少し東側にある中華料理?店。名前のシーアンは西安のことだと思う。売りは刀削麺と辛い料理らしい。
一番人気らしい麻辣麺(右上)と坦々麺(左下)はどちらも650円。注文するとコックが専用の包丁で麺の生地を切って鍋に飛ばすのを見ることが出来る。
基本的にどちらの麺もさっぱり目のスープにラー油がかかったもので、坦々麺もゴマの味がするという訳ではない。ただ、ラー油の量はずいぶんと違って麻辣麺は表面1cmくらいがラー油になる。作っているのを見ているとスープを注いだ後ラー油をお玉に二杯かけていた。
麺の感じは刀削麺らしく独特で良いのだがとにかくずっと油を食べている感じなのでつらい。だから、この二つだと坦々麺の方がまだ良い。
メニューを見ていると刀削麺は6種類あってどれも650円。油っこくなさそうな棒棒鶏麺、ネギチャーシュー麺、野菜麺あたりにした方が良さそうだ。

レーザーシステム立ち上げ (7)

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私が出張している間にもう一人がPMTのセットアップをすすめてくれてすぐデータをとれる状態になっていた。
ADCのゲートが少し広めだったのであわせ直して(左上)、今度は光量調整。MPPCに入れる光は平均1以下にしたいのだが、それをそのままPMTに使うと、少なすぎる。MPPCのQEは60-80%位あるのにたいしてPMTだと20%位なので何らかの調整をしないといけない。Laserのパワーで調整するか、ND filterで調整するかどちらかだがとりあえずはND filter で調整することにする。Laserを光らせて、オシロで波形を見ながらND filterを調整し半分から1/3位信号が無いようにする。
後は、PMTとMPPCそれぞれにND filterのそれぞれの設定でデータをとってみて、offlineで解析する。パワーメーターのグラフ(右上)を見ていくと測定中も出力がドリフトしているのがわかる。データをとると、ADCの値が入ったファイルと、PMのデーがファイルが出力されるのでそれを読んでperl scriptで一つにまとめて、後はPAWで処理する。
で、出来たPlotが下。MPPCのADC分布はそこそこ綺麗でこれならPDEを測れそう。PMTの方は光量がまだ少なすぎたか、ペデスタルがかなり多い。しかし、これ以上ND filterを弱くするとMPPCの0peがなくなってしまいそうだ。
明日はもう少し、いろいろと実際のデータをとるセッティングを煮詰めていく。

見学対応 文科省初中等教育局研修

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今日の見学は文科省の初等中等教育局の研修で見えた皆様37名。聞き覚えがある名前だと思っていたら昨年も私が対応していた。
半分に分けての対応なのだが、25分しかアサインしてくれないので展示室は諦めて、F1のパネルと模型で実験の説明をして、B1回廊を一周して終わり。見学時間の短さに関しては良く意見申し上げるのだが聞き入れられることは全くない。
私の説明が悪かったのか、教育局の人がわざわざ研修に来てくださっている割には、余り興味を持っていただけなかったようで、みなさんの表情がすぐれない。唯一私のそばにいた女性だけ反応が良かったのが救いだ。

研究会@栗東

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今年もスクールの後は研究会。スクールをやったところから守山駅に行き、そこで研究会だけに参加する人と合流して、車で30分位の栗東トレセンのさらに山奥にある研修施設に移動。栗東市立の研修センターらしいのだが、100人くらいは泊まれるし、大小の会議室もあるので、小規模なスクールなら出来そうだ。
参加者はスクールの発起人と講師、後は昨年の研究会に来てくれた人と、新たに面白い話が聞けそうな人を何人か。昨年に比べると、理論、中性子、加速器、宇宙の人たちも来てくれて守備範囲は広がった感じ。加速器については全員素人同然なので、なかなかに興味深い話が聞けた。
夕食後の自由討論から始まって翌日会議室での議論と延々と物理の話を自由にしてと、なかなか楽しい研究会なのだが、私にとっては自分が日本最低の物理屋と言う事実が再確認される場でもあるので辛い一面もあり、帰ってからは自分の能力の低さを反省することになる。

高エネルギー春の学校2012@守山 (2)

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今回のスクールでは、学生の発表を審査して表彰することにした。審査は学生とスタッフの投票で、スタッフには重み2をかけた。また、議論に参加してほしいので、質問等で場を盛り上げた人にも特別賞をあげることにして、それぞれ金一封が用意された。
写真上左は最後の講義の最中に外で審査していた時の様子で、用意していた金一封が足りなかったので審査員で金を出して金を前に審査している。めでたく発表の優秀賞の1位と2位、および、特別賞3人を表彰した。金一封の財源となったスタッフと記念写真。
いろいろと、不備や運営のいい加減さがあった気がしないでもないが、参加された学生さんたちには満足いただけたのではないだろうか?また、来年も可能ならやりたいものだ。私は研究会を助ける財源を持たないので申し訳ない。

高エネルギー春の学校2012@守山

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琵琶湖のほとりのリゾートホテルで春の学校というのをやっている。
修士の学生に参加していただいて、業界内の他大学、他実験の人たちと交流をとってもらいながら物理の勉強もしていただこうという企画。一応私も発起人(6人)の末席を汚している。
2泊3日で半分くらいの時間は講師による講義、残りは参加者による講演。昨年に引き続き今年も40人以上の学生さんに参加いただいて大変有意義だった。
写真右下はポスターセッションの一こま、スナックをつまみながら学生さんの説明を聞く。この発表は神戸の4年生の学生実験でmuon g-2を測ったことの発表。学生実験でg-2を測るなんて面白そうだ。

Laser システム立ち上げ (6) ノイズ落とし

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Laserの立ち上げはその後も粛々とやっていて、ちゃんとCAMACでデータをとれるようになっている。Windowsで動いているPowermeterとCAMACのdataをevent毎に整合させないといけないので結構面倒な事になっていて、仕組みとしてはCAMACのoutput registerから約20Hzでtrigger信号を出して、それをLaserのLampのTriggerにする。LaserシステムはそのTriggerを受けてから数100us後にLaser発光するのだが、発光するタイミングでTTL信号を出してくれるのでそれをNIMのlogicに入れてCAMAC用のGATEとPowermeter用のTrigger信号を作っている。繰り返しが約20HzなのはLaserの仕様でこれは仕方ない。Powermeterは外部トリガーがあったときだけloggingするモードにしておけばあとでCAMAC DATAとの対応がとれる仕組み。
データはとれるようになっていたのだがノイズがひどかったのでそれの対策をずっとやっていた。実験をやっている人はわかると思うがノイズ対策というのは本当にやっかいで辛い。今回は暗箱の中にステージ用のステッピングモーターが入っていてこいつが大量のノイズをまき散らしてくれる。MPPCの信号を読むときは経験上MPPCのカソード以降特に出力端子になっているLEMOあたりをしっかりシールドしてグラウンドに落とすのが有効だとわかっている。で、私の基板で頑張っているとき出力側に入っているキャパシタをさわるとノイズが激変するのがわかり、私のへたくそなハンダ付けでは心許ないということで相方に作ってもらった。写真左上の左が私の基板で右が新基板。実際にノイズを見ながら入念にシールドしていくと何とかノイズは減っていって、写真左下のような悲惨な状態から右下のような綺麗に1pe,2peが見える状態にすることが出来た。この状態で実際にlaserを光らせてCAMACでとってみたのが右上で、ペデスタルと1pe,2peのピークが何とか分かれる程度にはすることが出来た。
あとはPMTの方でもデータをちゃんととれるようにできれば最低限のセットアップは完了でデータをとることが出来る。

次に買うカメラ2012 (番外編)

ディジタルカメラではないカメラにも実は惹かれる物があって無限に金があるなら欲しいカメラがいくつか。
一つは機械式のカメラ。電池が無くても写真が撮れるカメラが欲しい。自分が持っているフィルムカメラはNikonのFE2でこいつは電池が無いと1/250でしかシャッターが切れない。で、Nikonで機械式となると、機械式Nikonの最高機種はF2だがこれは、足に落としたら怪我する感じで重いし大袈裟。で、候補はFM2かFM3a。やはり、機械式であっても絞り優先AEは便利なのでFM3aか。前者だと2万円以内、後者だと4万くらいで取引されているようだ。もっとも、FE2のシャッターがきれない事態になることが余り想像出来ないのだが。
もう一つはミラーの無いカメラで、ピント合わせは必要なのでレンジファンダーになる。一眼レフというのは光学的にはバックフォーカスが長くて不利だから、レンジファインダーの方が小さいカメラで良い写真が撮れる。レンジファインダーの最高峰はもちろんライカでM3かM6の中古が手に入ればいいのだが前者は7-8万、後者は10万以上するし、レンズも非常に高いのでちょっと手が出ない。ぎりぎりライカのレンズを買うとして、ボディーは安物でもいいと考えればMinoltaのCLEがある。これはライカMマウントのカメラで、撮像素子(フィルム)は一緒なので、レンズだけライカにすればライカと同じ写真が撮れる。大体3万くらいから売っているみたいだ。Leicaの広角レンズと言うと21mmで多分30万くらいする。そこで、そこもケチるとフォクトレンダーの21mmとか15mmが使えて、ちょうど良い気がする。これだと都合8-10万くらい。滅多に使わないことを思うとちょっと高いか?
最後は中判カメラ。デジカメでわかるとおりセンサーサイズが大きいと解像度的には有利。ハッセルブラッドとかPentax645とかは一眼レフで巨大。ということでここでもレンジファインダーだと思えば、Mamiya7がいい。これだとボディーとレンズでも1.5kg位で中判だと思ったら軽い。ボディーは3-4万くらいだが、広角の43mmや50mmレンズは高くて大体7-10万くらい。おそらく広角に限ればこの組み合わせが最高画質だろう。究極的にはこれで一度は使ってみたい。
以上3種類思っていて、ヤフオクで見つけては入札してみたりしたのだがまだ手に入れてはいない。問題は買っても使うかどうかでだんだん買う気が小さくなってきている。実際持っているFE2にColor-Skopar 20mm/F3.5をつければ望みの写真が(クォリティーは別として)撮れるのだが、全然撮っていない訳で・・・

物理セミナー Staging COMET

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今日の物理セミナーはCOMETをStagingで実現すると言う話。
思ったよりも聞いていた人は多くて30人くらいはいただろうか?
昨年度の末くらいに素核研の方針としてCOMETを推進するというのを決めたとかそういう話があって、COMETをどのように進めていくのがいいのかというのを考えて、Staging案が上がっているそうだ。
案としては、まず、ハドロンホールを拡張してBeamlineとProton Targetを作る。ターゲットから出てくるPionのtarnsportは90度のBendを4回行って検出器に行くのだがこの最初の90度までを Phase-I とする。
これで、ちゃんとpion beamが出来るのかを調べ、ついでに、mu-e conversionの7x10^-15まで測るというシナリオ。
ビームタイムとしては2週間で限界に到達するそうだ。金はホール拡張、ビームラインとTargetその他で25億くらい。検出器は例によって物理屋が施設とは別財源で用意して置くことになる。これがうまく動くとライバルのFermilabのmu2eより何年か早く7x10^-15に到達し、それからアップグレードをやって、ほぼ同時か少し早いくらいに10^-16に到達するとのこと。
もっとも、どうして、こういうStaging案が必要なのだろうという疑問はある?
Phase-Iの物理用の検出器はビームモニターやPhase-2の検出器とは違うのを想定しているそうで、だとするとたった2週間の為に何億かかけて検出器を作ることになり無駄な気もする。建設期間だって途中で寄り道するよりいきなり作った方がきっと短いだろうし、今ひとつメリットが感じられない。強いてあげれば、論文が少し増えることくらいだろうか?それとも二回に分けた方が予算が通りやすいということなのだろうか?

セミナー@早稲田大学

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早稲田の人に呼ばれてセミナーをやってきた。
早稲田の人は液体アルゴンを使った検出器を研究していて、それのアプリケーションとして暗黒物質の探索を考えている。基本的にはXenon実験の検出器のキセノンをアルゴンに替えたものだと思うが、それに光検出器としてMPPCを使えないかということで、サンプルを手に入れて動かし始めたそうで、専門家のフリをしている私の所にセミナーの依頼がきた。
研究室は早稲田大学の西早稲田キャンパスというところにあって、そこは、早稲田大学のメインキャンパスでは無いそうで、確かに早稲田らしい感じは余りしなかった(えんじ色の物が何もない)。都会だけあって狭く人は多くで、KEKと比べると人工密度が全然違うし、実験室があるビルは18階立てだ。
で、セミナーは4年生の学生からスタッフまで20人くらいだっただろうか?かつて、測定器開発室の皆様が調べたことを適当にまとめて話すという、そういう若干恥ずかしいセミナーだったのだが、随時質問を受付ながらやったので若干時間を使いすぎた感はあったが、とりあえず知っておかないといけない知識は伝えられたかと思う。
その後、実験室を見せてもらったりしたが、狭くて大変そうだった。何でも、新たに部屋を借りるには大学に月50万くらい家賃を払わないといけないそうで、さすがに都会は大変そうだ。

次に買うカメラ2012 (3)

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残念ながら高級コンパクトと呼ばれるカメラには私の望む超広角というのは無いのだが、FujiのX-Pro1と言うカメラのレンズロードマップに超広角レンズが入っている。曰く14mmと12-24mmのズームが用意されるそうだ。X-Pro1はクラシックな外観と、素晴らしいファインダーがついていて、画質的にも有利なバックフォーカスの短い光学系なので期待が出来る。本体が10万くらいでレンズがいくらになるかわからないが5,6万くらいだろう。
もう一つ、ひねりわざとしては、SONYのNEX-7と言うのにもファインダーがついている。残念ながらレンズはあまりないのだが、マウントアダプタを介してLeicaMマウントのレンズをつけられる。例えば、フォクトレンダーのSuperWide-Heliar 15mmとかUltraWide-Heliarをつけるとフォーカスがマニュアルになるが条件はギリギリ満たす。この場合もカメラが10万、レンズが5万というところ。
この二つだとX-Pro1にひかれるが、とりあえずは今年中にでるという14mmF2.8をまたないと。

とまあ、4つの可能性があるが、現段階では
1) とりあえずNikonのDX機を新しいのに替える
2) 外出用に M.ZD9-18+Micro43の機種を買う
と言うのを考えている。

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東京に行ったときに触ってきたが、Fujiのファインダーは本当に素晴らしい。光学ファインダー時には非常に綺麗に見えるし、右手のレバー操作で瞬時に液晶ファインダーに切り替わるし、写真を撮るのが楽しくなる感がある。ただ、Leicaの真似をしたユーザーインターフェイスは本当に使い易いか微妙。特に絞りリングはボディーの下端が角張っているせいで操作しにくく、ほぼすべて絞り優先で撮る私には右手で変更できる一眼レフ的なダイヤル操作の方が便利だ。だが、全体としては非常に気に入った。14mm F2.8に期待しよう。

次に買うカメラ2012 (2)

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かつてここでも書いたように、ボケを忘れて、光学ファインダーを諦めれば、micro 4/3のカメラも候補にあがる。ファインダー自体は必須なので、候補としては Olympus のE-M5かPanasonicのDMC-G3。前者の方がセンサーの評判はよく手ブレ補正がつくが、後者なら1/3の値段で買える。
レンズは決まっていてOlympusの MZ9-18mm。E-M5とセットで15万、G3となら8万。この組み合わせだとレンズ込みで500g位しかないので、旅行に持っていくのに最適だ。
micro4/3はセンサーサイズがD40の半分なので1段分損なのだが、その代わり、一眼レフよりバックフォーカスが短いので、特に広角ではコンパクトに高性能のレンズが作れるし、Olympusだと手ブレ補正が効くので、それで一段分くらいは稼げる。かなり魅力的なのだが、Olympusは高すぎる気がするし、Panasonicは手ブレ補正がないのと、余りに見た目がチープで悲しいという問題がある。OlympusからE-M5よ安いOM-Dがでるという噂があるのでそれを待つのが得策か。

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後日東京に行く用事があって、ついでに触ってきた。まず、E-M5はかなり良い。ファインダーの見え具合もいいしフォーカスも驚くほど速い。若干気になったのは、シャッターを切るとしばらくファインダーがブラックアウトするのと、ファインダーを左目でのぞくとコントロールダイヤルのうち一つが非常に回しにくいこと。あと、ファインダーの自動切換の為のセンサーが敏感過ぎるのかライブビューしているときに意図せず切り替わってしまうことがある。
G3はE-M5と比べるとおもちゃという感じでチープさが悲しい。さらにコントロールダイヤルが余りに安物で使い心地が最悪だった。都合3台試してみたがどれもそうだったので多分そういう物なのだ。G3を買う気は少なからず失われた。

次に買うカメラ2012 (1)

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愛用のD40を買ってずいぶんたつ。故障しているかどうかわからないのだが、最近露出を大きく外すことが多い。サービスセンターに持ち込んでも良いのだが、使っているレンズは純正品で無いし、異常無しで終わる気がする。
で、また昨年同様次に買うカメラを考えて楽しんでいる。
まず、カメラを買う目的だが、私の場合、日常の記録と、外出したときに風景をとることがメインになる。仕事の写真をとる場合、実験室は暗いので好感度の性能はそこそこ重要。また、画角的には広角が好きで旅行に行くときにはD40にTokinaの12-24mmをつけることが多い。
と言うわけで、最低限条件としては
1) D40より、高感度画質が良い。D40はそこそこ高感度画質が良いとされていたが私としては限界がISO800。最低これより一段分は良くなっていてほしい。つまりISO1600
2) 広角側が最低でも換算18mmは欲しい。
後は細々とした条件として、
3) ファインダーは必須。ライブビューのみのカメラは嫌。光学ファインダーにはこだわらない。
4) なるべく軽い方がいい。
気にしないのが
5) 画素数は気にしない。
6) 連写スピードは必要ない。
7) アートフィルターも必要ない。

で、第一にFX化。メリットとしてはボケを活かした写真がとれるということと、ファインダーが見やすいということ。同じ解像度だと1段分明るいのでその分高画質になる。
候補はNikonのD800とCanonの5D3か5D2。
Nikon の場合、VR16-35mm/F4と、VR24-120mm/F4をつけて45万というところ。
Canonなら17-40mm/F4と24-105mm/F4で同じく40-45万位。
Nikonの方が風景には良さそうだが、D800+VF16-35で1.7kgもある。これを持って歩く気になるだろうか?

第二はDXのままupgradeでこれだと、(大したものでは無いが)レンズ資産がそのまま生かせる。この場合単純にNikonのD7000を買えば良い。D7000はD40と違ってNikonのFマウントのレンズがほぼ全て使えるので良いし、D40より一段分くらいは確実に高感度の画質も良い。Practicalにはもっとも安直な解なのだが、タイの洪水以降生産してないらしくて、このまま新製品になるという噂があって非常に買い辛い。

つづく

先日東京に行ったときに触ってきた。各社の高級な方の一眼レフということで、Nikon D7000/D800, Canon 5D2/5D3/60D Pentax K5 など。どれも各コントロールの質感が良くて今使っているD40とはずいぶんと違う。特にD7000は精密機械という気がしてとてもいい。かなり物欲が刺激された。D800/5DXはやはり大きく、大袈裟で、気軽に持ち歩くという気にはならない気がする。

Gios AMPIO クランク交換 FC-R700

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赤い方の自転車のパーツが目立つところはULTEGRAになったので、今度は白い自転車の方の部品を買えていこうとヤフオクを眺めている。デザインの好みは7700,7800のDura-Ace, 6600のULTEGRAなので、それを中心に探す。後ろのディレイラーは既に7700になっているので、後はクランクとブレーキキャリパー。
クランクは105グレードのFC-R600に換えてあって性能的には全く不満は無い。7700/7800 Dura-Aceにはコンパクトクランクは無いので、換えるとしたらFC-R6650と言うわけで、ヤフオクを見ていたら、同じULTEGRAグレードのFC-R700がでていたので、軽い気持ちで入札したら落ちてしまった。Webには6650とクランク自体はおなじものだと書いてあるが本当だろうか?。3500円くらいと格安なのチェインリングを止めるボルトが固着していると書かれていたからだろう。こういうのは大袈裟に書いてしまわれがちなのでちょっと頑張れば外れるだろうと思って高をくくっていたら本当に外れなかった。仕方ないので、ボール盤でネジを破壊して外してしまう。自転車のポルトはアルミなので金工用のドリルを使えばどうということ無く破壊できる。
後は、コンパウンドを使ってピカピカに磨いてからFC-R600と付け替える。シマノのホローテックデザインだとクランクの交換はとても簡単。
一応重さも測ってみたのだが、クランクセット(BB無)で764g。BB(95g)をつけると860g位。FC-R600は851+95で946g。チェインリングをへなちょこ仕様の46Tに換えると、35g軽くなって730+95の825gになる。Ampio付属のスギノのクランクが1020gだったので200g位は軽いが、きっと私には違いはわからない。こいだ感じはもちろん何も変わらない。
肝心の見た目は少し角がとれたデザインになって少しだけ良くなった。気がする。

Bach Goldberg Variations

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Bachのギター編曲には有名なGoldberg Variationsもあって、Kurt Rodarmerさんの編曲による演奏をもっている(左上)。これは、ギターの多重録音で、Goldbergの為に音域を広げたギターを作ってもらったらしい。なかなか素晴らしくて愛聴盤なのだが、残念ながら繰り返し有り。
ピアノ盤も(もちろん)色々あるのだが、私は繰り返しが嫌いなので、なるべく繰り返しの無いものを選んでいる。個人的には同じ変奏を二回繰り返す意味がわからないし、特にアリアの繰り返しは最悪だ。
右上はA. Rangellさんの演奏で、録音の製もあるがやさしくなめらかな演奏で優美といっていいと思う。高橋悠治さんのいわゆる旧録(左下)は全く繰り返しが無いので演奏するのに35分くらいしかかからない。演奏も素晴らしい。ゴルドベルグと言えばGouldだが、有名な55年盤と80年盤以外にもコンサートのライブ録音があって(右下)これも非常に良い。
一時期Rangellさんの演奏で最後のAriaの無いCDを焼いて、リピート機能で第30変奏が終わったら頭のAriaに戻るようにして通勤の車の中でエンドレスで聞いていた時期があった。そういった意味でRangellさんの演奏は頭にすりこまれている。

Garmin Edge 500 (6) AT値推定

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GarminのEdge500を買ってずいぶんたつが、これを買うと心拍数がモニターできるので便利だ。
すぐに測りたくなるのが最高心拍数といわゆるAT値。前者は自明だが、後者はAnaerobic Thresholdと言う奴で、有酸素運動を続けられる限界の心拍数。これを越えて運動を続けると、乳酸がたまり出していずれ運動が出来なくなる。
AT値の正しい計り方は非常に難しそうだが、私が見つけた簡単でreasonableなやり方は10kmタイムトライアルをしたときの平均心拍数かATの107%というもの。ゴールした後動けなくなるくらいやっているので当然AT以上で運動しているわけで、10km(20分)位だとそれが7%位らしい。絶対値の制度はともかくとして、定性的には納得が行く。
ちょうどいい具合にKEKでやってるタイムトライアルが10kmなのでそれに参加したときの結果が図。KEKの外周道路を回るとほぼ正確に3.3kmで3周すると10kmになる。
で、ゴールした後完全におつりが無いくらい頑張ってみると、最高心拍数が196、平均が188だった。これを1.07で割ると175になる。何度かタイムトライアルをしているが余り値は変わらない。Webを見ていると最高心拍数の推定の仕方が220-年齢らしいのだがそれよりはかなり最高心拍数は高い。実際坂道を走ったりすると200に達することがあるのでこの辺が私の真の最高心拍数だと思う。AT値の175だが、これは経験的にはそれほど間違っていないと思う。普段走っている時でもちょっと頑張ると170位は行くしその状態でも30分くらいは走り続けられる。

Laser システム立ち上げ (5) PMTセットアップ

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今日はPMTをセットアップする予定だったが、Laserまわりが余りにごちゃごちゃしていて苦痛だったので、ちゃんとラックを立てて読み出しエレキの方を2時間くらいかけてきれいに整頓した。
その後、PMTをマウンタに取り付け、新たにセットアップされたNIMビンにPMT電源を入れて、Laserを左の写真の位置で光らせてMPPCとPMTで同時に取ってみたのが右の写真。黄色がMPPC、緑がPMT、青がLaserからもらっているTrigger信号。MPPCは1pe相当だが、PMTは光電面が1cm位あるのでおそらくたくさん光が入っていると思われる。いずれにせよきれいに見えているので一安心。
DATAをどうやってとるかは、色々Choiceがあるのだが、相方はCAMACを使おうとしているので、とりあえず次はCAMACでとることになる。

Laser システム立ち上げ (4) MPPC信号読み出し

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今日はマウンタMPPC基板を実装してLaserの信号を見てみる。
まずは基板をマウンタのサイズに合わせて切って四隅に穴を開け、基板はとりあえず浮かせるということで、回路倉庫から出庫してきたプラスティック製のネジでマウントしてみた。
MPPCのノイズ対策はMPPCのカソードと信号を出力するLEMOコネクターまでを重点的にシールドすると言うのが経験則なので、とりあえず、アルミのテープで被ってグラウンドと接続しておいた。それで信号を見てみると、結構きれいだったので一安心。今まではステージの電源を入れると激しくノイズがのっていたのだが、それが見られないので結構うまく行った部類だと思う。とりあえずオシロで1pe, 2peの信号がキレイに分離している。
もう一人の人が調整してくれていたレーザーをあてながら撮った顕微鏡写真が右上で、センサーのピクセル中心にレーザーをあてている。この状態にしておいて、ND filterで減光して、レーザーからのtrigger信号で取った波形が右下。平均が1 photon以下になるようにND filterを調整してある。Laser自身は内部クロックで発光しているのだが、一応パルス毎のパワーも測れていて左下のようになる。
なんとかデータが取れるまでもう少しという所まで来ている。明日はPMTのセットアップをして、外部トリガーでデータを取るのをやれるようになりたい。
プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと
中村円眞堂@instagram

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