EASIROCモジュール納品

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ずっとやってきたEASIROCモジュールだが秋に注文を聞いて発注した量産分が皆さんのところに発送されたと連絡を受けたのが数日前。実際に届いたという知らせをいただいたのでKEKで買った人の分を見せてもらった。
10月に届いた試作機からはほとんど変わっていないので並べてみても何も違わない。左が量産品で右が試作機。Version番号も1.1のままなので見分けることは不可能に近い。
製作してくれた会社によると今回のロットでは来年度分も見越して見切り発車で30台作ったそうなのだが、完売した。最初に聞いたときはそんなに売れるかなと心配したが業者の方の読みは正しかったようだ。来年度もEASIROC ASICの方の売れ行きを見ると20台くらいは売れるのではないかと思う。
今回購入された皆様を対象として講習会を18,19日に大阪大学でやることになった。うまく行くといいのだが。

ポールピースカラー取り付け打ち合わせ

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ポールピースカラーの取り付け作業が来週から始まるので業者の人を交えてその打ち合わせ。
物はほぼできているそうで只今塗装作業中とのこと。3日に搬入して作業は開始される。
それ程大変な作業にはならないはずだが、足場組み、取り付け、溶接、塗装とあるので、それなりの作業になる。
毎日の作業は8:30からということになったので来週からは少し早起きする生活になりそうだ。

第20回素粒子センターシンポジウム@白馬 (2)

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シンポジウムは無事終わった。
例年同様『Formal』なセッションだけでなく、それ以外の場所での『フリーディスカッション(FD)』も充分楽しんでもらったのではないかと思う。
写真左はセッション終了後に自由にDiscussionしてもらうために用意していた部屋での光景だが、参加してくれた理論の先生がHiggsに関する講義をしてくれた。皆床にすわって聞いていたのだが、スナックなども用意してリラックスした雰囲気だったので質問も多くとても良かったと思う。講義は2時間くらいあったので睡眠時間は削られてしまったが。
今回は参加者(講演希望)が多かったので、常連のスタッフメンバーには遠慮していただいた。その代わりにスライド数枚で自由に話していただき参加者にはFD時間に直接聞いてもらうことにした。写真右は常連スタッフで、原子核甲板の乳剤の作り方を短時間でデモして場を盛り上げてくださった。FD時間への良い導入になったのではないかと思う。

私は特に自己の発表は何もしなかったのだが今年もやることになった高エネルギー春の学校(aka びわこスクール)の宣伝をしておいた。今年は5月29-31日の日程で行われる。今回も選りすぐりの講師の先生に来ていただく予定なので是非とも参加して(参加を推薦して)いただきたい。

第20回素粒子センターシンポジウム@白馬 (1)

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昨年はBelleの回転をしている真っ最中で参加できなかった素粒子センターシンポジウムに参加している。素粒子センターシンポジウムも今回で20回目だそうで、私は何回参加しているのだろう?センター外の人では二番目に多いのだけは確かでおそらく10回と少し。毎回、学生さんのフレッシュな講演に触れられてありがたい。
今年の参加者はいつもより少し多くて約40名。私は、今回プログラム委員と言うのをやらせてもらって、講演の順番や配置、時間配分などを決めるお手伝いをさせていただいた。
講義は大体SUSY、超弦理論、宇宙論で回しているようなのだが今年は宇宙論。修士の学生の参加者が多かったこともあってあまり数式を使わないわかりやすい議論が多かった。いつもより学生さんの質問が活発な気がするのは気のせいか?

Belle紹介ビデオ撮影

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見学の人に見せたりするBelleの紹介ビデオはとても古くて、使うのがはばかられるようになって久しく、今、作り直す作業が進んでいるらしいのだが、筑波で撮影するというので付き添った。
撮影スタッフはB2GMをとっていた人たちでSONYのE-mountがついたビデオカメラと、GoProを使ってBelleをいろんな角度から撮っていかれた。
私もついて回って自分のカメラで撮っていたのだが、『広角の18-35をつけてくれば良かった』とつぶやいたら、16-35mmf/4を貸してくださった。かなり大きい(長い)が16mmで撮れるのはやはり良い。
写真左は撮影後F1居室で撮影結果を見ていた所。なかなか良い映像が撮れたようだ。
ちなみに撮影機材はB2GMの時とのORをとると上記EmountのビデオカメラとNikonのD800EとD7000。レンズはSONY Emountのビデオ用レンズに加えて、マウントアダプタを介してNikon Fマウントのレンズをつけていた。Fマウントのレンズは16-35mmf/4とTokinaの11-16mm f2.8。当然長い方も持っておられたが覚えていない。
GoProの広い画角かつ歪んだ映像はおもしろいが、それなら、Sigma 8-16mmDXや 12-24mm FXをD7000かD800Eにつけた方が良い気がするが、そういうレンズは持っていないそうだ。

防災訓練@筑波

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今日は筑波で防災訓練があった。共同利用の外国人の方々も全員来いということでわざわざ筑波に行く。
放送による予告の後非常ベルがなって指定された避難場所に移動する。うっかりB2にいたので階段を歩いて登ることになってしまった。間抜けだ。筑波実験棟の指定避難場所は実験棟向かいにある展示ホールの横の広場。
その後筑波実験棟の防災施設の使い方を教えてもらう。写真上段は搬入口にある消火栓から実際に散水しているところ。水はどこにあるのかと尋ねたら地上と屋上に合わせて16t分のタンクがあるそうだ。
最後は消火器の練習で期限切れが近い消火器を持ってきてやることになっているみたいだ。駐車場にトレイを持ってきて水をはった上に灯油とガソリンを入れて着火。それを消火器で消していく。10本も消火器が用意されていたので私も練習してきた。

ECL Barrel 読み出しボード納品最終便

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昨日のクレートに続き今度はBarrel Readout ボードの最終便 120、120ときて最後は40枚。
いつものようにDHLがやってきて、30kgくらいある箱三個を運んでくれる。なにしろ一枚1.6kgもあるので14枚入りだと25kgくらいになる。
大穂の我々の部屋の空調は壊れているのでとても寒く、結露の心配もないと思い、納品の書類作成用に写真をとるため、すぐに開けてみたのが右下の写真。
これで、今年度分の280枚はすべて納品された。やれやれ。
残る大物はクレートの残りとCollector Module。両方とも3月上旬にくるはずだ。

VME改 クレート納品 第二便

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ECLの読み出しボードなど今年度の政府調達で買ったものがどんどん納品されているが今日はVME改クレート25台が納品された。
1月に最初の二台が届いて問題ないということで、残り50台のうち半分が納品された。工場は三重県の方にあるそうで、運んできたのは引越し屋さん。運送やさんは荷下ろしするところまでの責任なのでとりあえず部屋の外に置く。19インチラックに入れる10U分あるクレートなのでとにかく大きい。それが25台もあるので、大穂の廊下がダンボールであふれてしまった。
ここからは荷受にきてくれたクレートのメイカーの人と、一台ずつ部屋に入れて開梱し、中身をあらかじめ整理して空けておいた棚に置き、梱包材をまとめ、箱をたたんでいく。結構な労働だったが、1時間ほどで作業は完了。運び込まれた25台はきれいに棚に並んだ。
写真右下はダンボールと梱包材の山。可燃物ということでKEKのゴミを引き受けている清掃業者に連絡して処分してもらう。
残り25台は3月上旬に到着する。棚のcapacityは40台なので入りきらない分の置き場を考えないと。

蓮根のポタージュ

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私は茨城県民で霞ヶ浦の蓮根畑のそばは自転車でよく走るから、この辺が日本有数のレンコンの産地だということは知っているのだが、なぜかあまり料理に使ってこなかった。
あまり野菜、根菜の類を使った料理を作らないのが一つ、れんこんがそれなりに高くというのが一つ。
これではいかんと思っていたところ、いつもいく野菜屋に安く売っているのを見つけて買ってみて、最初に作ったのがポタージュ。ポタージュの作り方はいつも同じなのだが、れんこんは澱粉もそれなりに多そうなので、ジャガイモは少なめにした。
素朴な味でそれなりにおいしいが、これだという魅力にはかける。やはりレンコンはレンコンの食感がないと寂しいのか?

料理道具 貝印 マルチブレンダーとハンドミキサー

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料理するのに使うバーミキサーとハンドミキサーはアメリカにいるときに買ったブラウンのマルチミックスというのを使っていたのだが異音を発して使えなくなってしまった。これは、バーミックスとハンドミキサーとフードプロセッサーの機能を一台でまかなえる優れもので気に入っていたのだが、同じような商品はもう売っていない。
バーミキサーはポタージュを作るとき、ハンドミキサーはメレンゲや生クリームを立てるとき、フードプロセッサーはすり身を作る時に使うのでそれぞれ必要。
バーミックスは本家Bamixが異常に高いので類似品を探していた。高温の鍋に直接突っ込んで使うので金属製がいいと思っていたところ近所のホームセンターで安売りしていたのを見つけ買ったのが貝印のマルチブレンダーDK-5033というもの(4000円)。形は本家Bamixとほとんど同じ。6種類の刃やミルになるアタッチメントがついていていろいろできるそうだがきっとミキサー機能しか使わない。webの評価に書いてあったとおり、ボタンが硬くて長時間押しつづけていると疲れるが機能的には全く問題ない。
ハンドミキサーはケーキを焼くのに必須なので最近チョコレートケーキを焼いたときに買った。これも貝印のDL-0201という一番安物。年にa few 回しか使わないのでこれで十分。羽の部分の形状が今ひとつでメレンゲを立てるのに時間がかかるが、何とかなる。後継機のDL-0202は羽根の形状が良くなっているのを買ってから発見した。やはり、ものを買うときにはよく調べないといけない。

ラーメン 麺や小五郎

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麺や小五郎はテクノパーク桜のブックオフ等がある敷地の奥の方にあるラーメン屋(兼居酒屋?)。
黒板にいろいろなラーメンが書いてあるのだが、食券制で券売機にはそのオプションは無く一体どうやって買えば良いのかはよくわからなかった。私は元々そういうのには興味は無いのでシンプルに醤油ラーメンにした。630円は最近だと安い部類。店は全然込んでなかったが、いろいろな種類のラーメンを売っている店の常として出てくるのに時間がかかる。何人かでいって皆違う種類を頼んだりしたら大変な事になりそうだ。
澄んだつゆで麺は加水率高めグルテン分多め細めの黄色っぽい麺であっさりしたつゆとあっていておいしい。夜遅くまでやってるようだし、量もそれほど多くないので飲んだ締めの需要がありそう。

ティラミス (バレンタイン向けチョコレート入り)

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毎年バレンタイン恒例のチョコレートを使った菓子作りだが、最近手抜きが多かったのと、新しい秘書さんが着任されてからお祝いもしていなかったので、ちょっとだけ手のかかるものを作ってみた。
左側がメインの材料でマスカルポーネチーズとビターチョコ。
ティラミスに普通はチョコレートは入らないが、そういうアレンジがあるかと思って探してみたのだが、クリーム部分にチョコレートを混ぜるのがあるくらいで面白みが無い。で、考えたのがスポンジ部分。本当?のティラミスはサヴォアビスケットなるものを使うらしいのだが、私は普段スポンジケーキを焼いて作る。このスポンジ部分をチョコレートケーキにしてみることにする。
チョコレートケーキの作り方はいつもと同じ。冷めるまで待たないといけないので二日がかりになる。
これを適当にスライスして容器にしき、ラム酒で香りづけしたコーヒーを含ませてマスカルポーネで作ったクリームを掛け、さらに、刻んだダークチョコを散らす。二段目は刻んだチョコは無しで積み上げ冷蔵庫で冷やし固める。
後は翌日ココアをかけて完成。
試食した印象では、
1) チョコレートケーキとクリーム分の比が良くなかった。ケーキが多すぎ。
2) チョコレートケーキが甘すぎた。レシピ本より15%くらい減らしたが。
3) クリームが少しゆるかった。サバイオーネの火のいれ方があまかったか?
4) コーヒーのフレーバーが弱すぎた。ほとんど香らず。
と、結構不満が残る。
70点を合格点とすると50-60点くらいか?まあ、クリーム部分は混ぜるだけなのでまずいということはない。

日立パワー視察

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一月に見に行った近江鍛工から粗加工されたポールピースカラーが納品され本加工が始まっているというので、雪残る日立市山王町にある日立パワーソリューションズの工場に加工現場を見に行ってきた。
最初に簡単な説明と細かい確認事項を打ち合わせ(左上)てさっそく工場へ。
ちょうどR側(前方)の旋盤加工始まっていた。装置は右上の写真のような縦型で大型の旋盤。4mターニングセンタとかかれていて、テーブルの径は3.5m、加工するアームが4m動ける。
中段左の写真は加工されているところ。品物の直径が下のところで1.2m位なのでテーブルの大きさが分かる。右は削られているところでまだ削られていないところに白いペイントでポールピースカラー(R側)とかかれているので、まだ、削り始めだと分かる。
下段左は加工を待つL側。近江鍛工からは半割の状態で納品されたそうで、合わせ面を横型のフライスで仕上げてから、再び合わせて、溶接して仮止めしてある。時間を短縮するため今R側を加工しているのとは違う旋盤で加工される予定。右側の写真はこの旋盤の削るところのバイト。
加工は始まったばかりだが、予定どおり進んでいるそうだ。
KEKへは3月早々搬入され、3月3日から取り付け作業をする予定。

高周波 Attenuator Agilent 8495A と 高周波変換コネクタ

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EASIROCみたいな信号記録する装置の線形性をテストするのに模擬信号を入れてそれを減衰器(Attenuator)で調節して調べたりするのだが、あまり信頼性の無いアッテネーターだとそもそもの入力の線形性が怪しくなってしまう。いい奴は結構高いのだが、passiveなものなので長く使えると思って、測定器開発室の備品にと買ってみた。
Agilent製で、高周波用はとても高くて17GHz帯だととても手が出ないがそれより低い4GHz帯のものだと何とかなる。これは70dBまで10dB刻みで減衰できるもので8万円弱とそれでもかなりお高い。
困ったのはコネクター。
我々の業界で使うのは主にLEMOとBNCで、実験室等で使うのはほとんどLEMO。LEMOは便利でいいのだが、帯域はそれほど高くない(1GHz位)ため、GHz帯が当たり前の近年ではあまり商品が無い。で、Attenuatorの方はSMAかNが選べるということでちょっと考えたのだがN型にした。というのはどうせLEMOをつなぐのだが、LEMOからの変換コネクタはBNCしかないか、あってもひどく高いので結局 SMA/N -> BNC -> LEMO と変換することになる。SMAのコネクタは小さくて貧弱なのでより頑丈そうなNにした。
で、仕方なくいろいろと変換コネクタも買う羽目になってしまった。N->SMA, N->BNC、SMA<->BNC 4種類を買ったのだが、高周波関連のコネクタは結構高いので参る。右の写真はアッテネーターの左側に N->SMAの変換を、右側にN->BNC->LEMOとつけたもの。なかなかuglyだし信号の減衰や劣化は少しはあるだろう。

ビール 香り華やぐヱビスと一番搾りとれたてホップ2013

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最近飲んでいるビール。
私のビールの買い方はここに書いたが、非常にシンプルで混ぜものがしてない正真正銘のビールで、苦味の無い飲み易いもの(モルツ、一番搾り)、白ビール的なもの(シルクヱビス等)、そしてホップの効いた爽やかなもの(エビスザホップ)となる。
で、最近買ったのはおそらく季節限定商品の香り華やぐヱビス(左)と一番絞りとれたてホップ2013。どちらも爽やか系。例によって冷凍庫で冷やして飲むのだがとてもおいしい。
一番搾りとここに書いたOettingerの白ビールは箱(24本)で買ったのだが、私ののむペースが遅いのでなかなか減らない。このまま行くと春までは持ちそうだ。

Belle PAC 2日目

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今日はBPACの2日目で3番目にECLの話があるので出席は必須。
バスは動いているようだったので、始発から二番目のバスに間に合うようにいったら、既にかなりの列が出来ていた。バスは10ほど遅れて来たのだが運転手がチェーンを外すと宣言してどこかにいってしまう。ここは茨城なので運転手は急いだりしないので、たっぷり10分ほど待たされてようやく乗車開始。人があふれてドアがしまらないのにここでも運転手は全く何もしない。注意もしないので単に待たされるハメに。何やかんやでKEKには40分遅れくらいでついた。
PACの方はECLに関してはあまりエキサイティングなことはないのであまりReviewerの注意は引かなかったようだ。しかし、私がもっとも興味深いと思った図を見せなかったのはどうしてなのだろう?
Reviewは今日でVXDの途中まで終わり残りは明日最終日。明日も(サービス)休日出勤だ。

KEKにたどり着けず

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今日はBPACがあるので休日出勤なのだが、雪のせいで車はKEKにおいてきているので、バスで向かおうとした。
昨日は雪の中走っていて、運転手さんは明日(今日のこと)も走るといっていたのだが甘かった。
写真右のような張り紙があってバスは走っていなかった。朝にはすでに雪は止んでいて気温も高く昨日の夜よりは状況は良さそうだったのだが、張り紙の文章からは走れないというよりは走りたくないという気持ちがにじみ出ている(気がした)。
仕方ないので一旦引き上げ、午後晴天になったのをみて、出直したのだが、道路に車は普通に走っているのにバスはやはり走る気配は無い。よく見ていると関鉄バスの線はいくつか走っているようだったが、つくバスは全滅。16:00くらいまで粘ったところであきらめた。
明日はちゃんと走ってほしいものだ。

17th Belle2 Open Meeting (3) Summary Session

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雪が降ってたどり着けないかもと思っていたがあまり降って無くて何とかたどり着いた最終日。
今日は一日小林ホールでサマリーセッション。
予算のカットを受けて鈴木機構長が午前の最後に急遽話ししに来てくれた(写真左)。あまり、新しい情報は無かったのだが、長期的には安定的な運転経費を得られるような政策を、短期的には秘密の方法で何とか予算を捻出するとのこと。4月中くらいをめどになんとかしたいとのことで、それまでは予算が出るものと思って準備せよとのこと。結構厳しそうな印象を受けたがどうなるのだろう?
何とか持っていた天気は午後から荒れてきて、全てが終わった18時ごろには、風雪がすごくて、車で帰るのをあきらめることになった。右の写真は3号館前の様子。私の車はFRで駆動輪の加重が低い上に幅の広い夏タイヤを履いているので極端に雪に弱い。幸いなことにつくバスは大した遅れも無く運行されていたので問題なく帰れた。
明日はBPACなのだが皆さんKEKにたどり着けるだろうか?

17th Belle2 Open Meeting (2) ECL Parallel

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今日はECLのパラレルがある日。たくさん発表があって8:30に始めて16:00までびっしりとAgendaがつまっていた。
主な発表はCsI(Pure)を使ったEndcap Upgradeに関するStudyでカナダとイタリアで同じような事をやっているので発表も多くなる。
とても興味深い発表だったのはCanadaの人の光量とShaping TimeとResolutionの関係に関する発表。結晶内での発光から波形の再現まで行うそれなりにrealisticなsimulationに加速器由来のBackgroundノイズとエレキのノイズを重ねて energy resolution がどうなるかを調べるというもの。
まず、2"のphototubeでobserveされるphotoelectronはQE23%だとすると75-155pe/MeVとのこと。この条件で加速器由来のバックグラウンドの量やPreAmpのshaping timeを変えて100MeV gammaに対するresolutionがどのように変わるかを調べる。
基本的にshaping timeは短い方が(backgroundが少なくなるので)よく、光は多い方がいい(これは当たり前)。
どのくらいというのが問題で、それを表したのが右のグラフ。横軸がbackground levelで縦軸がresolution。3本線があるが斜め青い線がCsI(Tl)でX軸に平行な二本の線がCsI(Pure)。resolutionが良い方が155pe/MeVの場合で悪い方が75pe/MeVの場合。で、予想されるbackground levelはちょうど真ん中ぐらいなのでたとえ75pe/MeVでもCsI(Pure)に変えた方がいいということになる。ちなみに、75pe/MeVは安い結晶(30万)で155pe/MeVは高い結晶(60万)。
私はかねてからphoton statisticsは問題じゃないといっていたので、我が意を得たりという感じ。例えば100MeV gammaに対して10%resolutionで良ければ photon statisticsは極端な話 1 pe/MeVで良いわけなので、その何十倍もあることがわかっているからもう十分なのだ。

イタリアの人の興味深い発表はAPDのstudyで、彼らによるとHPK製の1cm^2のAPDを二個使うとequivalent noiseが500keV位まで下げられるそうで、今までのstudyの結果よりかなりいい。今までとの違いはgainで、HPKに頼んで特別Gainの高いものを納品してもらったそうだ。Background由来のnoiseが1MeVくらいあるのでこれなら使えるかもという印象。しかし、コストの勝負になるとphototubeに勝てない気がするのでもう一頑張り必要だと思われる。

もちろん今やっているエレキのアップグレードの話もあって、具体的なinstallationの手順について議論するのだが、我々のリーダーの発言が楽観的過ぎて心配になる。私はいろいろと間に合わない事が出てきて夏までに間に合わないのではないかと危惧しているのだが。

17th Belle2 Open Meeting (1)

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今日からB2GM。最初のセッションは今回のMeetingで議論されるIssueの紹介と、加速器の現状。
加速器は順調に準備はすすんでいるのだが、もらえると思っていた予算が大幅に(12億)カットされてしまい、今後の建設に支障が出るとのことで、現状を鑑みたスケジュールが提示された。
加速器の運転は元々は2015年1月からだったのだが、それが4月からになってしまった。こうなると、加速器のコミッショニングが出来なくなってしまって、Belleのロールインが遅れる事となる。KEKの場合、予算年度と夏休みというconstraintがあるので少しのずれが大きな遅れになってしまう。で、物理の開始は一番早い案で2017年度早々、私から見てリーズナブルな案だと2017年秋からとなる。元々の案より最大約1年遅れるわけだが、TOPは最初から全部入っているので、物理結果という意味ではこっちの方がよいかもしれない。ただ、SuperKEKB/Belle2くらいの規模の実験になると参加各国の思惑がからんでいて物事はそう単純ではない。
しかし、この予算カットの話J-PARCでも同様の事が起こっているらしい。あちらは今動いている実験があるのでそちらの影響も心配だ。
会議にはBelle2の紹介ビデをの撮影も入っていてSONYのビデオカメラとNikonの一眼レフでビデオを撮ってらっしゃった。NikonはD800Eに16-35/F4というものでなかなか羨ましい。
筑波実験棟での打ち合わせに行くとちょうどEndcap KLMの取り外しをやっていた。Endcap KLMのinstallationも遅れているのだが、その遅れを少しでも取り戻すために、外したモジュールの置き場所の関係でやらないはずだった取り外しを置き場所を作ってあらかじめやることにしたものだ。既に下半分は終わっていて今日中に上の半分が終わるようだ。
ECL関連だとEndcap Upgradeの打ち合わせを会議の合間にやった。何しろ活動の主体がカナダとイタリアでグループリーダーがロシア、レビューアーがスロベニアと、Geographicalにはとんでもなくバラバラなので滅多に会って話せないから大変だ。今後の活動の流れの確認をとって、金曜日のECL Parallelに備える。

まぐろ尾の身のねぎま鍋

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私は一人暮らしだが、作るのが楽なのでたまに鍋をする。いろいろ作るが、ねぎま鍋は好きな方。
この辺だと、野菜の直売所に行くと立派な白ネギや赤ネギが安く売っているのも理由の一つ。
左は普通のねぎま鍋でこの時のマグロはなぜか本マグロが安い明野の野菜直売所で買ったもの。
先日マグロの尾の身二個入りが安売りしているのを見つけ、一つは焼いて食べたのだが、もう一つで作ってみたのが右の写真。分かりにくいが中央の塊がマグロの尾の実。

作り方
- 尾の実は霜降りして表面を綺麗にする。
- 土鍋の中央に尾の身、そのまわりにネギと豆腐を並べる
- 薄口とみりんで味付けした昆布カツオだしを満たして火にかける
- しばらく煮て最後せりを加える

元々実はかたいので煮込んでいっても問題ない。コラーゲンがすごいので鍋の残りを置いておくと翌朝には煮こごりになっている

The 64th Belle General Meeting

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今日から2日間Belleのcollaboration meeting(BGM)。
もうずいぶん前に終わっている実験なのにまだまだ Active で、Belle2を機に入ってきたCollaboratorがたくさん参加していて、2日間ずっと物理結果の発表がある。3号館セミナーホールが写真のようにほぼ埋まっている。
明後日からはBelle2の方のCollaboration Meetingが始まるがこっちは小林ホールを中心に4日間。

記念写真を撮る人

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パリは本当に風光明媚なところで至る所に観光名所がある。で、写真を撮ることになるのだが、当たり前なことに記念写真を撮ってる人がたくさんいる。私はあまり人が写っているのを好まないのでなるべく人が入らないようにするのだが、パリで、エッフェル塔を前に人が入らないようにするというのも無理な話だ。
で、最近は望遠レンズももっているので記念写真を撮っている人を遊びで撮る(こうでもしないとやってられない)。
写真はエッフェル塔が一番奇麗に見えるシャイヨ宮でとったもの。どちらの方も何かをつまみ上げるような格好にして手を上にあげている。これを下からのアングルで撮るとエッフェル塔をつまみ上げているようななるのだろう。左側が写真を撮っているところだ。なかなか微笑ましい光景でいいのだが、問題はその後で、ほぼ全ての皆さんがその場で写真を見てひとしきりおしゃべりをする(右側)。正直申し上げてその行為はその場所でやらずに少しはなれた位置に移動してからやっていただきたい。そこで写真を撮りたいと思っているのはあなただけではないのだ。

生きた広告 音楽用語と英語 パリにて

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 サンジェルマンデプレ教会のあたりを歩いているときショウウィンドウの中で何かが急に動いてビックリしてみたら体中に背後の柄と同じペイントを施した人だった。私が前を通った瞬間に驚かそうとして立ち上がったようだった。あまりに驚いたので、離れた所からしばらく見ていたのだが、どうも、静止している事は求められていないようで、前を行く人々に陽気に手を振っていらっしゃる。これなら大丈夫だろうとカメラのレンズを向けたら手を振ってくれた。ちなみに広告主のBROCHIERはいろいろな生地のメーカーのようだ。
 左下の写真はどこかの建物の中で見つけたもので、Attention Sol Glissant と書かれている。ピクトグラムを見てわかるように床が滑るから注意しろということなのだが、Glissantが滑るという意味とは知らなかった。ピアノの技法に鍵盤上で指を滑らせて弾くものがあってグリッサンドというのだがイタリア語で滑るという意味だとこれで初めて知った。音楽用語って何か響きが変わっていて格好良く感じたりするのだが、実のところイタリア語の平凡な言葉なので分かるとがっかりする。
 右下はよくあるただで配っている観光ガイドマップで英語で Paris Free Guide, Plase take one. と書かれていて正しい。日本のフリーマガジンによく『Take Free』と書かれているものがあるが文法が間違っている。日本以外では見たこと無いので和製英語だと思う。ナイーブにに読めば『自由を持っていけ』となる。take を取るという意味で使うときには目的格を伴うので(SVOのOだ)Freeは持っていく対象になる。意味どおりタダで持っていってくださいと書くときには『Take(Get) (your) Free Copy』などと使う。Take Freeはengrish候補だ。
余談だが、アルコールフリービールもどきにKIRIN FREEというのがある。あれを英語を解する人が見て、ただだと思って勝手に取って(スーパーの中で)飲んでしまうのではないかと心配するのだが、そういうことは考えないか?
プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと
中村円眞堂@instagram

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