ECLクレートSCケーブル (2) 完成

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ECLのクレートとDataLoggerをテンポラリーに繋ぐケーブルの製作の続き。
基本的に単純作業の繰り返しで苦痛だが何とか36個のハンダ付けが完了(左上)。コテにハンダがのって馴染んでくるとハンダ付け自体の能率は上がるのだが、ケーブルの被覆を剥いたり万力にクランプしたりする手間は同じ。結局二日に分けて1.5時間ずつ合計実時間3時間くらいかかった。
今度は出来たケーブルをターミナルブロックに接続していく。電源と+15Vの線はそれぞれSwitch ModuleとMultiplexerの1-36chに、温度計の線はMultiplexerの37chから接続していく。またまた、レイテン線の被覆を剥いて穴に差し込んでネジを締めるという単純作業(右上)。コネクタ一個分接続し終えたら、コネクタの近くをケーブルバインダーで束ねてからTEPRAで作ったラベルを貼っておく(左中)。コネクタへのハンダ付けよりこちらの方が面倒で、結局5時間くらいかかっただろうか?
一つのコネクタから別々のターミナルブロックに接続されるのでなかなかのスパゲッティ状態になる。
出来上がったケーブルは筑波に持ち込んでDataLoggerに取り付けてテストしてみる(右下)。クレートからの線をつないで、PCから(1)電源ON(2)+15V電圧測定(3)サーミスタ抵抗測定(4)電源OFFというのを送って動作するか確認する。ひとつつなぎ間違えを発見。ターミナルブロックの方をほどくのが面倒だったので、コネクタの方のハンダ付けをやり直した。
これで、一応電源のRemote On/Offが出来る機材は揃った。実戦投入は停電明けにしよう。

ECLクレートSCケーブル

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先日の作業で、ECLのクレートのSlow Control(SC)用ケーブルは設置されたのだが、52本のケーブルとData Loggerをつなぐためのパッチパネルは予算の執行を止められている現状ではしばらく出来そうに無い。しかし、宇宙線のデータをとるのにもとりあえずは必要だろうということでバレル用の36台をuglyでもいいので接続する事にする。
手持ちの機器はswitchが64ch分とマルチプレクサが70ch分。36台のクレートの電源スイッチをSwitch moduleにつないで、70chあるマルチプレクサのうち36chで電源が入っている事がわかるように+15Vをモニターし、残る34chで34台分の温度をモニターする事にする。
左上は材料で、Dsub25のコネクタ36個と、色違いのレイテン線。
50cmに切りそろえて、被覆を剥き(右上)、コネクタの相当するピンにハンダ付け(左下)。ちゃんと動作するか一度つないで確かめて(右下)、動いたので残りを作る。
なかなかに面倒くさい単純作業だが仕方ない。

Cat5e ケーブルと Daisy Chain ケーブル

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またまたと言う感じで最近納品されたケーブル。
左がCat5eのケーブルでこれはFTSWとECL CollectorをつないでFirmwareの更新を行うためのケーブル。元々のrequestはCat7だったのだが、高いので、Cat5じゃダメなのかと聞いたら、たぶん大丈夫と言う。聞くと、どうも帯域の問題ではないそうで、Cat7だと大丈夫というのでもないらしい。実際に使うものをテストさせてくれというので、買ってみたものだ。色の違いはシールドの有り無しで、シールドが無い方が、もちろん安い。7mくらいで、Cat7だと2.5千円、Cat5eのシールドなしだと700円くらい。100本あれば10万以上安くなる。
右はECLのCollectorと読み出しボードを芋づる式につなぐ(あるいは数珠つなぎにする)もので、Collector ボードから Calibration用の信号とPhotodiodeのバイアス電源が供給される。クレートの数(52)だけ必要で、注文していたのだが、部品の調達に時間がかかっているとのことで、とりあえずテスト開始できるよう出来た分だけ分納してもらった。見ての通りフラットケーブルにコネクタが14個ついているだけのもの。特注品だが、一本3000円くらい。

はもと松茸の鍋

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私は一応京都育ちなので、たまに鱧(はも)が食べたくなる。しかし、この辺のスーパーには売っているのはまれだし、売っていても茹でた物が3切れで780円とかそういう感じなのでなかなか手が出ない。先日西武百貨店一階の鮮魚店を覗いたら一匹1500円で売っていた。滅多に無いことなので買うことにした。すぐに骨切りしてくれて、頭と骨は出しをとるといってつけてもらう。おとしにするか、鍋にするかと思っていたら、別のスーパーで中国産の松茸(特価500円)を発見、鍋にすることにした。
頭と骨はグリルで軽く焼いて(左中)から、昆布、鰹とともに出しをとり、薄口とみりんで軽く味をつける。土鍋に出しを沸かし、松茸、少ししてからハモを入れて軽くじゃぶしゃぶ程度に火を入れる(右中)。これをそのまま塩やポン酢醤油で食べ、出しを猪口にとってスダチを絞っていただく。身の締まりは今ひとつな感じだったが充分うまい。その後、野菜を入れて鍋に。野菜はあまり欲張らず、白ネギと水菜、後は豆腐(左下)。最後、茶漬けにしておしまい(右下)。材料だけで2.5千円位と散財したがそれなりの満足感は得られた。

ECLケーブル敷設 (3) 終わり

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ファイバー等の設置は何とか今日中に終った。
左上はHut内に設置されたTrigger用のパッチパネル、右上はB側ケーブルタワーのラック3台でラックの上端に設置されている。こちら側からみるとすっきりしているがこの裏側(用途的には表側)は信号用のケーブルですごいことになっている。
一応これで、Belle-E-Hut間の信号とトリガーとネットワークの配線は出来た。後は粛々と接続していってあるところでDAQグループのシステムでデータを採ることになる。まだまだ、実験開始は先の話なので十分なマージンを持ってコミッショニング開始できるだろう。
少し肩の荷が下りた。

下の写真は午前中にやっていた吊り具の検査。今年度から出来た安全グループがリードして3ヶ月に一度吊り具の検査をすることになり、今日はその二回目。なんとなく筑波実験棟代表にされてしまい手伝ってきた。前回の点検では良かった吊り具に白いテープを巻いたのだが、今回は緑(右下)。前回準備が十分で無くて出来なかったワイヤーの検査も今回はやった。中にはひどい状態の物も置いてあって(左下)そういう物は、廃棄することに。使用頻度の高そうな物も検査でハネられてしまったので、そういう物は予算の停止が解けたら買い直すことにしよう。

物理セミナー NTA

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セミナー係の人が二人とも都合が悪くなったとかで、チェアを頼まれた。
NTA(Neutrino Telescope Array)に関する講演で、Belleもやっている台湾の先生。基本は理論の先生なのだが、実験もやるという方だ。
聴衆は事前の宣伝に全くやる気が無いので集まらないだろうなと思っていたら案の定で、KEKからの参加は私一人という有様で、写真に誰も写っていないのは概ね正しい。
NTAの講演は1.5年くらい前にやっていて基本その時と変わっていない。ただ、IceCubeでPeV位のNeutrinoが観測されたりしていて超高エネルギーNeutrinoへの関心も高まっている。と思う。NTAは検出器のVolumeとしてはIceCubeの100倍位あるので、IceCubeでスケールすればPeV 以上のNeutrinoを100eventくらいは観測できることになる。エネルギーの測定は通過した物質(山)の厚さによるので、入射方向(測定可能)によりResolutionが変わるそうだ。超高エネルギー宇宙線のエネルギー測定と同程度のResolution+物質量による不定性程度を想像すれば良いか?角度の測定精度は(IceCubeより)非常に良いので、天体にPeV Neutrinoの発生源があるならば何か情報を得られる。
検出器としてはAshuraがちゃんと動いているので方法論は確立されている。問題は金と人で、Ashraを元にしたモジュールを組み合わせるらしいのだが、大体30モジュール必要で一台1億程度らしい。なので広く宣伝して新規参加者を獲得したかったそうなのだが、日本人の聴衆が私を含めて二人。ちょっと申し訳なかった。
一度に大きな金を得るのは難しいかもしれないが、基本的にモジュール化された検出器(望遠鏡)なので、ステージングは可能だろう。今あるAshuraに何台か加えたところからスタートしモジュールを増やしていくというシナリオになるのだろうか?すぐに始められればよいが、そうでないならIceCubeよりはその先の計画(ARA?)と戦うことになると思われるが、方向測定の優位性は常に残ると思われる?

ECLケーブル敷設 (2)

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ECLのケーブル張り作業が続いている。
昨日まででほとんどのケーブルは設置し終えて、今日は両端の接続とケーブルの処理。
左上はパッチパネルにケーブルを差していっているところ。バンドルの先のバラバラになっているところに打ってある小さい数字をみて適切なところに接続していく。余ったコード部分はトレイに巻いておく。
右上は接続が終った後のパッチパネルとスイッチ。スイッチの方にもちゃんとCat5eのケーブルが接続されている。左下は背面の様子で、パッチパネルやクレートからの配線はラックにneatに束ねられている。右下はクレートの背面。コントロール用のDsubケーブルも既に接続されている。
今日の段階で1/3位の接続は終っているようだ。明日中に終るかどうか。

見学対応 和歌山県立向陽高等学校

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今日の見学は和歌山県立向陽高等学校の皆様。観光バス一台にほぼ満員の40人くらいでこられて、二班に分かれての見学。最近は安全シフトの人が見学に対応することになっていたので、全然やっていなかった。これの前は4月の科学技術週間だから3ヶ月ぶり。
まず展示室で新しくなったビデオを見てもらう。短い方が約8分で、少し長い。ナレーションの声を聞いて『綾鷹』の宣伝の人だと思ったらそうだった。じっくりみたのは初めてだったが、我々の業界の『標準模型』のことを『標準理論』と繰り返し言っているのが気になる。The Standard Modelなので標準模型が正しく標準理論は間違いだ。
その後、筑波に移ってBelleをみてもらったのだが、今日は不快指数最高の天気の上に、筑波の空調があまり(ほとんど)効いてなかったので申し訳なかった。だからという訳ではないが少しサービスしてF1よりしたに連れて行ったのだが、予定に無いと広報の人に怒られてしまった。
ブランクのせいか説明も時間配分もあまりうまくいかなかった。満足されていれば良いのだが。

ECLケーブル敷設 (1)

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今日からBelleとエレキハットの間のケーブルを張っていく。
作業はファイバーの方から始まったようだ。エレキハットにファイバーを持っていって窓からBelleの方に出し、所定のケーブルトレイを通して検出器の方に引っ張っていく。さすがにプロだけあって要領が良い。我々がやったらうまくいかないだろう。
写真上側は設置されたファイバーバンドルのBelle側。オレンジがトリガー用、水色が信号用。左上の写真のオレンジの部分は末端のバラバラになっている部分を保護しているパイプ。明日以降中身を出してパッチパネルにつないでいく。
左下はBelleとエレキハットのつなぎ目のところで24本のファイバーバンドルが横切っている。この後、ハット側のケーブルトレイのところでとぐろを巻かせて長さを調整している。
右下はハット側トリガー用のケーブルが仮止めされているところ。上に見えているパッチパネルに接続される。
24本のファイバーバンドルを設置したところで今日は終わり。

ラーメン 下館冷麺

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下館冷麺、関東方面で言う冷やし中華のこと。下館冷やし中華より語呂が良い。
下館には良く自転車で行く(KEKから約25km)。下館といえばラーメンだが、最近は暑いので冷やし中華を頼んでみた。左はさくらい、右は盛昭軒。ともに750円。
少し酸っぱいつゆで具も似ていて、からしが添えられている。下館ラーメンのグニュグニュした感じの麺が冷やされるとしまって、よりグミーな感じがして食感が良くなる。両店とも同じ麺だと思うがさくらいの方が湯で上げが固めなのでより噛み応えがあって良い。
良く知られている事だが、関西ではこの食べ物のことは冷麺という。そういうと関東の人は『何故?』と聞く。彼らには自分たちと違う言葉があるという想像力が働かないのだ。多くの食べ物が関東以外のところからの伝来だと言うのを忘れてはいけない。

BEKLM installation 他

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後方のendcap klm のinstallationの前半が終ったというので見に行ったついでに、金具を取り付けたECLのラックにネットワークスイッチを設置してきた。
スイッチはHPの1810シリーズの24portのやつで、一応テスト済み。DAQの人も買ったらしくてそちらでも問題なかったそうだ。一台はテスト後設置済みなので残りは5台(左上)。ラックマウント用の金具を取り付けておいて現場に運びinstallしていく。
KLMのinstallation の方は準備出来ていた部分は終ったようで私が見に行った時には既に足場が戻されていた。バレるKLMをinstallする為に外されていた電磁石の煙突のところの鉄が戻されていた(右下)。KLMの人お疲れ様。

ECLケーブル敷設準備 (3)

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業者による準備は昨日で終ったがやり残していたことを始末する。
今度設置する線のBelle側のパッチパネルはECLのラックの裏側の一番上に設置する事になっているのだが、そのための穴が無い。この青いラックは新しいクレートを取り付けるための穴が開いていなかったので、わざわざ業者を雇って穴を開けてもらったのに、間抜けなことにパッチパネル用の穴を忘れていた。うちのリーダーの指示で穴を開けた訳だが、この人が計画性の乏しい方で、後ろにパッチパネルを設置することと、穴の関係とかまったく考えてなかったようだ。で、作業直前になって何とかしろと言ってくるので本当に困る。
左上は工作センターで作ってもらった穴の位置をずらすための金具。ラックの場所により三種類(x左右)ある。
一番左の長い奴はラックの上に伸ばして3U設置出来るようにするもの。取り付けると右上の写真のようになる。この角のような物にパッチパネル二台とnetwork switchが設置される。ファイバーみたいな物を裸同然で置くのは嫌だし、第一とてもUglyだが、仕方ない。
下はラック最上部に2U分穴を設けるための物。2U分作ってみたが、クレートと干渉するので下半分は使えない。右下はそれにnetwork switchを設置したところ。クレートとの隙間が少ないうえにラック前面は信号ケーブルで塞がれているのでファイバーの取り回しがきつそうだ。実のところ、ファン付きVMEクレートにして縦方向には余裕があるので、あらかじめ考えていれば、2Uか3U位上部にスペースを空けることも可能だったと思われるのに、それも、まったく考えていなかったようだ。
一応これでケーブルを設置する準備は整った。やれやれ。

窒素とマルチプレクサ

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作業していたら納品があった。
一つは窒素(左)で毎年お馴染み停電の準備。筑波に6本、富士に2本。かつてはわざわざ空気を買っていたのだが窒素の方が安いので最近は窒素。今年は一本3000円。
右はAgilentのDatalogger34980A用のマルチプレクサモジュール(34924A)7台。このモジュール一台で70ch接続できるので合計490ch。一台16万なので、チャンネル単価は2.3k円位。これに52台のクレートからそれぞれ8種類の信号をモニターする。つまり416ch。9x52でも468chなので無理すればもう一種類いける。
左の写真の左側に乗っているのは34980Aを19インチラックに取り付けるためのアダプタで、工業プラスティックせいの小さな部品にネジがついているだけの物だが、これが9200円もする。おそらく製造原価30円くらいだ。計測器機メーカーの殿様商売ぶりが際立ち頭にくる。この他にも前面だけだと強度が弱いとアルミLアングル二個6500円と取り付けるためのラックピス10個540円も買わされそうになったが断った。穴の開いたアルミのLアングルなど500円も出せば手に入るし、ラックビスは回路倉庫から出庫すれば一個5円だ。

ECLケーブル敷設準備 (2)

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昨日の続き。
左上は光ファイバー用のpatch panel。1Uで12対のLCケーブルを接続できる。本当はもっと高密度のものが欲しかったのだが、適当な物が無かった。検出器側とエレキハッと側にそれぞれ12台設置する。時間が余ったので設置できるところには設置された。右上はそのうちの6台がエレキハットに設置されたところ(ファイバーは未接続)。これはデータ用で手前に見えるクレートにCopperボードがあってそれに刺さっているHSLBと言うモジュールにパッチパネルから接続する。ここまで決まっているならハット側は直接接続でも良かった気がする。どうせ先端はバラバラになっているし、ラックの上部にクランプしておけばほとんど同じことだ。アグリー(ugly)ではあるが。もし直接接続にしたならば、このパッチパネルが一台3万、そこからのファイバー(52本必要)が一本2200円で合計30万節約できた。
長いケーブルの準備は終ったようで、実験室の片隅に準備ができた状態でとぐろを巻いている(左下)。
ケーブルのインストールは連休明けの火曜日から。

右下は後方EndcapKLMのinstallで左下のセクターのinstallが終っていた。11枚installされたのだが、1.5日かかっていない。明日から右下のセクターに移るそうだ。

ECLケーブル敷設準備 (1)

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今日から業者が入ってECLの配線をするための準備作業。ケーブル両端にラベルをつけて(左上)、コネクタを養生する(右上)。その後、ケーブルを一旦伸ばして配線する単位ごとに束ね、(撚りがつかないよう)八の字に巻いて(右中)敷設作業まで置いておく。
下段左は今日届いたOM3光ファイバーのバンドル。30m12芯(6対)で12万位。つまり一本1万円と非常に高い。全部で128対(256本)買ったのでえらく高くついた。
下段右は今日から始まったBackward Endcap KLMのinstallation。プリアンプが遅れていてモジュールの製作が完了していないのだが、場所を場所を空けたり、後に続く作業を進めたりするため出来ているモジュールを4入れてしまう。作業自体は慣れたものなのでどんどん進んでいく。

フランスで食べたもの

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今回は一人じゃなかったので夕食を食べに良く外に出た。Conferenceの昼食がちゃんとしたフランス料理だったので結果的に昼と夜にフランス料理を食べることになり、当然ワインも飲むので、内臓への負担が高かった。
会議が行われたToursはロワール地方で、リエットという料理とタルトタタンが有名らしいのだが、前者は肉屋で売っているのは見たものの食べる機会は無かった。きっと、買って帰って食べるものでレストランで出すものでは無いのだろう。タルトタタンは何度か出てきた(最下段左から二番目)。
こうやって並べてみるとサンドイッチとケバブを2回ずつ食べている。Complet(全部入り?)というゆで卵、ハム、コンテチーズ、トマトスライスがはさまれていてバター、マヨネーズで味付けられているサンドイッチがおいしい(4段目右端)。大体5Euro弱。
朝は通常Viennoiserie(ウィーン風)と呼ばれるバター折込発酵生地で作られる朝食用パンを食べる。クロワッサン、パンオショコラ、パンオレザン、ショソンオポムの4種類が代表的。
おそらくムール貝が出始めた頃で、ムールを食べながらロワールの白ワインをのんでいる人を良く見た。さっそく我々も真似したのだが、一人前がとてつもなく多かった(二段目右端)。ムールは小さかったが数が半端無く一人前を二人で食べたのだが、貝の身を外すのに途中で飽きてしまった。
最下段左端のピッツァは店の外から石釜が見えたので入ったピッツェリアで食べたもの。キノコとハムが乗っている(Reginaと名付けられていた)。石釜で焼いたからかサクッとしていてとてもおいしかった。既に何度も書いているが、ヨーロッパでピッツァを手で食べる人はいない。あれは下品なアメリカ人のすること。
エコノミーの食事はおいしくないが、JALの日本発の食事はましな方。到着前に出たAIR KUMAMONと名付けられた大平燕(タイピーエン)は珍しさもあっておいしかった(最上段左端)。

ECLクレート制御ケーブル配線箱打ち合わせ

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業者の人がやってきて、ECLのクレートコントロールする機器(マルチプレクサ)と、Dsubのケーブルをつなぐパッチパネルについて打ち合わせた。
inputは52本のDsub25ケーブルでこの中の9対を目的ごとに7台のマルチプレクサと1台のスイッチモジュールにつなぐ。モジュール側の受けはそれぞれDsub78二個になっているので、Dsub25 x 52 => Dsub78 x 16 の変換をすることになる。
19インチラックに取り付けられるようにと概念図を何種類か書いて渡して考えてもらっていたのだが、いろいろ問題があった。基本的にはDsub78のコネクタが非常に高いということで、コネクタで出してケーブルでつなぐと、ケーブルの分も合わせて16x3=48個コネクタがいる。これが一個5000円だとしても既に24万。実際はもっと高いらしいので非常に高価になる。なので、コネクタは省いてケーブル直出しにしてもらうことにした。これで32個コネクタが減る。つまり16万の節約。かなりuglyだが、単にコネクタをつけるだけの為に税金を使うわけにはいかない。
その他、実際の配線をどうするかとか色々アイデアを交換して大体構想はまとまった。
写真は話し合って決めた構想を書き残したノート。写真は昔の配線のようす。
そのうち設計図と見積りがやってくるだろう。

Cat7 ケーブル届く

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出張している間にまたケーブルが届いていた。
今度はCat7のネットワークケーブル7.5mが10本。テスト用。Cat7のケーブルはとても高く、安い店を探しても1本2000円くらいする。
使用されるのはFTSWと呼ばれるTriggerとTimingが配られるモジュールとECLのCollectorモジュール、ECL Triggerモジュールを接続する。それぞれ52台あるので104本必要。SEUに備えてFirmwareも書き換える線もあって、それがさらに52本。こちらはもう少し低いグレードでも良いとのことだが。取り敢えず数台をこれでつないでやってもらい大丈夫だったら残りを買うことにしよう。150本で30万か。今度一度ケーブルで一体いくら使ったか計算してみよう。
ケーブル設置の方も業者と打ち合わせて22日から作業となった。

右はアジレントの人がデモしにきてくれた新しいオシロ(Infiniium S)。縦軸が10bitになっているのが特徴で、個人的興味としては10bit 20GS/sのFADCとして使える。最近はDRS4のモジュールとかで安価に買えるのでこれを買おうという気にはきっとなら無いだろうが。ちなみに500MHz帯域だと200万、1GHz帯域で250万。そんな金はどこにもない。

NDIP 2014 @ Tours (3)

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長かったNDIPも今日で終わった。
今回も半分くらいの講演はSiPM関連だったのだが、2008年のような全然わかっていない人は姿を消し、完全に受け入れられ普通の検出器になった感がある。また、センサーの開発に関しても、かつては浜松以外量産は難しみたいな感じだったのだが、それも昔の話で、今ではたくさんのメーカーがセンサーを開発、生産していて、浜松のセンサー以外手に入れにくい日本よりかえって便利そう。
写真上は今回から始まったポスターの表彰(左上)と最優秀若手研究者の表彰(右上)。後者はPierre Besson Prizeと名付けられ、記念すべき初代受賞者はガンマカメラの講演をした日本の宇宙研の方。賞金は500ユーロ。
左下の写真は集合写真を撮っているところで、ディナーがあったChenonceau(シュノンソー)城をバックに撮ろうとしたようだが段差がなくて失敗した。その後場所を移して撮り直したのだがそれも全くうまくいってなかった。カメラマンに問題があった。
右下はディナーを中座して(ひどく時間がかかったので)撮ったライトアップされたお城。
フランスの会議で、かつ、ワインの産地なので毎日ヘビーな食事とワインを飲まされた感があり内臓への負担が半端でない。帰ったらあっさりした食事で体調を回復させねば。

NDIP 2014 @ Tours (2)

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NDIPも終盤にかかっていて、時差ボケによる眠気と戦いながら講演を聞いている。
NDIPは光検出器の国際会議なので高エネルギーでない人の公演が多く、デバイスを開発している人、PETなど医療関係のイメージングをしている人、原子核、宇宙関連など多彩。中でもPET等医療イメージングの人がとても多い。その系統の人の作っているものの金のかかりようはかなりのもの。PETはちょっと試作しようにもチャンネル数に応じて、高価な結晶、センサー、それに対応する読出し、パッケージングと金がかかりそうなことがたくさんあって、おいそれとは手が出ない。
私が発表するポスターセッションは90位ポスターがあるので、全体を『Blanc』『Rose』『Rouge』と組み分けして、三日間に分けて行う。ポスターセッションの会場には企業展示と、ワインの試飲販売デスクがあり、セッション名に対応する色のChinon(シノン)のワインがテイスティングできる。私はRougeに分類された。左上はポスターセッションの前にある『予告』トークで、私のポスターもちゃんと宣伝してくれた。右上は私のポスターの様子。チェックのシャツのおじさん(隣のポスターの作者)が読んでいるのが私のポスター。『セッション中はずっとポスターの横にいてください。写真を撮りに行きます』と言われていたのだが、結局、私は写真を撮られなかった。私の両隣は撮られていたのにどうしてだろう?
右下は企業ブースに展示されていた表面実装型のセンサー。最近は各社貫通ビアを使って背面に配線するので隙間なくセンサーを実装できる。これはSensL製で実装機で実装できるようにリールに入って供給される。便利そうだ。
左下はレセプションが行われた市庁舎(Hotel de Ville)でそれなりに由緒ある建物に見える。中には写真のように華麗に装飾されたホールがあり、そこで、ロワール産のワインを飲みながら、市長(代理)の歓迎を受けた。

NDIP 2014 @ Tours (1)

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NDIP (New Development In Photodetection) という会議に出るためFranceはTours(トゥール)に来ている。
NDIPはかつてBeaune Conferenceと呼ばれていたもので、光検出器全般について議論される。かつてはBeaune固定だったのだが、前々回からフランス国内を移動することになった。私は測定器開発室活動をするようになってから参加していてAix-Les-Bains, Lyonに次いで三度目。
Toursはパリから南西に200km位のところにあってロワール地方の中心都市。パリから飛行機で行くには近すぎるのでTGV(左上)で移動。TGVは多分Clermont-Ferran以来で久しぶりだが、路線が平らで真っ直ぐだからだろうが静かで乗り心地も良く、とても速い。GPSによると大部分を290km/hで走り、Paris-Montparnasse から Tour まで80分位。
ToursもMontparnasse駅もTerminal駅なので阪急梅田駅みたいで、表現が変だが駅っぽくてよい。
会場の会議場はToursの駅(右上)を出た目の前で電光掲示板にConference名が表示されているので迷わない(左下)。会場は結構モダンな建物でそれなりに大きいものだが我々の会議はそれほど規模が大きくない(150人くらい)ので小さい会場を使う(右下)。
これから、5日間、講演はすべてPrenalyで日本からの参加者も結構いる(10人くらい)。私はポスター発表。
プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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