EASIROCモジュール 入力調整

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これからいよいよ信号を見ていく。
いきなりMPPCをつなぐのではなくまずはテスト信号を使って様子を見る。
テスト用の信号を作るのは適当な矩形波をキャパシタで微分した信号を入れるのが簡単。ファンクションジェネレーターを持っていれば信号の大きさも変えられて良いのだが、ないので NIMビンに刺さっていた Clock GeneratorのNIM信号を使う。EASIROCの入力は正なので反転させてアッテネーター経由でブレッドボードに差した100pFのコンデンサを介して信号線に入れる。
これで準備は整ったので、オシロの空きチャンネルにフロントパネルのHG Outをつなぐ。どのチャンネルの信号をHG outに出すかは ReadSC_Channel?.txt で指定する。出力したいチャンネルを1にして 2. Transmit Read SC してやるとそのチャンネルが出力される。オシロのキャプチャの黄色が入力信号、青がHG Out。
入力信号に対してPreAmpのゲインとShaping timeを変えることが出来る(ASIC内全チャンネル共通)。ゲインは HGPAFback?.txtで変える。増幅率は Feedback Capacitnceが大きいほど小さくなり、最大の1.5pFで10倍、最小の100fFで150倍となる。Shaping time は外から入れる peak hold とのタイミング合わせのために使うのだが、これもcapacitanceをかえることにより時定数が変わる。TimeCHGSSh?.txtで変えられる。最小が25nsで25ns刻みで175nsまで。GainもShapingTimeも各チャンネル毎に変えられるようなふりをしているが、ASIC毎に共通なのでfileの1ch目の数字しか使われない。
図右上が25ns左中が100ns右中が175ns。pulseの面積は変わらないのでShaping timeを大きくすると波高は低くなる。
64ch ORの discri outが TRIG端子から出ているので(適切にDiscriLevelが設定されていれば)それを HOLD に入れるとHG outがholdされるのが分かる。HOLDのタイミングは HG Outのピークに合わせるのが正しいので shaping timeを変えたり、TRIGとHOLDの間に delay を入れたりして調節する。
図下段は左がTRIGとHOLDの間に10nsのdelayを入れたときでちょうど良いタイミング。右は20nsのdelayで少し遅すぎるのが分かる。
タイミングの合わせ方はわかったので、次はMPPCから信号を入れて Discri. Levelの調整。

EASIROCモジュール 温度計

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信号を見る前に寄り道して温度計を試す。
MPPCは温度特性があまりよくなくて、Breakdown電圧とクエンチ抵抗が温度により変化する。後者は最近金属皮膜抵抗を使うことにより改善されたようだが、Breakdown電圧の温度依存は物性が決めているので簡単には改善できない。現状では60mV/deg程度変化する。バイアス電圧を一定に保ったまま温度をあげるとBreakdown電圧が上がり、結果としてover voltageが下がることとなる。Gainは over voltageに比例し、通常Overvoltageは 1-3V程度で使うので Gainが-%/deg程度変化することとなる。
なので、センサー付近の温度を測りたい欲求はあるだろうと思い、センサーつなぐケーブルのあまりを使って温度計をつけられるようにしてある。
想定しているのは AD590とかAD592というセンサーで写真左上は AD592。パッケージや精度で値段は変わるがこれは一個1000円くらいの物。定電流源になっていて、4-30Vをかけてやると温度に比例した電流が流れる。1uA/Kなので25度だと298uA流れることになる。電流だとケーブルを長く引いても変わらないので非常に使いやすい。
接続のしかたは簡単でA1とA2の間に温度計をつなぐ。A2のpinに+5Vが出ていて、A1のピンは抵抗(2.4k)を介してGNDへ落とし、この抵抗の両端の電圧をmonitor ADCで測っている。AD592の説明書の絵は底から見た図なので間違え無いよう注意する(私は当然間違えた)。右上はつないでいるところで、いも虫クリップを使って、A2->電流計->温度計->A1のようにつないだ。
間違いなくつなぐと電流計に300uA位の値が出るはず。左下の写真では296.8uAなので23.8度ということになる。モジュールを使って温度を読むにはお馴染みの udp コマンドを使って 4.Read TEMP とやれば表示される。右下がやったところで、なぜか SENSOR1の方の温度計なのに2番に表示される。この時20.5度とか表示されているのでやはりこれも一度はcalibrationが必要だ。

Fuji Feather パンク修理

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実験室に行こうと自転車置き場に行ったらFuji Featherの前輪の空気が完全に抜けている。明らかにパンクだ。せっかく仕事をする気になっていたのに完全に水を差された。仕方なく修理する。
前輪はクイックになっているので外して(左上)部屋に持ち帰り、チューブを外して調べてみると、バルブの付け根のところから空気が漏れている(右上)。ちょうどバルブを取り付けてある段差のあるところで、経験上この部分の穴はパッチではうまく塞げない。仕方ないので予備のチューブに交換する。Featherのホイールは、しょうもないことにリムハイトが高いので長いバルブのチューブしか使えないため、手持ちの中では高価な方のミシュラン製チューブを使う羽目になってしまった(左下)。
交換自体は何てことはなく5分もかからない。
手を洗って、修理の完了したホイール(右下)を持って、自転車置き場に。やる気が失われず仕事が進んだことが不幸中の幸い。

EASIROCモジュール バイアス電圧調整 (2)

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電圧調整の続き。
EASIROCモジュールのコネクタにMPPCを挿すと内部的には電圧は(保護回路を除いて)
+HV -> MPPC -> Input -> Input DAC -> GND
という順にかかることになる。ここで、+HVは全チャンネル共通で与える電圧。
各チャンネルで調整出来るのはInput DACの電圧で0から4.5Vまでを8bit resolution なので20mV程度ということになる。自明だが、MPPCにかかる電圧は V(HV) - V(DAC)。
DACの電圧は Input8bitDAC?.txt というのにかかれている。数が大きいほどDACの電圧が低くなる、つまりMPPCの電圧は高くなる設定。なぜか8bit offset があるので、256がDAC電圧最大(MPPC電圧最小)で512が最小となる。
DACの電圧を計るには内臓のMonitor ADCがつかえる。Input DAC の電圧は multiplexer を介して Monitor ADCにつながっているので、udpコマンドを立ち上げて"3.Input DAC scan”というのをやると電圧をスキャンしてくれる。例によって線形性があるのはわかっているが calibrate されていないので、一度は外部で測ってやる必要がある。
ケーブルからテスターやテストパルスにつなぐのにどうしたものかと考えて、写真上のような基板を作った。と言っても大したものではなくソケットをハンダ付けして、それぞれのピンにICソケットを取り付けただけ。スルーホール基板じゃ無かったのでハンダ付けがひどくUglyだが気にしない。後は、左下のようにブレッドボードを介して適当に電圧計につなぐ。ここではLEMOにしているが、いも虫クリップもよく使う。
この状態で Input8bitDAC1.txtを書き換え Transmit SC すると電圧が変わっていくのが確認できた。
モジュールを買ったら一度はこうやって線形性を確かめて、内蔵monitor ADCの読みをcalibrateしてほしい。

バイアス電源スイッチパネル納品

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奈良の人の設計で注文していたバイアス電源の遠隔操作をするパネルが届いた。
これでPhotodiodeのバイアス電圧を供給する8台の電源のスイッチを遠隔操作する。電源は松定のDC電源で、外部コントロール用に端子がついていて、所定のピンの開閉で電源をon/off出来て、また、電流、電圧値もモニターできるようになっているそうだ。
電源は検出器のそばにあるので、いわゆるネットワークケーブルをつないでエレキハットまで持ってきて、このパッチパネルを介してKeysightのスイッチもジュールに接続する。
ネットワークのポートが8つあって、各ポートにスイッチ、電流、電圧の線がある。電流電圧はまとめて右下のフラットケーブルに、スイッチはリレーでつながる仕様らしく、そのリレーのスイッチが左下に出ていると思われる。どうして、スイッチモジュール直じゃなくリレーを介さないといけないのかがよく分からないが私の関知する所ではない。
10万円もした割には、RJ45のコネクタが面一じゃなかったり、パネル加工のクオリティーも低い感じで、私が作ってもこれくらいには出来そうだ。10万は高いと思ったが、これを作るのに2人日くらいはかかると思うと言い値なら10万はとられるだろうなという感じ。

EASIROCモジュール バイアス電圧調整 (1)

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ずいぶん間が開いたがEASIROCモジュールはつながるようになったので電圧のかけ方をテストする。
EASIROCモジュールには内臓のバイアス電源(90V/2mA)が搭載されていて全チャンネルに共通の電圧がかけられるようになっている。各チャンネルの電圧微調整はASICで行う。外部から電圧供給することもできるがDefault では内蔵電源を使うようになっている。写真右上の茶色いケーブルの下にある小さいチップがLT3482という電源でその右側にある二つのジャンパーで接続のしかたが変えられる。外部から電源を入れたい人はフロントパネルのHVとかかれたLEMOから供給し、JP2のジャンパーを1-2間にセットする(Defaultは2-3間がショートされている)。接続された電源は内臓のモニター用ADCでモニターされているので、内部/外部に関わらず電圧はADCで読むことが出来る。
JP3は内蔵HVを外のLEMOに出すための線で、今は電圧計に接続するためにここをショートしてLEMOにも電圧が出るようにする。
写真左下はフロントパネルの下部でHVの線にLEMOがつながっている。
内蔵電源の制御は udp コマンドで、電圧値を入れる。udpコマンドは tcp 接続が確立していないと動作しないようになっているそうなので、別のターミナルにeasirocコマンドを立ち上げて tcp 接続しておく。tcp接続が確立するとLEDの1番が赤から緑に変わるので確認できる。また、内蔵HVを20V以上に設定するとLEDの4番が緑に点灯する。udpコマンドでADCで読んだ電圧と電源電流が分かるので外で計った値と比べてみてほしい。
右下はLEMOから出した電圧を電圧計で読んでいるところ。udpコマンドの指定電圧はそれ程 calibrate されていないが、線形性はあるので、一度確かめてUDPControl.ccあたりを書き換えてほしい。
次はEASIROC ASICの電圧調整機能。

ラーメン 中華そば飯村製作所

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飯村製作所は松代のスタミナラーメンの馬しゃ屋から改名した店で、もはやスタミナラーメンは売っていない。
食券制で中華そば、汁なし、つけ麺とあったので中華そば750円を頼む。高い。
中華そばは特に表記は無いがいわゆる煮干しだと思う。で、この系統にありがちなようにかなり塩辛く閉口する。麺はかなり太めのストレートで、正直相性いいのかな?と言う感じ。
個人的にはがむしゃがいつも混んでいるので、スタミナの店がもう一軒あってもよいと思うのだが、いきさつは知らないがなくなって残念。一番安いのが750円だと、松代の方には元々あまり行かないので、ちょっと足が伸びない感じか。

Beamtest @ 大阪大 (3)

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Beamがでて二日目。
朝来ると、それぞれの検出器単独ではそれなりに順調にデータは採れていたようで、いよいよシリコン4層からなるビームモニター部分とメインのSOIセンサーを同時に協調させて採ることになった。
独立な検出器の協調のさせ方はいろいろあるのだが、最近は共通のトリガーを配ったら、それぞれの検出器がビジーを出して新たなトリガーを禁止し、共通のカウンターからイベント番号をもらって別々に記録しておき後でデータを付き合わせると言う手法をとる。
いざ、トリガーを共通にしてビジーの処理をするようにすると、どこかでビジーがクリアされなくてDAQが止まってしまったり、あるいは共通のトリガーを配っているはずなのにとれたEvent数が極端に違ったり、共通のカウンターからもらっているはずのイベント番号が全然一致しなかったりといろいろ問題が起きる。
どうもビジーの処理がうまく行っていないということになって、入域し、オシロを使ってタイミングを確かめる(右上)。いろいろやったところトリガーカウンターからの信号が短すぎて、トリガーの処理がされない問題があることがわかり、トリガー信号の幅を広げると安定にデータがとれるようになった。
これで、一応それなりに安定してデータがとれるようになったので粛々とデータをとることとなり、私は用済みとなった。(それまで用があったのかというのも怪しいが)
左下は、今回テストしようとしていた二種類のセンサーのうちの一つでPIXORというもの。うまくいけばBelle2に入れようかという検出器なのだが、事前の準備が足りなくてテスト出来なかった。
右下は万博記念公園の太陽の塔。暇な時250円払って見物してきた。とてもシュールだが、すごい存在感なのも確か。

Beamtest @ 大阪大 (2)

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今日はビームが出る日。
ビームの下流を使って4年生が実習を行うのだが、何となくその場の雰囲気で私が実習を指導することに。
実習では二枚のシンチレーションカウンターを使ってTOFを測りビームの運動量を測定する。豊中のキャンパスの研究室でカウンターを探し、カウンターを抱えて吹田に運んでもらう(左上)。エリアに入ってビームの下流に適当な置き場を見つけてカウンターを設置し、カウンター間の距離を測る。電源をつないでHVをかけオシロで宇宙線の信号が見えることが確認できたら(中左)ケーブルをパッチパネルにつなぎかえてエリア外に信号を送りそちらのオシロでもちゃんと信号ができることを見ておく。
右中は設置したカウンター二枚。間隔は学生さんによると約140㎝だそうだ。
午後6時ごろにビームが出たので、オシロを見たらきれいに二つの信号が見えている(左下)。パッと見ると大体二つの信号の時間差は20ns。140㎝だとすると光速が30cm/nsなのでベータは0.22位。
これをもとに粒子の運動エネルギーと運動量を計算してもらった(右下)。この辺で夜も遅くなってきたので帰ってもらい明日、もう少しちゃんとデータをとってもらおう。
本流の方のテストは阪大担当のビームモニター部分は予定通り動いているようだが、それを使って試験する予定のSOIセンサー部分ははかばかしくなくいようだ。全体を合わせてのテストが明日できればよいのだが。

Beamtest @ 大阪大


阪大に出張中。
なぜこうなってしまったのかよくわからないのだが、阪大でやっているBeamtestに参加している。測定器開発室の優良物件のSOI技術を使ったセンサーのテストで、大阪、筑波、東北などの相乗り。私はSOIのメンバーではないので、皆さんに変な顔をされる。最近の言葉でいうとアウェイ感が漂っている。
場所は理学部がある豊中のキャンパスじゃなくて、吹田の方の北の端にあるRCNP(左上)のビームライン。右上はビームホールの写真だが、テストに使うビームラインは写真の手前側で写っていない。あまり詳しく聞かなかったが、サイクロトロンじゃなくて入射器かなにかからのprotonを使う。運動エネルギー70MeVだとか。
ビームはまだでないので準備中。
左下は今回テストするもので一番手前に移っているボードの黒い遮光テープの下にfpixというSOIセンサーがある。その後ろのボードもシリコンセンサーでコンパクトにボードに乗っていて一枚のボードでXY読めるものが二枚設置されている。右下の写真は前にも二枚シリコンセンサーが設置されていて、都合4層でトラッキングし、間に挟まれたテスト対象のセンサーの性能を試験する。この4枚のシリコンセンサーのシステムをテレスコープと呼んでいるそうで、今後色々なセンサーのテストに使うそうだ。緑の基板5層の後ろに移っている黒い箱はシンチファーバートラッカー。1mmのファイバーが32本ずつXYの2層で合計64本。これを例のEASIROCモジュール1台で読みだす。
一番手前に写っているのがトリガー用のシンチレーションカウンターで多分1cmx1cm位のものだ。
この試験をするセンサー以外の部分のシステムが大阪の受持ちで、その部分の準備は順調。
ビームは20日18時の予定。

ティラミス

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例によってこの時期なのでチョコレート入りのお菓子を作った。今年はBelleの秘書さんが入れ替わったので歓迎の意味がこもっている。他、いつもお世話になっている皆様へ。
昨年のティラミスが今ひとつ納得いかなかったので再挑戦。
昨年最大の失敗はスポンジ部分がうまくいかなかったことで、今年はチョコレート風味のスポンジケーキにしてみた。玉子二個で15cmの型相当。共立てで粉をまぜるときにココアを一緒に入れるだけなので簡単なもの。去年はコーヒーの風味がほとんど感じられなかったので濃い目かつたっぷりとスポンジに吸わせてみた。クリームは今年もゆるくなってしまったのだが、サーバイオーネも結構かためにしてみたのでこれが限界なのでは無いかと思う。クリームの層に刻んだビターチョコを入れるのは今年も同じ。
試食して見たが、思ったより甘くなく、刻みチョコレートも相まって、中々おいしい。70点くらい。去年よりはうまくできたが、まだ一味たりない気がする。酒成分が足りないのか?

クラムチャウダー

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ふと思い出して作ってみた。
昔アメリカにいたとき、あまりクォリティーの高くない職場の食堂で唯一?おいしいものが所外の業者から仕入れていたスープで特にクラムチャウダーはおいしく、グリルされたサンドイッチとともに良く食べたものだった。

作り方
- 玉ねぎ、にんじん、ネギ、ジャガイモを賽の目切りにする
- あさりは鎬蒸しにして身を外しておく
- 鍋にバターでベーコン、野菜を炒める
- 小麦粉を加えしばらく炒め、牛乳とあさりとその汁を加える
- 塩胡椒で味を整える

野菜や具は適当に。ブイヨンスープの元を入れたり、生クリームを使ってリッチにすることもあるようだ。私はパルメジャーノをおろしたものを加えてコクを出す。
食べるときにはアメリカ人に習ってクラッカーを砕いて入れて食べる。

ラーメン らーめん逆流

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らーめん逆流は125号線沿い小田のかつて支那そばやがあった跡地に割と最近出来たラーメン屋。龍神麺(活龍)の系列の店だそうで、そういえば店主は龍神麺で働いているのを見たことがある。
メニューは汁そば4種とまぜそば2種。汁そばは基本のラーメン(650円)と、煮干し、台湾、魚介。混ぜそばは煮干しと台湾で両方850円とかなり高い。
この辺はちょうど不動峠の方に走りに行った帰り道なのでマーキングの意味も込め、何度か寄って食べてみた。
右上が台湾まぜそばで左下がニボまぜそば。ニボまぜそばは太めの縮れ麺だが台湾は少し茶色い。両方ともかなり濃厚な豚スープが入っていて、まぜそばと汁そばの間くらいの感じ。食べる前にまぜると麺の量がかなり多いことに気づく。まぜそばには茶碗に半分位の追いご飯がついているのだが、かなりしつこいので私は残った汁を茶碗の方にかけて食べることにしている。どちらもかなりの重量級で中年の胃にはもたれて後が辛い。また、ニボまぜそば、煮干しとつく奴にありがちなようにかなり塩辛い。
右下は基本のラーメン。これは活龍の手もみと良く似ている。鶏ベースのおいしいラーメン。
まとめると、まず、まぜそば850円はかなり高い。ご飯がついてくるといわれても、並で十分多いので、分けてくれた方がありがたい。値段から行くとラーメン650円だが、これも、小田、北条基準だと100円高いという感じ。ちなみに栄楽は500円名無しは550円。台湾まぜそばはおいしいが油虎の坦々まぜそばと(全然味は違うがタイプとして)競合し100円高い。なので、今後はニボまぜそばを食べたくなったときにくるという感じか。おいしいからもう少し塩分(と値段)を下げていただけるとありがたい。

第21回素粒子センターシンポジウム@白馬八方

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B2GMの後は素粒子センターシンポジウムに参加していた。
今年で21回目。私は何回参加しているのだろう?多分12,3回。今回は前回に続いてプログラム委員ということで、Agendaを決めるところを手伝わせてもらった。参加者は約50人で最近では多め。
今年からKEKのサマーチャレンジの委員にもされてしまったので、春の学校と合わせると、業界の春夏冬三季のの学校にかかわっていることになる。秋にやっているB workshopにもなるべく参加しているので四季を制覇といっていいかもしれない。
今年のゲスト講師は島根大の先生で、昨年我々の研究会にも参加してくださった方。標準模型、標準模型を超える模型、ニュートリノという三コマ。大変面白い内容だったが、修士の実験の学生さんにはかなり難しすぎたのではないかと思う。それに加えて、初日と二日目の晩に講義でしゃべり切れなかったことを談話室で話してくださった。こっちは軽く酒も入っているので気軽に質問できるのだが、これも学生さんには厳しかったか?
126GeV Higgsの標準模型はとても良く出来ているが、説明できないことは多いので、標準模型を超える模型は必ず存在する。で、なるべくきれいに、なるべく少ない追加で模型を作るかが問題なわけだが、標準模型のあまりに良く出来ている偶然の一致を必然ととらえて新物理に制約をかけていくアイディアがあって、これはなかなか面白かった。
一般の講演はほとんど修士の学生さんだが、M1とは思えないしっかりした講演をする人がいて驚く。Dやスタッフのひとのはなしはあまり知らない小実験のこともいくつか聞けたので為になった。
写真右下はこの研究会の生みの親の先生の深夜のセッションでの講演。年度末で定年退職だそうで、一応今回が最後。研究会の歴史を簡単に語ってくださった。
来年から寂しくなる。先生がいなくなっても行く気になるだろうか?

20th Belle2 General Meeting (4)

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B2GMは終わった。
結局予算は(当たり前だが)復活せずPhase1の開始が遅れた。
Belle2の検出器は全体に遅れたおかげで順調に進んでいるように見えているが、細かい問題はある。遅れたスケジュールでも結構ギリギリな感じがしているので予断は許さない。
最終日にVXDのコミッショニングが7ヵ月遅れると報告があった。元々ずいぶん早く組み上げて宇宙線でデータを採ることになっていたのでそれがPhase3直前までずれたということで、Phase3の開始自体は変更無く2018年秋。
この遅れたスケジュールがcontingencyを含んでいるのかどうかは聞かなかったが、含んでいないとするとまだまだ厳しいスケジュールということになる。
ECLはエレキのハードウェアが全部納品され、宇宙線でデータもとれているので山は越えた感がある。細かな問題は有るがまだ物理ランまで3年以上あるのでデバグは進むだろう。
写真は久しぶりにとった集合写真。D600+AFS18-35。逆光で苦労した。

20th Belle2 General Meeting (3) Monitoring Device

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B2GMが再開。
今日はSlow Controlのセッションに出ていた。Slow ControlはクレートやモジュールのLV電源(いわゆるローボル )の制御、HVの制御と、DAQ/Triggerの制御(いわゆるRun Control)と、それらのモニターに関すること。
昔のBelleではS/CにはNSM(network shared memory)と言うのを使っていて、Run Controlはこれを踏襲する。これに対して外から出来合いの検出器を持ってくる人達の多くがEPICSというのをつかっていて、変えるのは嫌だというので両者が並列することになっている。
ECLのように何もないところから構築する場合どちらを使ってもいいのだが、今のところどちらにするかは決まっていない。もっともECLの場合基本的にS/Cは必要ない。というのも、クレートもPDも常にONだから。
写真はイタリアの人が売り込んでいるmonitoring deviceでuSOPという。ARMコアののったボードコンピューターでLinuxが走りネットワークとシリアルI/Oがついているので、シリアルI/Oに測定器をつなぎ、ネットワークでデータを送るというもの。Raspberry Piとかと良く似ているが、uSOPはuSOP自身のコントロールをする為の独立なネットワークを持っていて、死んでしまっても遠隔操作で生き返らすことができる。デモの為に一台持ってきて、富士に置かれているendcapの環境モニターとして動かして見るという。I2Cのポートにつなぐものにも依るが、100ch位の電圧は読めると思われる。これでいくらなのか尋ねてみたら300(多分Euro)と言うので、5万円もあれば買えそうだ。こうやって動いているのを見てみると、中々良くできていて、各VMEクレートにこれを設置して電源の制御とモニターをしても良かったなと思わせる。2,3年前にこの状態で見たかったという感じ。

20th Belle2 General Meeting (2) サテライトミーティング

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B2GMは中休み中だが、人はいるので、この時間にいろいろなミーティングが行われている、何だかんだで私も3つのミーティングに出ていた。
一つは毎回やっているEndcap Upgradeを目指す人達のミーティング(写真左)。最近は毎回暗い話ばかりなのだが今回もそうで、カナダの一部の人はFunding AgencyからR&Dの活動も控えるよう言われたそうで、かなりヤバい状況になっている。Upgradeの必要性を放射線損傷から言うのはかなり厳しいことが分かってきたので、最後にもう一度じっくりとBackgroudによるoverlapやfake clusterによる物理への影響を調べて、その結果を見て決断しようということになった。
次はEndcapの内側に取り付ける放射線シールドに関するミーティング(中)。シールド全体の責任者と、新しいシールドを設計しているカナダの学生と作ってくれる可能性のある業者の人と私。我々の勝手に考えた構造を提示して、業者の方に意見を貰い現実的なデザインに落とし込んでいく相談。今回は鉛とポリエチレンの二層構造になっていて若干複雑なのだが、それ程製作が困難ということはなさそうで安心した。ただ、鉛の加工をしてくれる業者が少ないそうでそれがネックになる可能性はある。
最後はECLのトリガーのミーティング(右)。ECLのトリガーを構成するモジュールのうち、読み出しボードから16ch Analog Sumをもらってエネルギーとタイミングを再構成するモジュールの開発が遅れている。簡単なalgorithmでやる分にはいいのだが、10nsという時間分解能への要求が少し満たせない。これを何とかするために複雑な演算をするのだが、そうすると Hardware (FPGAとメモリ)への要求が上がってしまい、試作機のリソースではまだ動いていない。これがクリアできるまでは新しいトリガーモジュールができてこないので、検出器のコミッショニングが効率的に行われていない。私は結構心配しているので、危機感を醸成するよう努力してみたのだが、残念ながら今ひとつ手応えは得られなかった。
明日は、B2GMが再開されて、夕方から始まるPlenaryの最後がECL。

20th Belle2 General Meeting (1)

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今日からB2GM。今回は変則的なスケジュールで4日間なのだが、明日から3日間小林ホールが取れなかったそうで水木と休みが入る。
最初のセッションはスケジュールの話、お金の話、加速器の話。
来年度予算は文科省から出た段階でもう不足していたので十分ではないそうなのだが、何とかやりくりすると、来年度中にPhase1が始められるそうだ。つまり、前回のB2GMで話されていたのと同じ。最新のスケジュールによると、Endcap ECLを筑波に持ってくるのが来年の5月頃、Installが8月頃、ロールインは12月頃。Phase2は2017年5月、Phase3(物理)は2018年の夏休み明けだそうだ。
初日のPlenaryは短くてすぐにパラレル。ECLは今日で11時から昼休みを挟んで19時頃まで長い長いミーティングだった。ReadoutのUpgradeの方は、まあ、順調に進んでいるようで、宇宙線を使ってコミッショニングが進んでいる。マイナーな問題はあるようだが物理が始まるまでは、まだ3年あるのでそれほど心配する必要はない。トリガーの方は進捗ははかばかしくなくて、まだ、アルゴリズムのテストが終わっていない。これが終わらないと量産が始められない。ちょっと心配している。
後半はEndcap Upgradeの話で、一番盛り上がったのは、Pure CsIの読出しにWLSを使うstudy。300nmの光を黄色に変換すると、APDのQEのいいところで使えるので信号が倍くらいになるそうだ。WLSの変換効率は100%ではないし、発光は等方的だからQEが少しくらい良くても結局はそれほど得しないと思っていたのだが、APDの紫外線への検出効率が思ったより低かったようだ。これでAPDを使ってもノイズレベルは500keV位になる。もっとも中性子のダメージでノイズはすぐに増えてしまうのでそっち方面のテストをちゃんとやらないといけないが。
明日は一日パラレル。

つくば道から筑波山神社

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不動峠に走りに行ったら途中から凍結していたので諦めてひき返した。良く見ると登り口のところに路面凍結、全面通行止めと表示されていた。途中に車止めのようなものが倒されて道の脇に寄せられていたのだが、きっと、不良ドライバーが除けたのだろう。
まだ、運動不足なのでもう少し走ろうと、いわゆるつくば道を登ることにした。つくば道は県道139号というやつで、あまりに急なので険道と揶揄される。田んぼの中を北へ進んでしばらくは10%以下だが、クランク状になっているところを越え、そば屋の『ゐだ』の手前あたりから15%くらいになる。赤い自転車のギアは極限まで軽いのでゆっくり走ってなんとか一の鳥居の前までたどり着く(左上)。ここから上は20%の世界なので回避して右へ折れ、しばらくいくと筑波温泉ホテル(右上)があり、さらにいくと県道42号のつくば湯のところに出る(左中)。
もう予定のつつじヶ丘にたどり着くくらい坂は登ったし、車が全然走ってなくて空いてそうだったので、気分を変えて久しぶりに筑波山神社にお参りにいく。
神社の駐車場の片隅に自転車を止めさせてもらって、参道を行くと途中で有名ながまの油売りを見られる(右中)。そこで左に折れると大御堂(左下)、直進すると筑波山神社がある(右下)。
筑波山神社はかつては神仏一体で祭られていたらしいのだが明治初期に分離されたらしく、今の筑波山神社があるところにはかつて中禅寺という寺の本堂があったそうだ。神社の門は江戸末期のものなのだが、これは寺の門(仁王門)だったということになる。

通行止めによる怪我の功名であったが、新たな、登り方を開拓できたので良かった。今度はこのままつつじヶ丘まで登ってみよう。
プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと
中村円眞堂@instagram

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