年度末


年度末なのでKEKを去っていく人が多い。機構内のあちこちに日立物流の人が来て引越しの荷物を運んでいる。
機構長も9年勤めて退任。KEKの後は岩手県立大の学長になられるそうだ。最後に挨拶するから見に来いと言われて写真でも撮ってあげようと80-200F2.8を持って見に行ったのだが、使い慣れてなくて手ぶれ写真を連発、ほとんどまともに撮れてなかった。普段24mmとかで撮っているのでAuto ISOのシャッター速度下限値を1/30にして不便しなかったのだが、100mm以上で手ぶれ補正なしだと意識してないと厳しいことに失敗して気づいた。間抜けだ。
右は素核研を定年退職される先生、技術職員の方々のパーティー会場。42年前18歳でKEKにきたときはまだ12GeV PSも無かったそうだ。皆さんまだまだ働けるので再雇用でしばらくは働きつづけられるそうなのだが、給料は半分位になるそうなので、同じ仕事は頼めない。仕事と給料のバランスが変で、もうちょっと何とかなら無いのか?

大阪駅前第三ビルのうどん

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TRG/DAQワークショップがあった大阪駅前ビルの地下2フロアはテナントなのだがほとんどが飲食店でビル4つで一体どれくらい入っているのだろう?すごい数なのは間違いなく、おそらくつくば市の全飲食店数より多い。
私はうどん好きなので第3ビルの地下にあったうどん屋4軒を制覇してきた。
左から『はがくれ』『うだま』『踊るうどん』『うどん棒』。
最初に行ったのは『はがくれ』いわゆる讃岐うどんのブームがくる前からあった有名店。生じょうゆうどんという醤油をかけて食べる奴が有名なのだが、冷たいつゆをかけたものの方が好きなのでぶっかけ(750円)をたのむとたくさん具が乗ったものが出てきてしまった。麺は弾力があってもちもちしたタイプ、おいしい。つゆはかなり甘めで好みではない。メニューをみてもシンプルに麺とつゆというのは無いのでここでは生じょうゆ(600円)を頼むのがよさそう。
『うだま』もただのぶっかけはなさそうだったのでおろしぶっかけ(520円)。ここはとても固いうどん。加水率は低くは無いので吉田うどんみたいなことはないがそれでもひどく固い。あと、つゆはとてもしょうゆ辛く、ちょっとつらかった。
『踊るうどん』もプレーンなぶっかけは無くまいたけ天か肉を載せないといけないので肉ぶっかけ(720)円。夜に行ったのが悪かったのかとてもやわく、伸びてる感じ。ちょっと残念。
『うどん棒』は香川県にある讃岐うどんの店の支店だと思う。メニューをみてぶっかけ(650円)はあるがはがくれで学習しているのでよりやすいおろしぶっかけ(550円)をたのむ。これは大根おろしが乗っている以外は普通のぶっかけ。実は香川にあるうどん棒にも行ったことがあり、記憶ではグミーでゴムゴムした感じの麺だったのだが、ここはもう少しグミーな感じは控えめ。かたさははがくれと一緒くらいか?
学習したのは、どの店もメニューははがくれと類似で、必ず生じょうゆがあり、単にぶっかけというと具ののったものが出てくる。
固さで比べると、うだま>うどん棒、はがくれ>踊るうどんの順。うだまは固すぎ、踊るうどんはやわすぎ。はがくれのもちもちした感じの食感はいいのだが、つゆが好みで無いので次は生じょうゆ。

巨大な装置写真展2015

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運動不足解消を兼ねて時々自転車で通勤するのだが、今日はわざと寝坊してつくば市民ギャラリーでやっている巨大な装置写真展2015というのを見てきた。
つくば市民ギャラリーは図書館の北(あるいはつくばエキスポセンターの西)の方にある中央公園レストハウス(写真左)にある。近づくと窓にBelleの写真と写真展とかかれているのですぐ分かる。入場無料。
中に入ると大きく引き伸ばされたKEKの実験装置の写真がある。写真はおよそ4mx3m位あるのだがクォリティーが高くて驚く。Belleの写真は私は提供してないので素核研広報の人がニコンのD5100で撮ったものかと思っていたら、広報に秘蔵されているPhaseOneとSchneider 28mmF4.5で撮ったものらしい。
Belleの写真は2013年3月16日に撮られたもので、業者の人がドラマ(ガリレオ)撮影のために足場を組んでいるところ。撮影の邪魔にならないようにと無駄なものを取り除いたので景色がいい。
プリントするのにずいぶん金がかかったのでは無いかと聞いたら、広報室で持っているプリンタで出力したとのこと。そういわれて良く見ると縦に三枚つながれている。A0プリンタだとすると幅90センチくらいなので3枚で4mx3mくらいになる。私のD600でこれを出力するとどうなるかsimulateすると、幅640pixel分くらいをA3にプリントすれば良い。一度試してみよう。

早稲田で撮った写真


2日間だけだが早稲田に行って撮った写真。すべてNikon 1 V2 + 1 Nikkor 10-100mm。
(左上)大隈重信像と大隈記念講堂をフレームに入れると左の方を向いていることが分かる。(42mm/f5.6/ISO160)
(右上)南門のところに早咲の桜が咲いていた。(62mm/f5.6/ISO160)
(左下)猿なので会場ビルの最上階に登って大隈記念講堂を。(34mm/f5.6/ISO160)
(中下)同じところから東京スカイツリーが見える。(24.2mm/f5.6/ISO160)
(右下)別の窓からは東京タワーも。(100mm/F5.6/ISO160 トリミング)
下段の写真を撮ったオフィスからの景色はなかなか素晴らしい。確か社会科学系の先生たちのオフィスだった。

物理学会@早稲田 (2)

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学会2日目は新物理、精密実験系のセッションになるべく出ていた。レーザー光や、原子のエネルギー遷移を使って新物理を見つける実験。ちょっと聞いただけだと理解するのが難しく質問すらままならないのだが、頑張って聞く。
自分と関係のある仕事の話も慌しく移動しながら一応見に行って、一つは奈良の人がやっているECL Photodiodeモニターの話(左上)、もう一つは例のEASIROCモジュールが使われている京大のテスト実験の話(右上)。どちらも私の発表とは違って部屋があふれるほど人が入っていて羨ましい。京大の人のEASIROCモジュールでは2x2mmのファイバー64本を使ってSciFiトラッカーの試作機を作っているのだが、接続された50umピッチのMPPC64chからちゃんとsingle photon相当の信号が見えているそうで、大変結構。

学会の夜には総会が行なわれるのだが、初日の夜はBelle2日本グループの総会(左下)。学生グループから学生数の統計が上がってきて来年度は修士22人博士9人で増減なし。学生参加者5人(うち3人幹事)という悲惨な状態だった学生向け研究会をどうするかという議論もあり、学生への呼びかけが足りないと指摘してみたのだが、十分していたと反論されてしまった。だとすると、出来ることはあまりない気がするのだが、学生さんに運営側に入ってもらい何とかしようという案がでた。うまくいけばいいけど。
2日目の夜は高エネルギー同好会総会。写真右下は若手奨励賞受賞者3人の一人に賞金(10万円)を授与しているところ。せっかくなのでちゃんと写真を撮ってあげた方がいいと思うのだが、そういうのは受賞講演の方でやっているのだろうか?

今回は2日間だけの参加なのでこれで終わり。

見学対応 科学の甲子園


今日の見学は科学の甲子園出場者の皆様。全体で80人、二台のバスに分かれて見学。一台の半分20人が私の担当。
科学の甲子園?と思ってwebを調べたらJST主催のイベントだった。昨日決勝が行われた(科学なのに決勝?)そうで結果を調べようと思ったがwebに上がっていない。ポスターをダウンロードするのにパスワードが必要だったりなかなか興味深いweb site。協賛企業のリストがすごい。
ちょっと気になったのでさらに調べると、文科省の予算に書いてあって、『サイエンスチャレンジサポート』13.4億。とありKEKでもやっているサイエンスキャンプとかも含まれている。内訳で科学技術コンテスト支援6.4億というのがあってそれに含まれるようだ。科学の甲子園全体で1億円くらいか?
話がそれた。
見学時間は40分とってあったのだが、10分弱遅れて到着し、予定どおりの時間に終わってくれというので急ぎ気味。高校の1,2年生ということなので、話が分かったかどうかはよくわからないが、それなりに興味を持って聞いてくれていた感触はあった。結局、数分時間を取り返して終了。
生徒さんに聞いた所昨日のうちにイベント自体は終わっていて今日は余暇だったそうだ。あまり、科学の甲子園みたいなイベントに出る人と素粒子物理学を志す人には相関がない気もするが、まあ、頑張ってください。

物理学会@早稲田 (1)

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今日から早稲田大学で春の学会。東京だと通わないといけないのでしんどい。
早稲田大学には昔セミナーをしに行ったことがあるのだが、それは違うキャンパスだったらしく、今回は早稲田キャンパス。正門の前には大隈記念講堂というのがある(左上)。
会場は14号館(右上)というところで10階建てくらいのビルディング。大きい大学で都会にあるので一つ一つのビルが大きく高い。今日は午前に自分のtalk(左下)が、午後に座長(右下)があってそのセッションはカロリメターの会場に。自分の講演は午前後半のセッションだったのだが、まだ、人が集まり切っていなかったのか、そもそも人気のないセッションだったのか人はそれほど多くはなかったが、空気に向かって講演するという感じではなかったのは幸いだった。春の学会は10+5分なので取り敢えず短く結構急いでしゃべったつもりだったのだが時間が全く足りなかった。
座長をしていたセッションでILCカロリメターのビームテストの講演があったのだが、シンチレーターストリップからの信号を読み出すのにEASIROCを使ったというからどんなボードなんだろうと思ったら、自分たちの作ったものだった。そのままのfirmwareだと機能が足りないのでfirmwareを開発したいという話なのでちょっと楽しみ。

見学対応 矢野経済研究所

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今日の見学は矢野経済研究所と言うところの人。お一人様。
経済研究所?とおもってwebでsearchしてみたら、市場調査とマーケティングをするそれなりに大きい会社のようだが、それにしても何故KEKに?どうやら物光研の先生と会いに来たらしいのだがそれでも経済とは結びつかない。
見学はお一人様ということで、展示室はやめにして筑波実験棟の下の方に降りる事にした。結構御年配で説明差し上げていても、科学に対する知識が深いとか興味があると言う感じはそれ程受けなかった。
B4まで降りられると、作っている最中のCDCをご覧いただけるので満足いただけたのではないかと思う。

Nikon Nikkor AF 80-200 f2.8D New 購入

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明るい望遠ズームが欲しいというのはこのへんに書いたが、候補としてあげていた中、AF 80-200 f2.8D (new), AF-S 80-200 F2.8, AF-S 70-200 F2.8 VRを候補にして探し、結局買えたのは 80-200 F2.8D New。ヤフオクで5万円くらい。こういうプロが使うレンズはひどい使われ方をしていることが多いので、たまにしか使わない私のようなアマチュアの方の出品に的を絞っていた。
届いたものはレンズキャップも旧型なのでそれなりに古い個体だと思われるが、それほど傷もないので酷使されたということは無いような気がする。
最近のプラスティッキーなレンズと違い表面処理をされた金属鏡筒で、ずっしりと重く、重さを計るとフィルター、キャップつきで1330g、D600につけると2kgを越えてしまい計れなかったが、計算すると2230g位。新型だとさらに200g位重い。D600でAFを動作させると、キュルキュル、ギーギーと賑やかに音がするがこれは想定内。
右下はFT1を介してNikon 1 V2につけたところで、この状態だとカメラの方を持つとマウントが壊れそうで怖い。フォーカスリングは当たり前だがMFレンズの用にダンプされてないのでMF操作は気持ちよくはないし、ギヤ比も高めなのでやりやすくは無い。あと、AFからMFに切り替えて最初にギアに噛み合うまで少し空転するのは仕様なんだろうか?

物理セミナー 南半球での暗黒物質探索

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今日の物理セミナーは南半球で行う暗黒物質探索の話。speakerはMerbourneの方でBelle2のCollaboratorでもある。
Dark Matterの直接探索にはいろいろあるのだが、これはいろいろ物議を醸しているDAMA実験を同じNaI結晶を使って南半球でやろうという実験。
DAMAはNaI結晶でDark MatterによるNuclear Recoilを見ているわけだが、直接見えてる訳ではなくて、いわゆるAnnual Modulation(年次変化、季節変動)と言うのをDMの証拠だと言っている。この季節変動だが、DMは天の川銀河の重力に捉われていて、銀河の回転に従って回転しているが、地球は太陽の周りを回っている。なので、銀河に対しては一年周期で速度が変わる。この速度変化によりRecoil Energyの分布が変わるので6月頃にevent rateが最大に、12月頃に最小になり、この変動をDAMAは9sigmaで観測したといっている。しかし、一年周期の季節変動というのはDMだけでは無く色々なものがするので、これだけでDMだと信じろといわれても厳しい。
そこで南半球なのだが、地球の公転は北でも南でも関係ないのでDMにより季節変動は同じように起きるが、気候変動によるものなら、北半球のDAMAとは逆位相になるはずというのが実験の肝となっている。
実験が出来るかどうかは低backgroundなNaI結晶を作れるかどうかにかかっているのだが、DAMAの結晶を作ったサンゴバンは、DAMA以外には売らず、製法も秘密にしているそうで、物理屋は困っていたわけだが、それも作れる見込みがたったそうだ。結晶さえできてしまえば、地下実験の要領は分かっているので問題は無い。右の絵が実験装置で、結晶の周りを液体シンチレーターで囲い、Kからの3 keVバックグラウンドを積極的に除去するそうだ。実験装置は同じものがイタリアとオーストラリアに置かれる。50kg位の結晶を作って2017年から実験を開始すると、3年でDAMAの結果を再現できるらしい。
なかなかいい実験だと思うが、DAMAの人達も、結晶を独り占めするなら、自分たちで南半球でもやれば良かったのにと思ってしまう。
例によって参加者が少ないのだが、日本の実験屋は私だけだったのではないだろうか? セミナー係の人にも今ひとつ熱意を感じられなくて、セミナー中ずっとラップトップに向かって別の仕事をしていたくらいだから、さもありなんという感じ。

見学対応 新潟県立第一高校

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今日の見学は新潟県立第一高校一年生の皆様。
研修旅行だそうで、筑波に来たのは一クラス48人+教員。二人で担当するのだが班分けが何故か男女。今まで何度も見学対応しているが男女で分けたのはこれが初めてだと思う。私は女性班の担当。
高校一年生ということで、展示室の細かい実験装置の話は減らして、スライドを使った説明をすこし丁寧目にやってみた。
筑波のB1回廊に降りたとき間抜けなことに拡声器を忘れたのに気づいた。人数も普段より多かったので、申し訳なかったが後ろ半分位の人には私の声が聞こえなかっただろう。
やはり、全員参加の研修旅行だと見学へのMotivationも低いし、低学年だと私の話す物理のことについて理解するのも難しいと思うので、生徒さんの反応がそれほど良くないのは仕方ないだろう。
KEKの後は国土地理院へ行かれるそうだ。

ECL Trigger Flash ADC Module 納品

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先週の出張中にいつも我々のボードを作ってくれている韓国の会社から注文していたボードが納品されていた。
Belle2 ECLのトリガーを生成するためのボードでBelle2 ECL Trigger Flash ADC Moduleといって略してFAMと呼んでいる。ECLのreadout ボードは一枚で16ch処理できるのだが、エネルギー測定とは別に、トリガー用に16ch分(4x4)を荒くゲイン調整したのちアナログSumしてLEMOで出力している。これをトリガーセル(TC)と呼んでいてトリガーを生成する単位になる。このFAMにはクレート一台分12枚のreadoutボードからのTC信号が送られてくる。これを、64MHzのFADCでAD変換、FPGAで126ns毎、つまり8MHzでwaveform fitしてエネルギーと時間を再構成し、シリアライズして光ファーバーで次のボードに送る。
現在試作機が3台あって一台がBelleにinstallされて宇宙線のTriggerを作っていて、残りの二台でfirmwareを開発している。現段階ではいろいろ問題があってまだ量産に移れていなくて、これ以上試作機を作る予定は無かったのだが、一台しかBelleにinstall出来ないと検出器の方のテストがままならないので、もう一台KEKの予算で作ることにした。今回は韓国の会社から直接購入し、20万+税金。
二台あると片側でトリガーしてもう一方を見たりredundantなstudyが出来るので、宇宙線のスタディーがやりやすくなることを期待している。

Belle2 TRG/DAQ workshop 2015 @ 大阪 (2)

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TRG/DAQ ワークショップは無事終わった。
出席者はおそらく30人くらいで、パッと見るとほとんど日本人に見えるが、実際は韓国と中国から人が来ているので半分以上外国人。基本的に出席者はTRG/DAQをやっている人で、各検出器の重要人物は来ないから、最後の踏み込んだところの議論には至らないのが歯がゆい感はある。
二日目のDAQ関連では ECL Cosmic の話も当然あって、基本的には年末からあまり変化はない。というのも、年末でロシアの人が国に帰ってしまったのと、本当にボードのfirmwareを書いている人が別のことをしていたので、進みようもなかった。
問題はいろいろあるみたいで宇宙線のrunが a few 時間しか続かないのだが、あまり心配はしていない。何しろ物理まではまだ3年以上ある。このworkshopからロシアのエキスパートがやってきてしばらく日本にいるはずなので状況は好転すると思われる。
最終日にはslow controlとmonitor関連の話もあって、ECLのモニターシステムをどうやってつないだらいいのか聞いたのだが、二つあるプロトコルのうちどちらで書くべきなのかはまだ定まっていないような感じだ。
Belle2全体としては近い未来に二つのsub systemでDAQを走らせないといけなくなるのでそれをどうするかという話があった。たとえばECL/KLMが宇宙線のデータを撮るのと同時にCDC/TOPが別の宇宙線をとるということはあり得る。最初からそのようにデザインしておけば良かったのだがそのようにはなっていないようだ。因みにCDF RunII では複数のトリガーコンディションで複数のRunを走らせ複数のデータストリームとして書き出すことができた。解決策はあったみたいなので問題でもないようだが。
次回の会場と時期は決まらずに閉会。来年の年明け年度末という感じなのでできればKEKでやってほしいところだ。

写真右上は会場の大阪駅前第二ビルとその奥の丸ビル。
左下は私の泊っていたいささか怪しいところにあるホテルのそばにあるお初天神。右下は昼食後腹ごなしに散歩しに行った中央公会堂で、確か明治末の建物。

Belle2 TRG/DAQ workshop 2015 @ 大阪 (1)


仙台から帰ってきて7時間だけアパートにいて、朝一で今度は大阪へ。年に一回やっているBelle2のTrigger/DAQ workshop。昨年は台北、その前はソウル、ホノルル、北京、ソウルと国外でやっていたのだが、今年はそろそろ国内での活動が盛んなので大阪ということになったのだと想像する。私は二年前のソウルには金がなくて行けなかったのだが、なるべく顔を出すようにしていて今回も何とか旅費を出してもらってやってきた。
会場は大阪市立大学なのだがBelleをやっている研究室がある杉本キャンパスではなくて梅田の大阪駅前第2ビルにあるサテライト。大講義室という割にはそれほど大きくない部屋で、参加者30人でほぼいっぱい。
初日の今日はトリガーのセッション。ECLのトリガーは進捗がはかばかしくなく、まだ本番用のfirmwareがちゃんと機能するか実証されていないので、モジュールの大量生産にゴーサインが出せていない。あまり危機感を持っているように感じないのだが私は心配している。
明日は一日DAQ。

カロリメター研究会@東北大ELPH (2)


二日目はBelle2のカロリメターから始まってLHCfまでいろいろな実験で使われているカロリメターの話。
色々なカロリメターがあるが、それほどアグレッシブに新しいアイディアで作られているわけではなく、既存のいろいろな種類のカロリメターから実験に適したものを選んでアダプトするという感じで、苦労話ももちろんあるのだがそれも、改めて聞いてみると特に珍しい話ではなく、世の中の誰かが既に解決しているような問題。たとえば、温度が思ったり変化してゲインが変わるとか、放射線損傷で光量が変わるとか。。。。きっとこれからも同じような問題が同じように起こるのだろう。
写真左上は研究会の会場、傾斜もあって見やすい。右上は研究所の周りにご飯を食べるところがないということで二日目の昼食に出された『利久』の牛たん弁当(1200円)。東北大核理研があるのは旧陸軍の学校跡地で、半分くらいは三神峯公園という公園になっていて左下のように立派な桜がたくさんある。桜は4月末だそうでその頃にはさぞかし立派だろうと思われる。
右下は懇親会の時に見せてもらったSrI2結晶シンチレーター。潮解性があるのでケースに入っているが光量はLaBr3(Ce)と同じくらいある。紫外線を当てるときれいに光るらしいのだがブラックライトを忘れたそうで見られなかった。

カロリメター研究会@東北大ELPH (1)

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カロリメターの研究会で東北大に来ている。東北大電子光理学研究センターが共同利用研になってやっている研究会シリーズの10回目で、正確には『素粒子・原子核実験における全吸収型カロリメーターの実例と応用』という名がついている。私は何の因果か世話人の末席を汚すことになって、講演もないのに旅費を出してもらって出席している。感謝。
東北大には過去何度かきたことがあるのだが、核理研へ来るのは初めて。仙台の市街地の南の方の公園のそばにあって、つくばの田舎から来た私が言うのもなんだが、あまり都会という気はしない。会場は共同利用研になってからできたという建物の三神峯(みかみね)ホールというところ。
初日の今日は前半が原子核実験に使うカロリメターの話。BGO EggというBGOを使った4piカロリメターを作った話はとてもimpressive。当たり前だが、大規模なカロリメターを作るというのは大変で、いろいろな創意工夫がちりばめられている。NCマシンを使っていろいろな治具を作ったあたり非常に参考になる。
後半は結晶シンチレーターの話が中心。Pr:LuAg, GGAG,CeBr,SrIなど最新のシンチレーターについて開発をされている方の話を聞けた。東北大のベンチャーでやっている方はマイクロ引下法という使い方で小さい結晶を作ってR&Dされているそうで、その方法を使うと1日で5種類くらい実際に結晶を作ってテストできるそうで、R&Dのサイクルがとても速くなったそうだ。もうひと方は堀場製作所にいたときに世界で最初にCsI(Pure)を作ったという方で、現在は茨城県の取手でSrIの結晶を作る会社をされているとのこと。
二人とも非常に光量の大きい結晶の開発ということで低エネルギー向けのApplicationが中心になるので我々の業界での需要は?というと疑問だが、シンチレーターの技術ということでは興味深いので一度測定器開発室セミナーで話してほしいと思った。KEKにもどったら室長に相談してみよう。
浜松ホトニクスの講演もあって最近のimproveしたMPPCの話もあったので、HPKの人に最近のVUVに感度のあるMPPCと同じ原理でAPDにも感度を持たせられるのかと聞いたら、原理的には持たせられるという返事だった。紫外領域に感度のあるAPDには需要がある気がするので、誰か働きかけて見るといいと思う。
研究会は明日まで。

筑波山周辺のマンホール

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筑波山方面に走りに行くと北条の奥の方、つくば道のあたりで見掛けるマンホールは宇宙船の絵が描かれている(左上)。さらに走っていて、サイズ違いがあることに気付いた。右上の写真の奥に見えるのが小さめのマンホール。
因みに、街の方に行くと写真下段のような、何の変哲もないものになる。
どういう経緯でデザインマンホールがあるのだろう?

Nikon 1 V2 (1) 購入


今年はカメラを買うのはやめようと思っていたのだが、Nikon 1 V2 を買った。程度のいい中古で純正の予備バッテリーが一個ついて2.5万円くらい。
S1はとても気に入っていて、10-30 PDZをつけて常に持ち歩いている。でも、とても明るいところだと液晶ディスプレーを使っての撮影が不可能だったり、体育館で写真を撮ったりするときはやはりファインダーがないと困る。そういう時はV1なのだが、二つほど不都合があって、一つはレンズ補正が効かないことで、10-100も6.7-13も広角側で樽型の歪みが大きくて無補正だと結構気になる。もう一つの問題はよく言われることだが、写真を撮った後のポストビューをオフにできないことで、スポーツの写真を撮っていると結構致命的。
V1と比べるとファインダー部分は出張っているが、それ以外は一回り小さい感じで、重さを測ってみるとバッテリー込みで345g。大体同じ条件で測ると、V1が390g、S1が260gくらいになる。旅行時に6.7-13mmをつけて、片吊りで首からぶら下げておく気になる程度には軽い。

EASIROCモジュール講習会2015

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EASIROCモジュールの講習会は無事終わった。
当日は講習をやりながら、内容を考えるという感じで、まったく余裕が無く人数も数え無かったのだが飛び入りを加えて12-3人参加されていたと思う。KEKまでお越しいただきありがとうございました。
ファームウェアを自分でやきたいという人がどれくらいいるかと思ってのだが、a few 人という感じで、我々が焼いてあげなければいけない個体が多く、Firmware担当できてくれたBelle2スタッフの人いて大変助かった(左中)。一台辺り5-10分くらいかかるので10台やろうとするとひどく時間がかかる。何とか、午前中のうちに一人一台はモジュールを使えるようにできた。
実習は私自身が使い方を見せてと言うのが簡単だろうと思い、スライドと私のPCの画面を表示して説明していたのだが、オシロスコープにVGAアウトがついているのを発見したので、もう一台プロジェクターを持ってきて表示することにした(右中)。
実習の内容はわかっている人や慣れているにとってはそれほど難しいものではなかったと思うが、そうでない人にとっては詰め込み気味だったかもしれないのでうまく行ったかどうかはよくわからない。
オシロも何台か用意したのでテストパルスの信号を見てパラメターを調整できるようになった人もいたので、そんなに苦労しなくても使えるようになるというのは感じてもらえたかと思う。

EASIROCモジュール講習会2015 前日準備

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泥縄的に準備を進めてきた今年度の EASIROCモジュール講習会も前日になった。
スライドは何とか昨日までに9割作ったので、今日は会場の準備。午後に使う人がいるので午前中にと夜部屋をとっておいた。午前はプロジェクターの確認。スクリーンのすぐ横にあるテレビ会議用のモニターが使えそうだったのでサブ画面にすることにした。実習はスライドによる説明と、コンピューターの画面を見せるという行為があるので便利そうだ。
午後は、ケーブルの準備。持っている人はいいのだが、モジュールに使われているコネクターの圧着は専用工具がないと結構難しいので一人一個ずつくらいは準備しておくことにした。
夕方、前の使用者が去った後荷物を会場に運び込んで残りは当日朝準備することにする。
うまくいけばよいのだが。
プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと
中村円眞堂@instagram

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