自転車で茨城の文化財 富谷観音 と 善光寺楼門

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国宝を自転車でみて回ったが、他県の物なので茨城県民としては、茨城にある重要文化財建造物が気になり調べてみた。一番古いのは富谷観音(小山寺)の三重塔で室町中期。室町時代の物はこれも合わせて8ヶ所。チョロく行けそうな所を攻めてきた。

富谷観音こと小山寺はりんりんロードの終点岩瀬駅から北へ2-3kmのと近いのだが、小山寺という位だから山中にあるので最後は登り。正面の南側から攻めると10%以上の坂になるが西の方から回り込むと平均8%程度と不動より少しきついくらいで1.7kmで130mほど登る。三重塔は左上の写真のようにかなり立派なもので1465年造。国の重要文化財に指定されている。写真に写っていない本堂、鐘楼と右上の仁王門は江戸時代の作で県が文化財指定している。
椎尾山薬王院とよく似た感じだが三重塔はこちらが古い。残念なのは左の写真塔の前に移っている赤い屋根の風情の無い建物で寺の事務所みたいなのだが、景観を著しく損ねている。

善光寺はフラワーラインを北に走ってかつて『しげふじ』というそば屋があったところを越え、道祖神峠の登り坂が始まる手前にある。石岡市太田。楼門(左下)は1501年造で国指定重要文化財。説明によると楼門は二階建ての門のことだそうだが写真をみて明らかなように上層が無い。建築途中に上層を作るのをやめたそうで代わりに茅葺きの屋根が乗っている。門をくぐって少し行き階段を上がると善光寺本堂らしきものがあるのだが、写真のように右側1/4位が朽ち果てて無残な姿を晒している。
どうしてこうなるまで放置できたのか不思議だが、今は石岡市だがかつては八郷町(もっと前は恋瀬村)だったので、その頃の文化財保護がなってなかったということだろう。あまりに無残過ぎて映画やテレビのロケ地になっているそうだが、そういうことで有名になっても全然喜べない。

KEKから不動を越えて善光寺、富谷観音を回り戻ってくると、いろいろ寄り道して100km弱。ちょうど良いサイクリングコース。

SuperKEKB on NHK

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NHKが国外向けに製作している番組に同僚HとBelleが出るというので見ていた。Hのあまりに棒読みな英語の説明にも驚いたがそれ以上に驚いたのはSuperKEKBの説明。
写真は放送からキャプチャしたもので、3号館の展望室バルコニーから撮ったものだと思われる。黄色い輪があってSuperKEKB 一周約3kmと書かれているのだが、全然 SuperKEKBと違う。移っているSuperKEKBの"B"の字のあたりに見えるビルが大穂実験棟で画面左端上下方向の真ん中くらいに見える白い建物が筑波実験棟。実際のSuperKEKBだと大穂から筑波で1/4周。この黄色い円は一周5-600m位じゃないだろうか? 地図をみると良くわかる。
仮にこの黄色い丸が3kmだとすると直径は1km。SuperKEKBの文字のところにある体育館みたいな東カウンターホールの長さが500m位あることになる。500mもあったら陸上競技場とサッカー場が別々に入ってしまう。
3号館はリングに接するように建っているのでそのビルからリング全体が撮影するのは魚眼レンズでも持ってこないと無理だろう。

KEKから連絡が行ったらしく、修正されたようだ。今度は少し黄色い輪が大きすぎるがほとんど合っている。

停電前筑波作業

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明日からKEKは受変電設備の点検整備のため3日間の停電。オフィスがあるところは金曜日は通電されるのだが実験室は明日から停電。なので停電前の作業が色々。
停電でも無いとVMEクレートのつなぎ換えも面倒なのでこれを期に、出来上がったパッチパネルを設置する。せっかく作ったのに全然使ってもらえなかった仮につながれていた配線は取り除く。左上の写真はキレイな表面で裏側は右上のようにひどくアグリー。これからなるべくニートにケーブルを取り回しながらつないでいきたい。
左下は昨年度設置した光ファイバーのパッチパネル。トリガーやタイミング信号を分配するラインは時間差が生じないようわざわざ同じ長さのファイバーでつないだのだが、何故かトリガーは信号線用の時間差のあるファイバーで分配されていた。要は、思いつきで同じ長さにせよと言っては見たのだが、全然気にしていなかったし、気にしなくても大丈夫だったということのようだ。それでも、せっかくなのでということで、停電を機にトリガーの方の線に移し替えることになった。6ヶ所あるファイバーをつなぎ替えるだけなのでどうということはない。
VMEクレートも落とさないといけないのだが一々切りにいくのは面倒なので壁のAC200Vのブレーカーを落としてしまう。
最後は毎年恒例の乾燥空気代替の窒素で、あらかじめ先週のうちに新品にボトルを交換しておいてもらったので、接続して、自動的に切り替わるか動作を確認、流量を低めに調整しておく。
明日は停電前には出勤して富士の窒素をつなぐ。
週末も仕方なく出勤。

パッチパネル造り (5) 完成

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配線とその確認は終わったので、むき出しの素線を束ねたものにスパイラルチューブを巻いて養生していく。
その後、ケーブル留めでパネルに留めテンションがかからないようにしていく(左)。
全部できたところでようやく完成。コネクタからケーブル留めのところまでの遊んでいる部分を支えるのに、左右のパネルにケーブルバインダーでとめるか、パネル間にビームを渡してそれに縛るか考えているところ。
物は既に筑波に運んだので明日、install作業。

パッチパネル造り (4) 結線終了

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今日は比較的朝涼しかったので残りの配線を済ませた。
今はケーブルの処理中で、明日の午前中にはそれも終わらせ、停電までに筑波に持っていきたい。
少なくとも一度は結線は確かめてあるのだが、その後抜けたりしている可能性は結構ある。というか、確実にしていると思う。その修理は現場でもできる。と思う。

有害サイト認定

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最近気づいたのだが、このサイト、KEKから有害サイトに認定されたようで、KEKのワイヤレス接続だとアクセスがブロックされる。
数々の問題あるサイトをホストしている FC2 なのがいけないのかと思ったが、最近同僚になったH氏のサイトには問題なくアクセスできる。
MAクラスタ以外からはアクセスできるのでどうということは無いのだが、何に引っかかって認定されたのかは気にならなくはない。

見学対応 並木中学 と 筑波大学図書館ヴォランティア

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今日はシフト中に見学が二件。予定では片方の終了時間ともう一方の開始時間が同じというやばい感じのスケジュール。片方が総務でもう一方が広報とかだとなりがち。事前に連絡したら5分だけ余裕ができた。
一つは並木中学の生徒さんで職場体験というのに参加されている方3名。中学生にやっていることを説明するのは難しいのでなるべく引き受けないことにしているのだが、最近は自動適に割り振られるので逃げられない。暑いのでF1での説明は避けて文彦ハウス(展示ホール)へ。普段やる一般人向けの説明をやめて、もう少し簡単な説明を試みる。筑波B1の回廊をまわって検出器と加速器の説明をするが分かってくれただろうか?
F1に上がると既に次の見学の人が早めに到着したところだった。
次の見学は筑波大学図書館のボランティアの皆様20人くらい。こちらは大人なので普段やる一般人向けの説明を。同じく暑いので普段F1でする説明もなるべくこっちでやってしまう。ヴォランティアをやる位の方々なので、私のいい加減な話も、ちゃんと聞いてくださる。ほとんどはお年を召した方だったのだが、きっと科学系の仕事をされていた方もいらっしゃったんではないだろうか?

自転車で国宝 (2) 聖天山歓喜院 と 鑁阿寺

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福島の国宝を見に行ったので今度は関東の他の国宝を見にいこうと調べたら埼玉(熊谷)の聖天山歓喜院、栃木(足利)の鑁阿寺、東京(東村山)の正福寺が何とか自転車でいける距離。一度に行くルートも考えたのだがしんどいので正福寺は諦め、残りの二つを攻めることにした。自転車のみだと160kmくらいでいけなくは無いのだがこのあたりから西に進むルートはあまり自転車に取って楽しく無いので古河総合公演まで車で行ってスタート。暑くなる前に距離を稼ごうと4時半に起きて家を出る。
利根川橋を渡って右岸を走ろうとするのだがこのあたり工事中のようで自転車道の案内が実に不親切。
しばらく走ると左に富士山が見えた。四段目左の写真は武蔵大橋のあたりから撮った写真。富士山とくまがやドームが見える。ずいぶんたくさんの自転車に乗っている人を見たが誰も富士山のことは気にしていないようで、珍しくないのか、自転車以外の事に興味が無いのかどうなんだろう?
聖天山までは45kmくらいでついたのは8時半頃(写真一段目)。国宝の本堂は享保年間の再建らしいので300年とたっていない新しい建物だが文科省への働きかけが効いてか国宝指定されている。平成に入ってから修復された部分を見ようと思ったが10時からという、寺にしては遅すぎる拝観開始で断念。国宝建造物な割には縁結びを売りにしてるとか、文化財へ対するrespectが感じられない。
ここから北へ約20km、群馬県をまたいで足利で渡良瀬川を渡ると鑁阿(ばんな)寺(写真二段目)。鑁阿寺は足利氏が鎌倉時代に建立した寺で、足利市の館だったそうで、敷地の周囲は土塁があって堀に囲まれている。本堂が国宝指定されている他、経堂、鐘楼、多宝塔と立派な建物が多い。ただ、文化財保護という点では境内に普通に車が入れたり、本堂のすぐ裏が駐車場だったりと残念な点が多い。せっかく国宝指定されたのだからもうちょっと敬意を払ってほしいところ。
寺の南隣は足利学校(写真三段目)。一説では奈良時代の創建で、室町時代の1400年頃の記述が残っているそうで日本最古の学校だそうだ。儒教を中心とした教育をしていたらしい。江戸になって退廃し、西側半分だけがオリジナル。東側は小学校になっていたらしいのだが移転後再建され1990年に今の形になったそうだ。孔子廟(写真右)は江戸時代造営だそうで中国的な様式になっている。
足利を出たのは11:30頃で渡良瀬川沿いのサイクリングコースを東へ走る。このコースはちゃんとパンフレットがあったり、案内もしっかりしているので迷うことはない。このころから気温がぐんぐん上がって、Garmin Edge 500の温度計によると最高42度に達した。二時間弱で渡瀬遊水池の敷地に入る。ラムサール条約に登録されたとかかかれているのだが、地図も案内も乏しくてどこを走っていいかわからなくて困る。貯水池の周囲を走っていると綺麗に筑波山が見えた(4段目右)。見え方で筑波山のほぼ真西だということがわかる。南端の水門のあたりから敷地の外に出ようと思ったのだがどうもofficialには道は無いようで谷田川橋というところの歩行者用の門をくぐって外に出る。
14:30頃には古河総合公演にたどり着いた。走行距離105km。
次のターゲットは東村山の正福寺だが、どうやって攻めるか。直線距離で70km。自転車で行って武蔵野線で帰ってくるか?自転車はやめて西武球場に野球を見に行くついでによるか?

メッセンジャーバッグ修理

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一般の気合の入った自転車乗りの皆さんはほとんど何も持たずに走っておられるようだが、私はモデレートな自転車乗りなのでカバンを身につけている。
使っているのは Timbuk2のクラシックメッセンジャーバッグS。自転車用に作られているだけあって使いやすいのだが、致命的な欠陥としてバックルが折れやすい。私のバッグとクロスストラップのバックルはすべて少なくとも片側が折れていた。幸いなことにtimbuk2のweb siteで交換部品が一個324円で売っていたので交換した。
ストラップはバックルを通った後少し太くなっているので一見すると交換するのは厳しそうだが、少し先の尖ったものでグリグリやってやると外れてくれる。
予備も買っておいたので、まだ活躍してくれるだろう。最新型は上部に取手らしき物がついて使いやすくなっているようなので買い替えも考えたのだがしばらくこれで行くことにする。

パンク

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自転車に乗ろうと思ったら前輪がいつの間にかパンクしていた。
どこに穴が開いたのか調べるとリムのスポークのところだった。そう思ってよく見るとチューブにはスポーク穴のところが変形している(右)、リムの方を見るとリムテープが凹んでいる。
これはどんなもんなんだろうと思い web を見てみると明らかに良く無いようだ(当たり前か)。どんなものを使っていたのかと調べると HERRMANS HPS リムテープというもので一応8気圧まで対応している。普段タイヤの上限の8気圧付近で乗っていたので大丈夫なはずだったのだが。
ちょっと低めにすれば大丈夫かと思ってチューブを替えて7.5気圧くらいまで入れたら同じところに穴が開いた。実に間抜け。今度は Panaracer のリムテープを注文したのだが、基本的に同じ材質のようで心配。新品に変えたら少し低めの空気圧で乗ることにするか。

パッチパネル造り (3)

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怠けていたらすごく暑くなってしまい又々中断していたパッチパネル作り、今日は雨で涼しかったので再開。
昼休み以外は一日作り続けてようやく電圧部分、ケーブル8本分が終わった。
写真は現状でものすごいことになっている。もはや結線を追うのすら無理だろう。
ここからは結線の密度が下がるのでもう少しスピードアップして、終わるまで二日というところ。
明日も一日雨の予想なのでなるべく明日中に進めてしまおう。

自転車で国宝 白水阿弥陀堂

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先日ふと茨城県に国宝建造物はあるのかと調べたらなかった。ではと福島を調べると白水阿弥陀堂というのがいわきにある。かつて、自転車で福島に行ったときは県境を越えたところで満足してしまったがいわき位までは行きたいと思っていたので阿弥陀堂経由いわき駅までで計画を立てチャンスを伺っていた。これからは日も短くなり、暑くなるのでなるべく早い方がよかったので、この週末天気が良くしかも風が南からだったので行ってきた。
例によって日の出とともに出発(4:30)し、いつもは出島の方を通って遠回りしていくところをほぼ真っ直ぐ石岡へ。霞ヶ浦の先っちょをかすめるようにして涸沼を経て大洗に出て、かつて東海方面に出張していたときによく使っていた平磯の海岸線を通って東海村の原研にたどり着いたのが9時くらい(左上)。ここまで約80km。記念に門の所で写真を撮ろうとしたらガードマンに注意されてしまった。
ここからの北上は道の選択肢が少なく細かい登り降りがあって脚にくる。海のそばを走るのでたくさん海水浴場があるが外海に面しているのでちょっと怖そう。多くの海水浴場は波を防いでと砂の流出をとめる波消しが設置されている。右上の写真は高萩の少し北、磯原の二ツ島。ここまで130km弱。
もうすぐ茨城県が終わるというところで右(東)に折れて五浦海岸の方に寄り道して第一の目的地六角堂へ(左中)。前回福島に行ったときにつかれていて行く気が起きなかったので今回はぜひ来たかった。天心邸や資料館含む天心遺跡の入場料300円。ここまで約140km。
見物に時間を使いすぎて出発したのが13:45頃、ここから白水阿弥陀堂まで約30km。20km/hで1.5時間なのでゆっくりしていると拝観受付終了の15:45に間に合わない。先を急ぐ。
県境を越えて福島に入り、前回の目的地勿来駅を14:00頃過ぎてここからは未知の領域。車で通ったときも思ったが福島に入るとカスミとかウエルシアを見なくなり景色が変わる。あと、福島の人は(当たり前だが)ちゃんと信号を守り赤になったら車が止まってくれる。
話がそれた。
時間があれば小名浜の方を経由しようかと思ったが間に合わないので最短距離で向かうと途中に温泉地いわき湯本がある。湯本駅に行くと駅長のユキちゃんが椅子にすわって迎えてくれた(右中)。ここまで約160km。
湯本を過ぎればもうすぐで目的地の白水阿弥陀堂には何とか拝観時間内の15:20に到着。167kmでおよそ11時間のうち走っていたのは約8時間。
白水(しらみず)阿弥陀堂(左下)は平安末期の建物で平泉の藤原家から嫁にきた徳姫が建てた物。写真の阿弥陀堂の回りはグルッと池に囲われていて入り口の橋の前にたどり着いた時に見える景色から既に美しい。建物も外観、内装とも品のある曲線で構成されていてとても美しい。天井や内壁の絵は失われているが建物の状態その物は良好。11時間かけて来た甲斐があった。満足。拝観料400円が安く感じる。外に出て池の縁を回っているうちに拝観時間は終わり閉門されてしまった。
阿弥陀堂からいわき駅(右下)まではゆっくり走って30分ほど。駅のまわりがかなり都会なので驚いたがいわき市は30万都市。茨城のどの街よりも人口が多い。駅もとても立派。17:37発土浦行きの普通列車で輪行。2.5時間と2600円かかる。
土浦から自宅までも含め約185km、走行時間はほぼ9時間、消費カロリーは4145kcal。
六角堂以降時間におわれ急いだのがきいたのか、房総に行ったときより脚へのダメージが大きかった。
次はどこに行こうか。

パッチパネル造り (2)

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コネクタのネジが長すぎた件は少し短めの物を送ってもらうことで片がついた。
で、実際に配線を始めた。DataLogger側のコネクタは既に取り付けてあってそこから78本のメスのピンがついたケーブルが出ているのでそれを配線表にしたがってコネクタに挿していく。DataLoggerのチャンネルを機能別に分けたので配線はバラバラ。なので、最初の35ch分接続しただけで写真左のようにゴチャゴチャになってしまった。
つなぎ終わったところで正しくモニターできるか試して見たところ、一応それなりの答えが返ってきていた。
コツはつかんだので明日中に電圧分(後225ch分)はつないでしまいたい。

総研大 オープンキャンパスとセミナー

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昨日は総研大のオープンキャンパスで所内の見学ツアーや研究本館で講演とポスターセッションが行われた。
私は総研大の教員でもあるので、ポスター係では無かったのだが顔を出してきた。過去の総研大の説明会の話を聞くとお客さんがとても少なかったとか聞くのだが、このオープンキャンパスはそれなりの客の入りで、素核実験に興味のある人を示す黄色い紐の名札をつけている人もそれなりの数いた。
写真左はBelleのポスターの説明を聞いている人で私が出没していた15分くらいの間にも数人の人が説明を聞いていかれた。
総研大はKEKにあるので研究環境としては非常に充実しているが、教育という側面から見ると、KEKの教員は基本的に研究者なので教育者としての経験値が低く大学と比べ見劣りがする。あと、大学としての機能が無いので、研究以外の学生活動に不自由があるのは覚悟しないといけない。KEKは大学共同利用機関法人なので、大学から参加されるかたにも等しく研究環境は提供される。進学される学生さんは、ここでの研究がやりたいなら、総研大だけではなく、共同研究をしている大学の大学院もあわせて考慮されるといいだろう。

右は今朝あった総研大のセミナーの風景。総研大の学生さん向けの講義だが、誰でも参加できるので勉強がてら聞いてきた。
今日の講義は加速器の先生で高周波加速について。
出席者はとても少なくて学生の半分も来てないのではないだろうか。先月春の学校で聞いた加速器の講義と共通点も多かったので、大変勉強になった。ただ、既に加速器が何かを知っていることが前提となっているような内容で、私にとってはちょうどいい内容だったが、修士の学生さんにとってはかなり厳しかったのではないかと思う。私の前に座っていた人は寝ていたし、左隣りの人は講義も聞かずひたすらMacに向かって何かやっていた。
このシリーズを聞いていて思うのだが講義のレベル設定が全くできていない。上に書いたようにKEKの教員の教育者としての経験値の低さが出ていると思う。

見学対応 一関市役所

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今日の見学は一関市役所御一行様。二班に分かれて私の担当は約20人。
岩手県なのでILC関連だと想像していたがその通りで、皆さんILCのピンバッジをつけてらっしゃる。
見学時間が25分と短いので展示室はやめて筑波実験棟のみ。
ILC関連、科学者じゃなく一般の方、ということで、なるべく平易にILCと関連させた説明を試みたつもり。もう少し時間があれば他にも説明申し上げることができたのに。
アカデミック方面?じゃない見学の方は総務になることが多いのだが、総務は広報と違って人の入れ替わりが激しいので、対応に手慣れた感が無い。それでも、物理屋が担当するのに比べるとはるかに良いのだが。

パッチパネル造り

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暑くなる前にinstallしようと思っていたデータロガーのパッチパネルだが、忙しさに?かまけて製作が遅れていたので作り始めた。配線してからコネクタを固定するのが楽か逆がいいのか考えていたのだが、ケーブルがたくさんつながってスパゲッティーみたいなのがぶら下がった状態でコネクタをパネルにネジ止めするのも大変そうなので先にやることにした。
コネクタをはめてスプリングワッシャーを挟んでネジ止めする。細かい作業なのでサクサクとは行かず52個のコネクターを取り付けるのに2時間くらいかかった。
つけ終わってみてみるとコネクタに対してネジがはみ出し過ぎている。業者の人がパネルの厚さを考慮せずに選んだようだ。そこらにあるオスのコネクタをさしてみると奥まではまらない。これは交換しないといけないかもしれない。

見学対応 竹中工務店

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今日の見学は竹中工務店の方々20名弱。
ゼネコン大手の竹中工務店がKEKにくるとなるとILC関連だろうか?とも思ったのだが聞いてもあまり反応は無し。
見学時間が30分と短かったのと遅刻気味で展示室を開ける暇が無かったので筑波からの説明。ちょうど先日IPチェンバーがinstallされたので二本のビームパイプがこうさしているのが良くわかる。秋にはコンクリートのシールドで見えなくなるので今がチャンス。
丁度B1ギャラリー加速器側で説明をしているときに安全を無視した服装で作業をしている外人さんがいて、KEKの安全意識の低さが露になってしまい恥ずかしい思いをした。まったく何度注意しても聞いてくれない。
地上に上がったらまだ5分ほどあったので展示室に移って検出器とクライストロンについて説明したところで広報の人から時間切れでストップがかかり終了。広報の人がちゃんと時間を気にしてくれると助かる。
バスへ移動しながら放射線安全に関する質問にこたえてお見送り(写真左)。

右の写真はKLMの作業が終わったBelleの後方側。エンドヨークの転倒防止ガードがちゃんとinstallされている。

光センサーMeeting@信州大学

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早いものでもう7月だが、今日は信州大で光センサー関係のミーティング。信州大に来たのはPDかBelle2noセミナー以来だと思う。
何年か前からSOIテクノロジーを使って光センサーを作ろうというアイディアはあって、試作のセンサーなども作られていた。今回新たに測定器開発室の新規プロジェクトになったということで最初のミーティングをメンバーのいる信州大でやることになった。
実は私はメンバーではなくてProposalにも名前はのっていないのだが、かつて光センサーをやっていいたということでお呼びがかかった。必要とされるうちが華なのでありがたい話。すこしでも研究の助けになればと思う。
今回は最初のミーティングということで目標とするセンサーの概念の説明と、それに向けた要素開発のための試作センサー?についての話。それと、研究体制に関する相談。いつも問題になるのは、実際に仕事してくれる学生さんなのだが、今回は総研大の博士課程の人がいるのでその人を中心としてやることになる。
まだ、概念だけだがうまくいくと、かなりいいセンサーが出来上がるはずなので楽しみではある。

ミーティングの後信州大学でやっている研究を見せてもらった。左下はILC vertex 検出器の研究用センサーで、いわゆるFPCCDという非常に細かい 6umx6umのセンサーをつかった検出器。右はILCカロリメター用のシンチレーターストリップを試験するための装置。大変充実した設備で、学生さんにとっては恵まれた環境といえる。ちゃんと設備をそろえられる先生が偉いということだろう。
プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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