磁場測定 (12) 測量とヨーク閉じ

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今日は朝からロボットを反転させるために伸ばしたレールを撤去して、その後測量。
前方後方両方からやったのでえらく時間がかかった。待っていては作業が終わらないので、測量の後半は足場の撤去作業と並行して行う羽目に。
4時間以上かかって何とか測量を終わらせ、その後ヨークは閉じられた。
ヨークは開けるとすぐに足場を組んでしまうのでなかなかキレイな写真が撮れないのだが、今日は前に簡易的な足場しか置いてなかった、というか測量の邪魔になるので私が撤去してもらったから、キレイな状態の写真が撮れた。撮るのが怖かったが。
見てわかるとおり、Tokinaの魚眼で撮った後方の写真。
作業の方は予定をこなしたので、明日朝から励磁、その後週末も使って、心ゆくまで磁場測定の予定。

磁場測定 (11) 反転

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磁場測定の前半は無事終わったそうで今日はロボットの反転作業。
最初はヨーク開け。
残念なことに業者の人が一人を除いて昼からということで、自分たちで開ける羽目に(左上)。午前中で何とか全て開けたが、ヨークを一つ開けるのにハンドルを1000回くらい回さないといけないので疲れた。
午後は業者の人も来てくれて、足場を組み(右上)、レールをつないで(左下)、ロボットを引っ張り出し、測量したのち、クレーンで吊って回転(右下)。
ここで時間切れ。明日はロボットを戻して、測量、足場解体、ヨーク閉めとかなりタイトなスケジュール。

自転車の偏差値は30

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このへんで自転車に乗る人なら『不動峠風返し峠つつじヶ丘』と聞けばコースが思い浮かぶと思うが、先日行われたツールドつくばのコース。
レースの前に走ったらすごい勢いで試走に来ていた人に抜かれるのだが、普段は途中で休憩を入れるので休まず走ったらどのくらいで走れるのか一度試して見た。
コース自体は何度も走っているので勝手は分かっている。
スタートは写真左の案内板。不動は余り飛ばし過ぎないよう気をつけながら、つまり普通の人から見たら止まるような速度で走り23分と少々、ここから風返し峠までは登り下りを繰り返すので普段はゆっくり降る所をそれなりに急ぐ(でも怖いのでそんなに飛ばさない)がフロントの変速が面倒なのであくまでそれなり。ここまで45分。ここからつつじヶ丘への道の最初のループの部分が一番急な所でそこを越えるとゴールが見えて何となく足が軽くなる。何とか頑張って写真右の石碑までで55分20秒。
途中不動峠を登りきった所と風返し峠の信号の所で計時のため止まったので実際はあと1分くらい速い。ツールドつくばだとスタートが平沢官衛の前なのであと2分くらいかかるので57分くらい。不動峠から風返し峠までの間はもう少し速く走れる気もするがせいぜい55分がいいところだろう。
これがツールドつくばのタイムと比べてどのくらいかと言うと、全体で一位の人が26分40秒で40代の一位が28分55秒。速い人の倍位かかるというのは大体ここでも通用するようだ。順位を見ると40代で完走241人中231位に相当する。55分でも229位なので大して違いは無い。下から数えて4%位なので、大体2sigma(偏差値30位)というのもあっている。
残念ながら私の能力というのはこんなものだ。もう少し出力の高い心臓に生まれたかったがしょうがない。実力を知って分相応に走るというのが大事。

磁場測定 (10) ようやく測定開始

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土曜日にやり残した作業を朝から。はなはだ心許ないが足場を組んでもらってモーターの交換。さすがに高い所での作業なので何も言わなくても持参のハーネスをつけて作業にあたる。技術者なのでそういう作業に慣れているのか言うとちゃんと分かってくれるのでありがたい。
右の写真でケーブルバインダーで取り付けられているのが件のモーター。
その後、早速1.5Tまで磁場を上げてもらってテストし問題なく動作することが確認された。それがおよそ10時30くらい。元々励磁完了が10時頃の予定だったのでほとんど遅れること無く測定が開始できた。
このまま明日の夕方まで磁場を保って測定が続けられる。
明日は現場に来なくていい日になりそうで良かった。

残念な人たち

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私はそれほど安全や決まりにうるさい方では無いのだが、Belleの物理屋の皆さんの一般安全、放射線安全への意識の低さには正直あきれている。B2GMがあると人がたくさんやってくるので目に余る行為が頻発する。たまに注意するのだが、焼け石に水なので最近は諦めぎみだ。
ここでは、Belle2の人が犯すTypicalな残念な行為(内規違反)を例示しておく。
左上の写真に外国人の紳士が二人写っているが一人はBelleの偉い人でもう一人はその人の客人と思われる。B4のフロアは有資格者以外は手続きをしないと入れないようになっているのだが、そういうことは無視して入れてしまうパターン。そういう決まりをしらないわけはないと思うが客人の手前急に記憶が怪しくなるのだろう。
右上はヨークを閉めるのでBelleの上に登って見守ってくれている若い物理屋二人。わざわざ見にきてくれるのはうれしいのだが服装が残念。B4フロアは半ズボンは禁止されているのだが、禁止されていることを忘れているのだろう。
写真中段は女性によく見られる残念なパターン。サンダルを履いたり足が十分に被われていない靴を履いたり、スカートを履いたりする。一般の見学対応でB4に降りるときにもたまに問題になる。
左下の写真の物理屋は二つの残念な行為をしている。一つは半ズボンだがもう一つが分かるだろうか?それは、大きなカバンを背負っていることだ。B4フロアは周辺監視区域というところで放射線監視区域ではないがそれに準じた管理がなされているので、基本的に必要の無いものは持ち込んではいけない。だが、大きな私物のリュックやカバンを持ち込む人が後を絶たない。
右下の写真の違反行為は明らかだが、飲食は禁止。内規ではあるが放射線監視区域に準じているので余計なcontaminationを避けるためにも飲食は禁止、飲食物の持ち込みも禁止。

磁場測定 (9) 測定開始も問題発生

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今日から測定開始の予定だったのだが最初に定格の半分位まで励磁したところで様子を見に行ったら皆さんの表情がさえず(写真上段)、最初から来ている二人の背中がブルーだ。測定の方の責任者は険しい顔で頭を抱えている。聞いてみると、0.2Tまで磁場を上げたらロボットが動かなくなったという。
その後磁場を下げるとまた動くようになった。何かが磁場中で問題を起こすようだ。再び磁場を上げて不具合を調べていくとどうやら3台あるエア駆動のモーターのうち平行移動させるための二台が動作しなくなるらしい。
モーターの磁場テストは当然してきたそうで、実際他の磁場測定で使っている実績のあるモーターなのだそうだが、モーターの設置した向きが違うという。
で、ポールピースから身体を入れて(中段左)磁場に並行に置かれていたモーターを磁場に垂直になるように固定しなおした(中段右)ところ無事動くようになった。
その後定格の1.5T(4095A)まで励磁したところ(下段)、平行移動用の二台は動いたのだが、今度は回転用のモーターが1.2Tで動かなくなった。これも向きを変えれば動くだろうということで、変えようということになったのだが、小のモーターは逆側からアクセスしないといけないので作業性が悪く、ちゃんと足場を組んだ方が安全だという判断で月曜日にやることになった。こういうとき、あせってやってしまうと事故を起こしかねない。
1Tまではロボットは快適に動いてくれるので1Tでしばらく測定をして、今日は終了。

磁場中でロボットが動かなくなった時は終わったかと思ったが、動かなくなる前後の動作記録を元に原因を突き止め、何とか工夫して動くようにするあたり、なかなかのもので、結構感心した。さすが物理屋だ。もっとも、一番大事なモーターの磁場テストが十分でなかったのはずさんと言われても仕方ない。これも物理屋にありがち。

ともあれ、元々測定は月曜からの予定だったので、ほとんど遅れず測定開始できそうで、まあ良かった。

磁場測定 (8) エンドヨーク閉めと通電試験

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今日もB2GMは最終日でPlenaryだが行ける様子は無い。
10時から前方側のヨークを閉め作業(左上)。今日もスマホを持った見学者多数。
ヨークを閉めた後の左右ヨーク間の隙間を気にしてなるべく小さくなるよう頑張った(右上)。それでも3-5mm位はあるのではないだろうか?
午後からはソレノイドの通電試験。今日は200Aまで(定格1.5Tは4100A位)。B1C側のソレノイド電源の部屋でスイッチを入れる(左下)。
フランスから来た人たちは下で待機していて、通電されて磁場がかかったところで早速測定開始(右下)。写真の奥に見えているのは検出器内部に設置されたカメラからの画像。磁場中でも使える製品ということで、モノクロで画質も良くないが、ロボットが動いているのはちゃんと確認できる。

B2GMのPlenaryの方はスケジュールの話などがされたはずなのだがまったくフォローできていない。
明日は土曜日だが朝から1Tまで励磁して、測定開始。

磁場測定 (7) 測量とエンドヨーク閉め

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今日からB2GMはPlenaryなのだが私はうまくいかない測量を何とかするためにB3回廊に座ってうまく行く測り方を探っていた。
結局問題は解決しなかったのだが、後方交会に使用するターゲットのセットによっては少しマシになることを発見したのでそれで妥協し後は解析(補正)で何とかすることにした。
午後になってC側(後方)が騒がしいと思ったら日光側のエンドヨークを閉じる作業が始まっていた。ケーブルまわりが心配なので見守っていたが、振り返ると見物人が多数。左の写真に写っている人だけで17人。
右端の写真は閉じたヨークに取り付けられたケーブル用の滑車。ロボットが前後しても大丈夫なようになっている。
片側のヨークが閉じて見物人が帰った後、ロボットの測量。私はPlenaryのtalkがあったのだが、離れるわけにもいかず、キャンセルしてしまった。測量の方はロボットを前後させながらアームを回転して測っていく。
昨日よりあいは良い気がするが、解析してみないとわからない。
明日は、午前中に前方側のヨークを閉じ、午後励磁試験。

B2GMと磁場測定 (6)

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今日もB2GMはパラレル。
磁場測定というセッションが有ったので午前中はそれに出ていた。私は磁場測定の測量をやっているのでその関連の質問が出たが、どうも、私の測量の精度では不満な方が多いようだ。ど素人がやっている割にはそれなりにうまくやっていると思うが、100umとかそういう精度を要求されたら無理だと答えるしか無い。
現場の方では測定の方をやる人がようやく現れてロボットの試運転を開始。ひとしきり満足したところで、何か所か動かしてもらってセンサーを固定している腕の位置測定。どうも、測定結果が気に入らないようで明日再測定することになった。確かに私の測量のちょっとした精度不足のような気がしている。しかし、求められた精度を出すのは難しい。
測量と並行して足場はどんどん解体されてD側の架台の上を残すのみとなった。
先も見えてきたので、今後の予定が決まり、金曜日にヨークを閉めてソレノイドの通電試験。土曜日に励磁して測定開始ということになった。これで、土曜日の休日出勤が決定した。

24th Belle2 General Meeting ECL パラレルと磁場測定

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今日も朝から磁場測定の方の打ち合わせに出てから、ECLのパラレルへ。
いつもより人が少ない気がしたがAgendaの方は9時から17時までびっしり埋まっている。磁場測定の方も有るので午前中の今やっているアップグレードに関する部分だけ出ていた。
私も、Forward Endcap の設置がロールイン後になる話をしたのだが、Forward endcap を宇宙線を取るためだけに一旦取り付けろという意見が出た。取り付け取り外しの作業をやる身にもなってくれといって反対しておいたがどうなることやら。その後のモニター関連の話では前から気になっていた点を指摘しておいた。うまくいってくれればいいけど。
午後からは磁場測定の方の作業を見守りに筑波へ。足場の取り外しはいつも私の想像より時間がかかる。後方は終わって前方の上部を片付けたところで終了。写真右上は午前中に取った後方の写真。今日の作業終了の段階ではオレンジ色の架台は既に撤去されている。
下の写真は昨日届いた磁場センサーの予備を借りて撮らせてもらったもの。三脚を立ててMicro-Nikkor 70-180 で撮ったので細部までばっちり撮れている。左側の写真の全体像の下の方に3Dホールセンサーが取り付けられている。その部分が右側。この素子が100umの精度で取り付けられている気はしないので、私の測量の精度が少々悪くても問題ないだろう。
明日、B2GMはパラレルなのだが、磁場測定の方でロボットを動かし始めるのでそっちの方に居るつもり。

24th Belle2 General Meeting と磁場測定

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今日から金曜まで24回目のBelle2 General Meeting (B2GM)。よりによって磁場測定と重なっているので出られる時間は限られる。
朝からの磁場測定のミーティングに出た後しばらく作業を見てから研究本館に行ったらちょうど加速器の進捗の説明が始まったところだった(左上)。最初からいないと簡単には座る所が見つからない位たくさん出席者が居る。
加速器のPhase1 commissioningがすこぶる順調なようでほぼ予定どおりのビーム電流を蓄積して真空焼きをしながら加速器のチューニングを進め、これもほぼ予定どおりのエミッタンスを達成している。
右上の写真は今日のPlenaryのときの研究本館の前だが見たことの無い位おびただしい数の自転車が止まっている。たまにしか来ない人のためにこれだけの数の自転車を用意してタダで貸してあげるとはKEKってとてもやさしい研究所だ。

筑波実験棟の方ではCERNから磁場測定用のセンサーが届き設置されていた(写真下)。私の記憶が確かなら57mmおきに35個のセンサーが取り付けてある。このアームをぐるぐる回しながらロボットを前後に動かしてくまなく測定するという手筈。この外では足場の解体が始まっていて、明日の午前位には内部にアクセスできる最小限の足場だけを残して解体は終わる。CERNからロボットを操作して測定する人が来るまではあまりやることが無い、逆に言えばその人さえ来てくれていればとっくに測定のテストができていた。

明日はECLのパラレルと磁場測定の足場作業があるので、両方を行き来することになる。

SG-Ex ホイール組み 2016 (4) 後輪

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なかなか進まないホイール組みだが後輪もやっつけた。
左(フリーと反対)側はラジアル組で単純なのでそちらから組んでいく(左上)。リム側の穴は二つ飛ばして留める。右(フリー)側は2クロス(4本組)で、交差するところが左側のスポークが有る位置にする方が見栄えがいい気がするのでそのようにする(右上)。
あとは、電動ドライバで適当な所までテンションをかけてから振れとり台に移して、ニップル回しとテンションメーターを使って、縦の振れ、センター、横の振れ、テンションの順に合わせていく。ゆっくりやっても1時間はかからない。
左下が完成したホイールセット。重さを測ってみると合わせて1400g、前輪が600g後輪が800g。

磁場測定 (3)

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もうロボットは設置されているので後は仮の位置調整。
センサーが取り付けられることになっているアームに3ヶ所測量のターゲットを設置する穴が開けてあるのでそこに私が作ったターゲットを取り付けて測定する(写真左)。
まずは三ヶ所測ってみて変な具合に傾いてないか確かめる。確認されたらロボットをZ=0に移動してその点を合わせる。測定値から台座の厚みとターゲットの厚みを引いて大体0になるよう調整する。次はアームの水平で左右のターゲットの高さを測って同じになるようにアームを回転させ調整する。
最後にロボットを前後に動かしてちゃんと平行移動するかどうかの確認。右の写真は駆動用のモーターのコントローラーの画面。タッチセンサーになっていてボタン不要。前身後退回転の他、0点に戻したり、水平位置に戻したり簡単なコントロールが出来るようになっている。この測量も問題なし。
ここでやることが無くなった。というもの、センサーとコンピューターが届くのが月曜日で、それを使える人が来るのが水曜日だから。とっとと送って、来ていれば今頃磁場無しのデータが取れたのに、ロボットのテストすらできない。
絶望的にダメなスケジューリングと言える。
ヨークを開けた状態でロボットの自動運転を確認しなければヨークを閉める気にもならないので、水曜日以降の予定がかなりタイトになる。
今日のところは暇なので、アームにターゲットスティッカーをはらせてもらい、ターゲットを取り外しても測量できるようにした。
来週は水曜まではあまりやることはない。

磁場測定 (2)

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昨日まででレールは準備できたので、今日はロボットをレールに乗せて、駆動用の空気の配管をする。
私は引き継ぎのため朝9時からの打ち合わせに出てその後は自分の仕事をしようと思っていたのだが、責任者が午前中は用事があるといってまたどこかに行ってしまった。またまたまた今日も罠にかけられたようだ。
コンプレッサーはあらかじめ搬入されていたので、所定の分電盤につないで試運転したらブレーカーが落ちた。確かに取説に載っている電源容量に全然足りていない。確認してなかったのだろうか? 仕方なく分電盤を探し回って使用者にお願いして使用許可をもらう。幸い一ヶ所空いているところがあったので、場所は遠かったが何とかなった(左上)。
その後クレーンでロボットを吊ってinstall。右上はロボットがレールに乗って、センサーが取り付けられる緑色のアームも取り付けられた状態。
左下は反対側からロボットを見たところで空気圧による駆動装置とそれを伝達するギアの類、空気のチューブなどが見えている。当たり前なのだが、1.5Tの磁場の中では磁気を使うモーターは使えない。右下は磁場のセンサーが取り付けられるアームの左側(Gaucheと書いてある)。端に取り付けられている銀色の治具はセンサーと同じ形で位置決めピンも同じにしてあって、測量のターゲットが取り付けられるようになっている。
コンプレッサーをつないで所定の圧力が得られることと、ロボットの電源が入ることを確かめて今日は終了。
明日は、まず、センサーの位置を測量しながらロボットを手で動かしてみて、予定している測定位置をカバーできるか調べたのち、駆動装置による運転のテストを行う予定。
ここまではとても順調。

磁場測定 (1)

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今日からCERNの人が乗り込んできてBelleIIソレノイドの磁場測定。
まずは顔合わせのミーティング(上左)でスケジュールを確認、その後したに降りて作業開始。
私は測量の係のはずだったのだが、責任者が用事があるといっていなくなってしまい今日一日全体の面倒をみることになってしまった。またまた罠にかけられたようだ。
最初の仕事は開梱。CERNからは必要な物一式が2mx4m位のアルミ製のコンテナに詰められて昨日届いていた(上右)。CERNからやってきたテクニシャン二人は荷物を確認するが早いか早速仕事に取りかかる。
まずはECLのフランジにレールを取り付けるためのガイドを取り付けるのだが、この寸法が合わなくて現場で加工することになる。フランジ周辺の設計をしたKEK側の技師の先生によると、図面のやりとりがうまく行ってなかったそうだ。
大まかにはあっているので細かな修正をしてもらって、何とかガイドが取り付いたのは午後になってから(中左)。
ここにロボットが進むリニアガイド(レール)を取り付ける。これが結構重そうだった(中右)。両側のレールが仮止めされたら(下左)次は位置合わせ。まずは左右のレールの位置と間隔をあわせる。これはレール間の距離とセンターを決める治具を作ってきているのでそれを当てて、間隔を決めつつセンターを合わせる。センター合わせは彼らは垂球でやろうとするのだが、治具のセンターにターゲットを固定する穴が開けてあったので測ってあげた。レールの高さは下右の写真のようにターゲットを置くための白い治具があるのでそれで合わせる。レールの上端をソレノイドの中心の高さに合わせるのだが、治具の厚みが2cmで私が用意したターゲットの高さが1.25"なので合わせて51.75mmに合わせる。
測量器を回廊に置いて測っては500um上げろ等と指示を出して合わせていく。ネジを使って微調整出きるように治具が作ってあるので合わせるのは比較的簡単で、数回の調整で十分な精度に合わせられた。と思う。
私に測量を依頼するということはそれほど精度を要していないということなんだと理解している。
明日は磁場測定用のロボットの設置。

ECLTRG FAM/TMM ボード到着

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ECL のトリガーを生成するためのボードの量産が韓国で行われていたのだが、無事テストも終わり、送られてきた。FAMが50枚位とTMMが10枚くらい。一辺80cm位の木箱5個。運送屋さんには筑波F1のロビーまで運んでもらってここから韓国人の力を借りて地下へ。B4の床は貴重なので管理している先生に許しをもらって置かせてもらう(中左)。バールで開梱して一枚みてみたのが中段右。
韓国の人はさっそく中身を取り出して設置作業に。私はスペアのボードをそれぞれ借りて、部屋に持ち帰り学会発表用の写真を取らせてもらった。左がFAMで右がTMM。ライティングが適当なのであまりキレイじゃないが、まあこんなもの。

ECL 環境モニターケーブル作業

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今日まで3日間ECLの温湿度をモニターしている環境モニターのケーブル作業。奈良の先生が日程を決めた発注なのに何故か作業日にいられないという連絡が入り仕方なく立ち会っていた。どうも罠にかけられたようだ。
ケーブルはBarrelが72本エンドキャップが16本ずつで32本。これが、中途半端な状態で放置されていたので処理する。
エンドキャップは検出器側がつながってないので取り外して貰った(一段目)。本数を数えた所ちゃんと16本ずつあるようだ。これらのケーブルをいつinstallするかは議論の余地があるが、一番楽なのは検出器をinstallした直後。
ケーブルはすべて同じ長さのようで、不要に長く、余分な分をドグロ巻かせておくために新たにハットの外にケーブルトレイをinstallしてもらった(二段目左)。二段目右はそのあまり分のケーブルでほぼ全てのケーブルがこの位余っている。作るときちゃんと長さを測ったんだろうか?
Barrel分の72本はハット二階の所定の位置に取り回して貰い(三段目左)無事作業は無事終了。大体12人日で4-50万というところ。
エレキハットに転がされていたBelleのときから取っておいたパッチパネルをラックに取り付けて一本だけ接続してみた(三段目右)。まあ、長さは十分あるだろう。
作業した業者さんによると、不要と思われるケーブルが多数見つかったそうで処理を迷われたようだが、発注者がいないのではどうにもならない。余分なケーブルと仕事が残されてしまったようだ。

自転車で茨城県最高峰八溝山

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茨城の県北は山だらけだが高い山は少なくて最高峰八溝山は1022m。しかも林道が通っていて山頂まで自転車でいける。これは走らざるを得ないので、矢祭に到着した後大子の街で一泊。早朝から登ってきた。
大子の街から県道28号大子那須線を通って20km程緩い登りを行くと八溝林道の入り口に着く(一段目左)。目印の鳥居は八溝峰神社のもの。
林道に入るとすぐに左に折れいきなりかなりの急坂がある(一段目右)。これは多分15%に近いと思う。ここで無理すると終わってしまうとセーブして登る。しばらく行くと少し落ち着くが平均10%位なので全然楽ではない。下の方は植林されたと思われる杉の林。間伐されていない所をみるとあまり手入れは行き届いてないようだ。1/3くらい行ったところに平らなところがありちょうど伐採後だったので視界が開ける(二段目左)。この後もずっと10%を越えるつづら折れが続きカーブで内側を通ると20%を越えそうだ(二段目右)。高度が上がると杉がなくなって広葉樹(ブナ)が増えてきて景色が変わる。さらに走りつづけると右側から(通行止めになっている)県道248号線と合流するところに富士見ヶ丘という駐車場があって、その先に山頂へ伸びる道がある。これが500m程なのだがとどめとばかりの急坂で何とか頑張って登るとようやく山頂直下に到達(三段目左)。
ここまで鳥居のところから1時間4分。webをみていると速い人だと30分位で登れるみたいなので大体倍かかっている。これはいつもの通り。
コースはルートラボの最後の駐車場から展望台までの扱いがあまり信用できないのだが、大体6.5kmで600mくらい登るようだ。600m登るのに1秒20cmだと50分なので、頑張ればもう少し速く走れたと思うが、前日160km近く走っているのでこんなものだろう。
山頂には八溝峰神社(四段目左)と城をモチーフにした展望台(四段目右)がある。展望台のデザインはビミョーだが360度見渡せて景色は素晴らしい。天気がいいと南西方向に富士山も見えるそうだ。前日まで雨だった天気予報に反して晴れたのは私の日頃の行いからすると珍しいことだ。
これで、茨城県最高峰は制覇したのだが、実は栃木と群馬の最高峰の日光白根、神奈川県の蛭が岳、東京の雲取山は制覇している。山梨と静岡は富士山なのでこれも登頂済み。後は千葉と埼玉。千葉は愛宕山という400mくらいの山でこれも山頂付近まで自転車で行ける。今度行ってみよう。埼玉は甲武信ケ岳のすぐ北にある三宝山2483mだが、茨城県からだと行くのが困難。

富士乾燥空気発生器交換

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どうも、富士実験棟の小型の乾燥空気システムの調子が悪いようだ。
この小型のシステムは筑波の地上のシステムが不調になったときのための緊急用に買っておいたものを富士に持ってきたのだが、Belle解体後の2012年に富士に設置して、一度故障して修理している。動かしつづけて4年、寿命なのかもしれない。
前回故障した時に予備を買ったのでそれと交換。交換前のものと型番は同じだが明らかに新しいものの方が重い。コンプレッサー自体が変わっている気がする。とても重いので、筑波から苦労して持ってきて何とか交換した。動作音も静香で快適だ。
ここにエンドキャップが置いてあるのも後1年くらい、調子が悪くなった奴を修理するかどうか、悩みどころ。

自転車で福島県へ 2016 矢祭

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日が長くて暑くなりきっていないこの時期は自転車に乗るのに最適だ。なので、天気の良い週末はせっせと走っている。
福島県には二度自転車で来たことがあるが両方ともいわきの方に走って行ったので、今回は大子の方へ。出発は例によって日の出の頃で4時半頃。アパートから美しい日の出が見えた。
交通量の多い国道を避けて県央の方に効率的に向かうのは案外難しくて石岡までは細い道をずいぶん細かく使った。石岡からは県道52号石岡城里線をひたすら走る。ずっと田舎道を走っていると突然田んぼの中に巨大な(趣味の悪い)イオンが現れる。それが内原駅のあたり(一段目左)。常磐線(水戸線)と国道50号を越えると北の方に来たという気がする。
城里で県道61号日立笠間線に入ってしばらく行くと第一の目的地、佐竹氏の菩提寺だった佐竹寺(一段目右)。本堂は写真の印象よりも大きく、茅葺きで裳階もついた大変立派な物。1546年造、重要文化財。
そのまま常陸太田の街に入り水郡線常陸太田駅をマーキングして(二段目左)から国道293号線を行くとすぐに西山荘(二段目右)。西山荘は水戸黄門が隠居していたところで、寂れた感じで隠居という言葉が似合う。ここまで80kmで大体11時頃。
西山荘を出た後は県道33号常陸太田大子線を北上。1時間ほどで左に折れて10%位の急坂を1kmくらい登ると無駄な公共事業で有名だった竜神大吊橋(三段目左)。橋の中央でバンジージャンプをやっていて時々絶叫が聞こえる。
もと来た道に戻り国道461号にマージされるとだんだん登り基調が強くなってきて大子町と常陸太田市の境のあたりには斜度15%の交通標識があり励まされる(三段目右)。
小生瀬で袋田の滝の方に行かずそのまま北進してアップダウンを繰り返しながら下野宮の方に降りていき、最後は国道118号線を北上してついに福島との県境(四段目左)。ここまで約140km、写真をみると15時過ぎについているので11時間弱。走っていた時間は7時間半くらい。寄り道しながら走っているのでこんなもの。その後あと何キロか進んで、JR水郡線矢祭山駅についたところで予定終了。

SG-Ex ホイール組み 2016 (3) 前輪

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週末が晴れていると走りにいってしまうのでなかなか進まないホイール組みだが前輪をやっつけた。
左上は片側のスポークを仮止めしたところ、右上は逆も仮止めしたところ。緩いのでたわんでいるのがわかる。
ここでフレ取り台に移して、ホイールの外側から電動ドライバで、スポークのネジ目が見えなくなるくらいまで締めていく。あとは、テンションメーターとニップル回しで振れとテンションを合わせておしまい。
右下は側面から見たところで、穴を4つに一つ飛ばしているのがわかる。
教科書的には良くないのだろうが、前に組んだホイールに問題は出ていないので気にしない。
この状態(リムテープ無、クイック無)で測ると596gだった。別々に測るとリムが318g, ハブが156g, スポークとニップルで124g。
早く後輪もやりたいが今週末も天気は良さそうだ。

場所取り@筑波

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今日は筑波で現場確認作業が二件。どちらも場所取りに関するもの。私がいなくてもいいといえばいいのだが、当事者意識の乏しい人が多いと得てして変なことになってしまうので目を光らせにいく。
一つ目はECLのモニター関係のモジュールの置き場。写真左に写っている3棹のラックにつまっているのはすべてECL関連だが、実は正式に割り当てられているラックは一台しかない。残りは不法占拠。このうちラック一台分と、新たに設置するラック1/2分のモニター機器の置き場所を割り当ててもらう。最初は黙って聞いていたのだが、変な場所にバラバラに置かれそうになったので、お願いして隣り合う二台のラックに割り当ててもらった。
次はCDCの低圧電源ケーブルの配線の仕方。結構太いケーブルが必要で途中までまとめてもってきて途中で分配する。分配する前の方が後よりケーブルの数が多いという変な構造で、だったら、電源のところで分ければいいのにと思うのだがもはや手遅れ。なるべく他の作業の邪魔にならないよう分配器を設置する場所を決めていく。途中でECLのケーブルとの干渉が見つかり作業の順序を整理することになった。確かめて正解だった。
実際のケーブル作業は6-7月中にやることになるはず。
プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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