3D積層半導体センサー研究会@エポカル

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昨日の午後は作業の疲れを癒すため、気分転換にエポカルで行われていた3D積層半導体検出器の研究会に顔を出していた。
3D積層半導体というのは、プロセスルール縮小による実装の高密度化が頭打ちになってきているので、集積回路を積み重ねて作るという技術で、大手半導体メイカーで最近使われ始めている。
我々の業界の場合は Vertex 検出器を作るのに occupancy の問題でpixelにする場合、読み出しをセンサーの裏に出して、そこに読み出し回路を張り付けるとか、そういうことを想定している。
テクノロジーとしては重ねておいて穴を開け線を作る貫通ビア(TSV)というやつとか、片側にマイクロバンブという金属の突起を作っておいて重ねて融かし接合するバンプホンディングというのがあり、接合単位による区別でウエファーの段階で張り合わせるwafer on wafer。ウエファーにチップを貼るChip on Wafer、チップ同士を貼る Chip to Chipがあって、組み合わせはいろいろ。
講演は産総研とかNEDOとかと共同開発している小さい企業、大学の人が主でそれぞれの人が、TSVでつなげる研究とか様々な種類のバンプを使っての接合を研究しているようで、あまり聞くことの出来ない話なので勉強になった。
一つだけ大企業の講演があり、ソニーの積層型撮像素子を聞く事が出来た。ソニーでは何年か前から積層型のセンサーを量産していて、携帯電話向けは Wafer on Wafer で、より大型の撮像素子は Chip on Wafer でそれぞれ作っているとのこと。特に Wafer on Wafer では銅と銅のコンタクトを重ねることで接合しているそうだ。
結局、零細な研究所レベルではとても苦労するが、SONYくらいの気合で開発すれば何千万チップもラインに乗せて作れるという身も蓋もない現実があるというのがわかった。
確かに零細な研究所や企業が苦労して作り上げたSilicon PM(MPPC)もPanasonicくらいの気合があれば簡単に作れてしまうという現実も見てしまっているので、半導体技術というのはそういうものなのだという事だろう。
じゃあ、そのくらいの気合がある半導体メイカーに我々の光センサーとかシリコントラッカーを作ってもらうのはどのくらい荒唐無稽な事なんだろう? 例えばILC Calorimeter用のSiPMは数千万個あるし、LHC Run2用の Pixel検出器は数100平方メートルという面積、予算にして数十から数百億なので、工場の1ラインくらいを使う価値は無いんだろうか?

後方Endcap 配管配線作業

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月曜日から引き続き配管及び配線の作業に入っている。
配線の方は業者の人にお願いしてケーブルを引いてもらい、接続、末端の処理は物理屋でやる。昨日のうちに信号線は設置し終わっていたようで、朝見に行くと信号線はすべて接続されていた(左上)。冷却水がまだなのだが短時間なら運転出来るので信号の確認作業が始まる見込み。
今日はバイアス電源のコントロールとモニターをするためのLANケーブルとOnline Luminositi Monitor用のケーブルの作業が行われ、帰る前に見にいくとエレキハット二階に指示どおりケーブルが設置されていた(右上)。
私は据え付けのときに外してキャップがしてあった配管をつなぐ作業をしていた。左下の写真に写っているのがEndcap側の配管で3つあるうち左右が冷却水、中が乾燥空気。今日は気軽にできる乾燥空気の方。コネクタをつなぎ変えて保管のときにも使っていた配管を再びばらして元の状態に戻す。古いカプラーを調べるとバルブ部分のバネが非常に固くなっていて、経年劣化しているようだ。後10年は使えるよう新品に交換した。
エンドキャップを引き出したときも使えるよう2m程余長をとって接続、乾燥空気の供給を開始した。
次は冷却水の配管。

バスケットボール ロボッツ@カピオ

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作業の疲れで自転車に乗る気もせず、どうやって週末を過ごそうかと思っていたら、ちょうどカピオでロボッツの試合があったので見に行ってきた。
相手は現在西地区一位の熊本で勝てる気はしないのだが、そういうこと言っていると見る試合が無くなるので贅沢は言わない。試合前にこの日のゲームスポンサーの焼肉屋秀苑から熊本に災害義援金が贈られた。秀苑なかなか良いことをする。次焼肉を食べにいくときは秀苑にしよう。

ゲームの方は開始直後いきなり9-0になったときはどうなるかと思ったが、アウトサイドからの攻撃が機能して4Q途中まで勝てる望みをつないでいたので、負けはしたもののゲームも充分楽しめる内容だった。私の前に座っていた若い女性の集団はずいぶん熱い応援をしていたので、あれはリピーターになりそうだった。

ゲーム途中に発表された観客数は702人。日曜日は1000人入ったそうで、それなりに観客は増えているのか?確かに、プレイ時間以外のEntertainmentは着実にimproveしているようで、退屈はさせないぞという気合が感じられる気がする。試合前にスポンサーの紹介があるのだがどんどん増えているようで紹介が終わらない。これもめでたいこと。

スケジュールによるとつくば開催は二月に後二試合。

後方Endcap ECL据え付け 完了

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ほとんど昨日で終わっているので、朝から確認の測量。
B2回廊ではケーブルの準備の続きが行われていたがほどなく終わって、月曜日にinstallされるケーブルがneatにまとまっておかれている(上段)。
測量の方はECLに貼った8枚のターゲットのうち見えるものを測り、それほどずれてないのを確認。その後CDC-ECL隙間問題に関連して、いろいろな場所との相対位置を計算できるように測量していく。CDCの後方側に取り付けられているVXD用のマウンタ(左中)にもターゲットを貼らせてもらい測量する。午前中一杯かけて測量したのだが、30日に測量の専門家を雇って私がやったのと同じ測量をすることが分かった。当たり前だがそっちの方が結果は信用できる。
午後はケーブル作業に向けて足場を組んでもらい、治具や工具の片付けなどをやって作業終了。
右中の写真が今のBelleで安全用の緑の幕や足場があるのがわかる。綺麗な状態で検出器がいるのは本当に短い。

下段の写真は今回作業をしてくださった皆様。どうも有難うございました。

来週はケーブル、配管作業。

後方Endcap ケーブル作業 準備

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据え付け作業の後、来週の月曜日からはケーブルの作業をするのでその準備作業が始まった。
あらかじめロシアの人と奈良の人に頼んでケーブルは確認してもらっていたので、それをB2に運んで業者の人に準備してもらう。ロシアの人では業者の人に指示できないので、結局これも私が行って指示することになる。
左の写真の右側に見えている白いケーブルはECLの信号線、左はバイアス電源用のケーブル。八の字に巻かれているのは業者の人の準備が終わったものだ。こうやって巻癖を取って後の作業をしやすくしておく。ラベルはあらかじめロシアと奈良の人が貼ってくれている。
業者の人はケーブルをまとめるのにいわゆるビニールテープを使う。絶縁されて、安いので便利なんだと思うが、仮にまとめられていたところのテープを取り除くとベッタリと粘着物が残り、非常に困ることになる。なので、ビニールテープの使用は禁止。回路室からスコッチのSuper33+を出庫してきて供給しそれを使ってもらうことにした(写真右)。業者の人が使うビニールテープの10倍位高価だが、やむを得ない。
結局ケーブルのまとめ自体は終わったようなのだが、コネクタの養生が残ったのでそれを明日することとなった。

後方Endcap ECL据え付け 固定

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昨日の段階で位置決めまで終わっているので後はソレノイドの容器側から出ている金具とEndcapの金具を結合して固定する。
ライナーを入れてネジを締めるだけなので楽勝と思っていたのだが、完全に金具の位置があっているわけでは無いのでネジが入るかどうかわからない。ずれをエンドキャップ側の金具のガタの分で吸収できなければ大変な作業だ。と、昨日の作業終わりに気づいてずっと懸念していた。
こういう悪い予感はMurphy's Lawにより当たるもので、やはり、何か所か入らないところがあり、最悪の奴はクレーンを持ってきてEndcap側の金具を外して(右上)、Belle側の金具のネジも緩めて金具をずらし何とかいれるという塩梅。
すべての金具のネジが入ることを確認するのだけで午前を費やした。
次はライナー入れ。左上の写真が金具を正面から見たもので、開いている隙間にネジ穴を避けるように作られた専用のライナー(左中)を入れる。
そして、ネジを締めるのだが、金具の裏側の方にネジの頭があるので締めるのが絶望的に困難。設計したときは周囲に充分スペースがあることを想定していたと思うのだが、実際は他の検出器の配管、配線があってスパナを入れる隙間は全然無い。左下の写真を見るとどれだけ締めるのが困難か分かると思う。専用の工具を作って何とか締めるのだが、とても規程のトルク(90Nm)で締められているとは思えない。なので、ここはもう少し工具を考えて、引き出し装置を外す前にもう少し増締めしないといけない。
結局今日の作業時間ギリギリにすべてのネジを締めてこれで固定完了。
一応これで物理的にはエンドキャップの据え付けは終わった。

個人的には一大事業が終わった気がしているのだが、興味を持ってくれる人はほとんどいないので、誰も何も聞いてくれない。なので、世の中で終わったことを知っているのは私と作業をしてくれた業者の人を除けばまだ数人だ。

固定自体は終わったが、固定に際して位置がずれたと思われるので、明日はどのくらいずれているのか測量する予定。どれだけずれていても修正する気は無いので気休め見たいな物だが、のちの参考資料として。

後方Endcap ECL据え付け 最終位置へ仮固定

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正しい位置に押し込んで固定できることになったので、位置決め作業に移る。
あまり押し込んだ位置で動かすのが怖いので15cm程引き出してそこで最終的な位置調整をする。
昨日と同じで Endcap に設置した4つのターゲットを測量して位置合わせ。昨日の作業で分かったのは、Endcapは非常に重いので、常に前下がりになろうという力が加わっていて、引き出し治具の調整機構のネジを緩めると、必ず前下がりになる。その向きの調整は簡単なので取り敢えず置いておいて、Belleに向かって左右のターゲットがBelle座標のX軸上にくるよう位置調整する。
左上の写真は右側の高さを変えているところで一旦ジャッキで持ち上げてライナーの厚みを調整したのちジャッキで下げるという方法。なかなか思い通りにならないのだが3度ほど繰り返して満足行く水平が出た。
後は前下がりなのを修正してやると、4つのターゲットすべてがちゃんと500umの精度で目的の位置に来ていることが確認できた。
その後所定の位置まで押し込んでやるのだが、前に進む機構はなぜか左側にしかついていないので、右側が遅れぎみになり、左側を所定の位置まで押し込むと、右側が右上の写真のように入りきらずに止まってしまう。
この状態で測量してみると、金具の面まで押し込めば正しい位置に来そうだったので、左下の写真のように金具のずれているところをクランプで締め上げて無理矢理面を合わせてやる。その状態で測量すると、許容範囲だったのでこれを持って最終位置と決め、仮固定して今日の作業は終了となった。
右下は今日の作業終了後の様子。
明日は、固定用の金具を使っての最終的な固定なのだが、いろいろと懸念があってうまく行くかどうか自信が無い。

後方ECLとCDCの隙間問題 (3)

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昨日の作業の残りの金具をつけた後(左上)、隙間確認の為にゆっくりとECLを押し込んでいく。
Endcap自体は1mmより良い精度で位置合わせしてあるので、どこにも当たること無く、金具同士の隙間数ミリで入っていく(右上)。
CDCの表面に、紙の箱で作った30mmのスペーサーを張り付けておいて、それを目安に押し込むのを止める(左下)。NominalなCDCとEndcapの隙間は20mmのはずなので余裕は後10mm。
他方、Endcapの位置は金具で決めるので金具の面のずれが残り押し込む量(右下)。これを測って30mmから引いてやれば最後まで押し込んだ後の隙間が推定できる。原始的だが確実なやり方といえる。
結果としては思ったより隙間は広いようで平均23mm位ある事がわかった。
VXDの人を呼んで見てもらい、最後まで押し込む了解を得られたので、このまま据え付け作業は続けられることになった。

隙間問題の今後だが、23mmあると新たに見つかったネジがあっても20mm確保出来るので、VXDの人の問題は無くなった。しかし、今まで設計値と実測値を用いて予想していたのが20mmだったのが3mmも違うのがなぜなのかは分からない。考えられる悪いシナリオとしては金具の位置が後ろ過ぎてEndcapが後ろに下がり過ぎているケース。この場合Endcapの背後のスペースが3mm狭くなることを意味していて、鉛シールドやBeamLossMonitorの設置に影響が出る可能性がある。もう一つはCDCが予定より前方側についていたケース。この場合は前方のARICHとCDCの間隔がやはり20mmの予定で、そこにまたまた20mmのケーブルや配管が入る予定なので、もし3mm狭くなるなら非常にやばい。

後方Endcap ECL据え付け 位置調整

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引き出し装置に置いただけだといい加減な位置なので、引き出した状態で大雑把に位置調整する。
レーザー墨出し器(左上)があったので使えるかと思って用意して、ちょうどいい高さに置いたのだが、レーザーの幅が広すぎて精密用途ではなさそうだった。
位置調整の為のターゲットはEndcapの容器の構造部分のケガキ。測量器で見やすいように上下左右各二ヶ所ずつ計8箇所にあらかじめ反射ターゲットを貼っておいた(右上)。
測量器はいつものトータルステーション(左中)であらかじめBelleの座標を教えておく。
調整はまず直立しているかを調整(4mmほど傾いていた)、次に左右の高さの調整(1-2mm程度)。高さの調整は引き出し装置上部についている可動部を固定しているネジを緩めてジャッキで上げ、再固定と言う繰り返し(右中)。最後に、左右方向の位置調整。引き出し装置の据え付けは適当なので左右方向には結構ずれる。7mm程右にずれていたのでこれを調整して、およそ狙いの1mm程度以内には位置調整できていると思う。
余った時間で固定用の金具を取り付け。これが非常に重くてクレーンで吊らないといけないので結構時間がかかる(左下)。3個つけたところで時間切れ。残りは明日。
右下が現在の後方側の様子。
明日は、VXDの人を呼んで一度押し込んでみる予定。

後方Endcap ECL据え付け 引き出し装置へ移設

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いよいよ今日は作業の山の載せ替え作業。準備は整っているので朝一から治具を準備して吊り治具を吊り始めたのが9:30頃(一段目左)。
吊り治具を起立しているECLに近づけていきクレーンとチェインブロックでネジ穴を合わせ(一段目右)、ECLとボルトで結合。ここでおよそ9:45
吊り治具単体と、ECLが結合した状態だと重心の位置が違うのでチェインブロックを調整しながらクレーンを移動させ、荷重を起立治具からクレーンの方に移していき、ボルトを外してクレーンに吊る(二段目左)。これには結構な時間がかかり、起立治具から切り離せたのが10:40頃。
ECLを広いところに運んだら90度回転させ(二段目右)、引き出し装置の方に持っていく(三段目左)。
一旦高い位置で足場を気にしながらBelleの方に近づけてから(三段目右)、ゆっくり下ろして行き、チェインブロックで位置を合わせて半月板にボルト止め(四段目左)。これがおよそ11:00頃。
今度は吊り治具を外すのに吊り治具の重心の方にゆっくり荷重を移動させ、ボルトを外すのだが、引き出し装置は起立治具ほどしっかりしていないのでなかなか外れない。結局外れて治具を地面に置いたのは12:15頃。
取り敢えず、大きな事故もなく移動は完了した。
次は位置調整。

後方Endcap引出装置上部設置

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今日からいよいよ後方Endcap据え付けに向けての作業。今日中に引き出し装置の方の準備を整える。
まずはタワー間の隙間を広げる作業。先日作業中にふと気になって計ってもらったら10cm間隔が足らなかった。タワー間の足場板を外したのちギリギリまでヨークに寄せたら1cm位のクリアランスで隙間は確保できたらしい。まあ、治具があたるだけのことなので通ればそれで問題ない。
次に引き出し装置の上部をクレーンでリニアガイドに乗せて固定(左上)。上部も連結板でつないだら、ECLが取り付く半月板と呼ぶ板を取り付ける(右上)。軽く水平垂直を出したのちハンドルを回して前後させ問題なく動くことを確認して設置完了。
左下が引き出し装置のついた後方の様子。
その後、明日の据え付けに向けて治具や吊り具の準備を整えて早めに作業終了。
右下は今日の作業後の様子で引き出し装置のついたBelle、吊り治具、起立した後方ECLが写っている。
明日は午前中に引き出し装置に載せ替え完了。その後金具の取り付け、引き出した状態での位置調整。

後方ECLとCDCの隙間問題 (2)

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後方ECLとCDCの隙間問題は私はあまり気にしていなかった。要求の20mmは達成出来そうだったし、もし当たったとしてもCDCのペラペラのアルミ板が少し押されるだけの事だから。
しかし、先週ECLを起立させたら新たな問題が発覚した。写真左はECLを衝突点側から見た写真で、保存されているときは下を向いているので見えなかったところ。一番内側の構造物と円盤状の板を接合するところにネジがあって飛び出ていることが発覚した。放射状に延びているアルミのテープの内側はレーザー溶接の跡で、私は内側もそのようにされていると思っていたのだが違うようだ。
右側の写真はCO2の冷却配管で銀色のフレキチューブが二重管になっていてこれが19mm位あるらしい。
確実に当たりそうだが今のところどうしようもない。
そもそも図面上20mmのあると書かれている隙間に20mmの物を入れようというのがどうにかしていると思うのだがそんなことを言ってももはや手遅れなのでどうにかしないといけない。
管を入れた人はECLを下げるしかないといっているようだが、私は反対だ。ECLの背後に何も無いならそれでもいいが、実際は新しく足した鉄、鉛シールド、BeamLossMonitorなどがあり隙間があるかどうかわからない。エンドヨークのZ方向の位置も正確には分からない。簡単には判断は下せないだろう。

双眼鏡 Nikon Mikron 6x15 CF

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最初に双眼鏡を買ったのはポスドクだったときだろうか?コンサートに行くためか?スポーツを見るためだったか良く覚えてない。
持っているといないとでは、質的に変わると思うので双眼鏡を持たないというのはちょっと考えられない。
その時に買ったのは Nikon の sportsstar 8x25 という安物で、当時から低倍率の物を買うという良識は持っていたと思われる。これは、どこかで落としたときに光軸がずれてしまって像が二重になるようになり、今もっているのは二代目。
この双眼鏡は安物ながら結構良く見えるので重宝しているのだが、少々重い。旅行に行くとき、双眼鏡にするかレンズをもう一本持っていくか考えて双眼鏡を置いていき失敗したと思うことがあるし、自転車に乗っているとき双眼鏡があればと思うこともある。
なので、もっと軽いのを探していて買ったのが Nikon の Mikron 6x15。新品同様の中古で1.4万とこれも安物の部類だろう。懐古趣味的なデザインだがオリジナルは大正時代だそうだ。
届いた商品をみてその小ささに驚いた。ここまでくると小さすぎて使いにくいレベル。
重さを計ると本体128g、キャップとケース込みで156g。スポーツスターが284gケース付きで334gだったので半分以下になった。これなら迷うこと無く持ち出せる。
使ってみた印象だが、接眼レンズのゴム製アイピースが適切でなく体に当ててしまうとアイレリーフ10mmにより近づいてしまう。なので保持するのにコツがいる。光景が小さいので視野は狭いかと思ったが、6倍なので、8x25のスポーツスターと見える範囲は同じくらい。マルチコートのおかげか非常にクリア。
上にも書いたが持っているといないのでは質的に違うというのが私の考えなので、小さく軽くちゃんと見えるので満足。
8x25を置き換えるもう少し良い双眼鏡も欲しいと思っていて、今のところその候補は同じくnikon の 8x20HG。5万円でも安いという評価らしいので、双眼鏡の世界も奥が深そう。
もう一つ、星を見るのにも少し大口径の物もあると良い気がする。

後方Endcap起立

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install時に起立させるという意見もあったが、立てて見てみたいこともあったのと、来週の作業にあまり余裕が無い気がしているので今日立てることにした。
結晶が4-5t位、容器が1tくらい、それに保管用の治具が2tとすると大体7-8tあるので、立てるのも一苦労。立てたとき上にくる部分にワイヤーをかけローラーがついたシャックルを介してフックに(左上)、さらに立てて吊ったとき重い側に傾くのでそれを修正するためにチェーンブロックを用意する。その上で主巻と補巻で親子吊りして持ち上げ、浮かした状態で徐々に傾けていく(右上)。この辺の吊り具の使い方は私の想像とは全然違ったので、それなりに経験を持った人じゃないと難しい気がする。
完全に主巻の方にぶら下がったらチェーンを巻いて傾きを調整、起立治具の向きに合わせて90度回転(左下)。
クレーンを操作しながら写真を撮るのでなかなかうまく写真が撮れない。
無事固定が終わったところで、今回働きにきてくれた人は今日までの人が多いと思われるのでここで記念撮影(右下)。
この後の作業は来週。

治具の準備

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今日は治具の準備。
昨日運んだ起立治具を床に固定し、次は吊り治具を運び込んで組み立て(上段)。左上の写真はECLにつくところで、半円状のところでネジ止めすることになる。右側は治具の後ろにバランスを取る重りを取り付けているところ。今日もクレーンの操作はやらせてもらった。
大きな物はこれで終わりで、後はEndcapとBelleの間に入って両者を固定する金具の準備。ここに書いたように金具は3ピース構造になっていて、最初にBelleにつけておく部分をばらすのに、挿入されているライナーの位置が分かるようにしてもらった(中左)。中段右側の写真はばらした中間部分とEndcap側を組み合わせているところでネジの長さ、締め付けトルクを図面を見て確認しているところ。
その後、足場があって取り付けられないところを除いてBelle側の金具は取り付け(下段左)、Endcap側と中間部分もなるべく面とケガキが合うよう所定のボルトで連結し、この部分の準備は完了。
明日はEndcapを起立させて、VXDの作業が終わるのを待つことになる。

高エネルギー春の学校2017打ち合わせ

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今年も高エネルギー春の学校をやる(つもりな)ので、その第一回打ち合わせ。
今回は幹事になってしまったので、去年の打ち合わせを思い出して、同じ時期に打ち合わせのトリガーをかけた。
まず日程の確認をして、今年の開催は5月18-20日であることを再確認。会場を仮予約してあるのでこれで行く。
後は、参加申し込みの締切りをいつにするとか、公式アナウンスをいつにするとかそういう日程。
毎回問題になるM1ばっかり問題については今年は新しいアイディアがでてそれを試みることになった。
後は、講師の先生で、理論の先生は昨年のうちに決めてお願いしておいたので決定済みで、後、大問題なのは検出器の講義をしてくれる先生。それと、毎回二つくらい選んでいるトピックを何にするかの議論で、最近やってない暗黒物質かなという意見が通ったので一つはそれ。後は、先生の候補を選んでおいて引き受けてくれた人にしようかといういつもの流れ。基本的に『学生に対して(+我々にも)面白く為になる講義をしてくれそうな人』というのが選択基準なのでトピックというよりは人間が優先することになる。
候補をいくつか決めたので今後はメイルで相談しながら、講義の依頼をしていくことになる。

治具移動

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先日地上まであげた共通架台を搬出。
12t くらいのトラックと移動式クレーンでBelleテント前の治具置き場に持っていく。
午後は今後の活動に使うBackward ECL用の治具を運び込み。
今日も天井クレーンの操作をやらせてもらう。練習練習。
治具はとりあえずB4の床に仮置きしておく。明日以降正しい位置に設置する。

バレーボール サンガイア @ 桜体育館

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今シーズンもまた桜体育館にVチャレンジリーグのサンガイアの試合を見てきた。前売りだと1108円。
いつものようにビジター側の奥の方に陣取ろうとしたら、放送用の機材が並べれている(二段目)、ひょっとしてと思って見てみると、会場にカメラを持ったDAZNのジャケットを着た人がいる。今シーズンからDAZNでネット中継しているようだ。私の座った席の真後ろにラックマウントのPCがあってブロアーが轟音を立ててうるさい。
サンガイアの試合は二試合目で、その前に五十嵐つくば市長の挨拶があった。つくば市は総合運動公園を作るためにスポーツの街といっていたのだが、ロボッツにもサンガイアにもあまり協力的で無いという印象をもっていた。果たして市長がかわってもう少し協力的になるのだろうか?市長が来たからかどうか、会場にはフックン船長も応援に来ていた。
下段左はヘッドコーチでつくば出身の都澤さん。女性で男子チームの監督は珍しいのでは?五十嵐市長によると市長と監督は同級生だとか。
試合の方は3セットストレートの負け。2セット目に流れが来て、2nd TTOまでリードしていたのだが、取りきれなかったのが痛かった。

後方共通架台運び出し他

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地下では先日の続きで後方の共通架台を運び出し作業。練習を兼ねてクレーンの運転をさせてもらっているので写真が少ない。
地上では後方ECLの治具の掃除。外に何年も置いておくとひどく汚れている。そういう状態で使うと検出器にゴミが紛れ込んだりして非常に危険。今までは雑巾掛けしてもらって運び込んでいたのだが、面倒だし汚れも全然落ちない。そこで、左上の高圧水洗浄機を買ってみた。威力は抜群で治具表面の汚れがキレイに落ちる。影があってわかりにくいが写真右上の下側が洗浄後上側が洗浄前。実に気持ちが良い。
ECLグループのリーダーがロシアから来日したのに合わせて奈良の先生がやってきたのでECL用のケーブル作業について相談(左下)。ECL install 後に3種類のケーブルを業者に頼んでインストールしてもらうのでその準備について。適切にグルーピングしてタグ付けする位はこっちでやった方が確実だ。
右下は共通架台を搬入口へクレーンであげているところ。
これで作業は一旦終わり。
この後、現場ではCDCとVXDの作業が入る。

後方共通架台取り外し他

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今日からいよいよ後方endcap据え付けに向けての作業開始。とは言っても、積み残されたCDCの作業や、割り込んできたVXDの配管作業があるので、非常に複雑に入り組んだスケジュールで作業することになっていて、今日からはまず引出装置の下側だけ据え付ける。
まずは、足場をばらして共通架台を外す(上左)。右上はなかなか見られない中央に足場の無い状態のBelle。
その後、引出装置下部をクレーンで運んでBelleに据え付ける(左中)。写真で分かるように左右二つの構造物に板を渡して連結するのだが(右中)、この連結板と左右の構造物は位置決めピンで位置が決まるようになっていて(左下)、これにより左右の構造物間の距離が保証される。
正確に距離を決めるため穴に遊びは全く無いのでこのピンを挿すのがかなりの手間。何しろ黄色い構造物は一個1.7tあるのでちょっとずらすにしても偉く手間がかかり、結構時間がかかった。
しかし、何とか予定通り今日中に引出装置下部は設置が完了した(右下)。
引出装置上部の設置はしばらく先で、明日からはこの上に足場を組んでCDCとVXDの作業に備えることになる。

VAIO Pro11 故障

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3年前の年度末に買ってもらった vaio pro11 の調子が悪い。
前からたまになっていたのだが、使っていると突如フリーズししばらくしたら右上のようなblue screenが出る。
仕方なく一旦電源を切ってから立ち上げ直すと、左下のような画面になり、SSDが検出できなくて起動できないというメッセージが出る。BIOSの画面に入ってみると確かに Hard Disk Drive が None となっていて認識できていない。
かなり絶望的な状況なのだが、ここで、再起動を何度か繰り返すとたまに見つかることがあって、その場合 disk check を経由して windows が立ち上がる。
しかし、やはり安定では無くて、しばらく使っているとフリーズしてブルースクリーンに戻る。これの繰り返し。最初は一ヶ月に一回くらいだったのだがどんどん周期が短くなってきて今では1時間と持たない。これではさすがに使いものにならない。
元より大したファイルは保存してないのだが、起動して元気なうちに必要なファイルはコピーしたので、修理に出すことにした。
こういうこともあろうかと3年保証に入っているのだが、保証期間は3月17日までとギリギリだった。不幸中の幸いというところ。

2016年に飲んだ酒

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例年にならって2016年に飲んだ酒の写真を並べてみた。
これによると日本酒14本、泡ワイン10本、ワイン32本だった。ビールは今年は箱を買うのをやめて6本パックを適宜買うスタイルにしたのだが、珍しいのが出るとつい買ってしまうので、写真にあるみたいに10種類以上部屋にある時があった。
ワインが思ったより増えているが、あまり、飲んだ気がしない。泡が少し増えたのと、普段は写真に撮らないような料理に使った安ワインの写真が増えたのかもしれない。
あまり印象に残っているものもないのだが、日本酒で英勲の純米酒を飲んで、淡麗な吟醸とは違うエキス分の濃さみたいなのが気に入った。今年は純米酒が増えるかもしれない。

自転車で奈良の国宝を回る (2) 長谷寺 石上神宮

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話は前後するが宇太水分神社の中社から下社へ坂を降りていると左手に八咫烏神社というのがある。八咫烏は日本サッカー協会(JFA)のシンボルに使われているのだが、下段左の写真のようなサッカーボールを頭に載せた石像がある。特にJFAに関する記載は無かったので協会とは無関係か?
榛原駅で近鉄線を渡って、国道165号線に出てしばらく下ると長谷寺。総本山というだけあって入り口からして立派。修理中の仁王門の前で拝観料500円を払って中に入る。仁王門をくぐって本堂までは長い階段なのだが、屋根がついている(一段目左)。登廊を出ると国宝の本堂(一段目中)。何度も消失を繰り返して今の本堂は江戸時代に作られた8代目らしい。見るからに立派で、大きすぎて写真にとるのが困難。御本尊は11面観音でこれは大変立派なもの。仏像の前はかなり大きな礼堂になっていて、さらにその前に懸造の舞台がある(一段目右)。これ以外にも建物はたくさんあるのだが最近の建築が多い。
長谷寺を出てさらに国道を下りるとそうめんで有名な三輪でJR桜井線の三輪駅のそばに日本最古の神社と言われる大神(おおみわ)神社がある。日本最古の神社の割にはあまり有名では無いので小さい神社かと思っていたら大層立派な神社で驚いた(参拝者が階段を使わなくていいようエレベーターがある!)。東向きに建っている拝殿(下段中)の後ろに神殿は無く東にそびえる三輪山が御神体となっている。
神社を出て三輪そうめんを食べようと思ったが年末だったのか時間が悪かったのかどこも開いてなくて断念。
後は国道169号線、県道51号線をへて天理駅そばにある最後の目的地の石上(いそのかみ)神宮(二段目左)へ。
国宝は写真二段目中の拝殿。鎌倉時代の建物。楼門をくぐって外に出ると摂社の出雲建雄神社があって、この拝殿が国宝指定されている(二段目右)。1300年頃の建造で別の寺にあった建物を移築して拝殿としたらしい。
石神神宮から天理駅までは2-3km位なのだがその間すべての建物が天理教関連でちょっと異様な雰囲気。
近鉄天理駅から輪行で京都へ帰る。
およそ70km位で、前半は上り坂だが、後半はずっと下り坂ばっかり、道路脇の温度計は零下だったところもあってとても寒かった。正直室生寺の印象が強すぎて残りはあまりパッとしない。三輪に出た後は天理ではなく橿原に向かった方がいいかもしれない。
これで奈良にある平安より古い建物で拝観可能な物はすべて制覇した。次は地元京都に残しているのを潰しに行くか。

自転車で奈良の国宝を回る (1) 室生寺 宇太水分神社

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この年末は天気が非常に良くて自転車を苦労して持って帰ったのは正解だった。
年末の自転車行第二段は奈良。古い建物はすべて見ることを目標として回り始めて、一年前に奈良の大部分は制覇したのだが、一つ残していたのが室生寺。なのでこれを中心に時計回りに周辺にある歴史的建造物を回ることにする。
出発点は近鉄大阪線の室生口大野駅(一段目左)。室生寺の拝観が9:00開始なのでスタートは8:30。近鉄電車で行ったのだが八木で大阪線に乗り換えると行商と思しき人が大量に乗っていて、毛布をかぶって寝ていたのには驚いた。一般の電車にあんなにたくさん荷物をつんで大丈夫なのか?
室生寺までは宇陀川(一段目右)にそってずっと緩い登りで30分くらい。拝観料は600円。
播州の一乗寺ほどでは無いが室生寺も山の斜面にあり、階段を登るごとに建物がある。最初にあるのが国宝の金堂で平安時代の建築物。写真二段目左は側面から撮ったものだが、この側から見ると屋根のなだらかな曲線がとても綺麗。そこから一つ階段を登るとこれも国宝の本堂。これは鎌倉後期の建物で写真(二段目中)見てわかるように少し禅様式が見られる。本堂を廻り込むと階段の上に朱塗りの国宝五重塔が建っていて、見上げる感じがとても美しい(二段目右)。平安初期の建物で法隆寺五重塔に次いで古く、16.6mと一番低い。この奥に急で長い石段があって懸造の奥の院御影堂がある。
JRのCMに出てくるくらい有名な寺なので寒い冬の朝にもかかわらずそれなりに人はいたが、境内の雰囲気も建物も良くて満足。予定よりずいぶん拝観に時間を使ってしまった。
室生寺をでたらそのまま来た坂を登って国道369号線にでる。この坂もほとんどは緩いのだが10km位あるので結構脚にくる。そこからは下りなので、今度は寒さに耐えながら下り、県道218号を通って10km程行くと次の目的地宇太水分(みくまり)神社。街の名前は宇陀なのだがここは宇太。
拝殿でお参りを済ませて裏へ廻り込むとそこに春日造の本殿3棟があり、これが国宝(下段左)。春日造りで古いものだから春日大社から移設されたものかと思ったらここのオリジナルだそうだ。鎌倉時代の創建。
宇太水分神社は中社といわれていて、自転車で2-30分ほど県道31号を登ったところに上社(惣社水分神社,下段中)が、榛原駅の方に降りていくと下社(下段右)があるが、特に見にいくほどの物は無い。
ここまで40kmと少し。見物に時間をかけすぎて予定よりだいぶ遅れたが後は楽なので何とかなる。

自転車で兵庫県の国宝をまわる (2) 一乗寺 鶴林寺

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朝光寺から少し戻り国道372号線に出ると加東市役所がある(一段目左)。加古川の東に加東市、西に加西市、播磨灘に注ぐ下流の方が加古川市と加古川にちなんだ名の市が三つもある。
国道を25km程走るとこ一乗寺の看板が出るので左に折れ、しばらく登ると4番目の目的地一乗寺。拝観料500円を払って境内に入るとすぐに石段。一つ登ると二層の立派な常行堂があって、さらにもう一段登るとそこに国宝三重塔が建っている。平安時代の建物。狭いので写真が撮りにくいが上に向かってとると一段目右のようになって石段の上に見えるのが懸造の本堂。本堂の舞台からや石段からみると三重塔の各層が良く見える。二段目左の写真は石段の中腹で撮ったもの。
一乗寺を出たら県道515号線に出てひたすら南下、JR山陽線を越えて国道2号線を東へ進んで加古川を渡り(二段目右)しばらく行くと最後の目的地鶴林寺。入山は16:30までなのだが何とか間に合った。拝観料500円。
国宝は二つあって、一つは本堂(三段目左)でこれは室町期の建立の立派な建物。もう一つは三段目右の太子堂でこれは平安時代の建物。名前の通り堂内に聖徳太子がある。ちょっと変わった形をしているのだが写真に収めるのが難しい(三段目右)。国宝では無いが太子堂の向かいには常行堂というのがあって(四段目右)これも平安時代の建物。これも数少ない平安より古い国宝でない建物の一つ。
鶴林寺を出ればJR加古川駅はすぐなのでここから輪行して京都に帰る。
学園都市から加古川まで90km位。距離的には大したこと無いが太山寺の拝観開始8:30と鶴林寺の入山締切り16:30があるので、あまりゆっくり見物していると時間が足りなくなる。
私は平安時代より古い建物をすべて見てみたいという野望をもっているので、兵庫県の3つの平安建築を見られたので大変満足。

自転車で兵庫県の国宝をまわる (1) 太山寺 浄土寺 朝光寺

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年末京都にいるとき、暇だったので自転車で走り回っていたのだが、何か目標があった方が楽なので、兵庫県の国宝をまわってみようと調べると、兵庫県に6ヶ所ある国宝のうち姫路城を除く5ヶ所は一日で回れそうだった。
出発点は神戸市西区の学園都市駅(一段目左)。つくばと同じく典型的な郊外の新興住宅街に作られた駅という雰囲気で風情もクソもない。最初の目的地の拝観が8:30からなのでそれに合わせて出発。
第一の国宝は学園都市駅から数キロのところにある太山(たいさん)寺にある。拝観料300円。一段目右が国宝の本堂で鎌倉後期の建物。境内に建つ三重塔は江戸期のもので少し太い(二段目左)。
これからずっと加古川の周りを走るのだが急な山ではないが平らな所は無くずっと登ったり下ったりを繰り返す。二段目右の写真は三木市か小野市のあたりだが、集落は丘のなだらかな斜面にへばりつくように形成されている。
太山寺からは175号線を北上し30km程行くと神鉄小野駅のそばに次の目的地浄土寺がある。境内に入ると左に浄土堂、右に薬師堂という似たような形の御堂があり、二棟とも鎌倉初期の創建だが薬師堂は消失して室町期に再建されている。浄土堂(三段目左)はオリジナルで国宝指定。500円払って浄土堂の中に入ると大変立派な快慶作阿弥陀如来像が見られる。大変立派で驚く。
浄土寺を出たら北東に県道75号線をすすみ、1時間ほど走って着くのが朝光寺。道案内を無視してゴルフ場を突っ切っていくと近い。国宝は室町時代再建の本堂(三段目右)。境内には綺麗な多宝塔(最下段左)もあるが本堂よりも新しい物。私は裏から入ってしまったのだが、正しく駐車場に止めて表から入ると最下段右の写真のつくばねの滝を見てから石段を登り本堂の前に出ることになる。こちらの方が見る順序としても適切だと思う。
ここが折り返し地点で、ここまでで45km位。

走り初め 山中越と途中越

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正月は親の家がある京都にいたのだが、せっかくなので自転車を持って帰って走っていた。2017年の走り初めは琵琶湖まで往復。
京都から琵琶湖方面に行く道は北の方から途中越と山中越というのがあり、これを嫌うと山科の方から行くしかない。
どちらも京都側からの方が坂が緩いのだが、今回は行きを山中越、帰りを途中越にした。
山中越はいわゆる志賀越道という京大の近所から伸びるみちだが、北白川別当町のコンビニ(一段目左)を東へ曲がると入り口。ここから大体6.5km位で300m位登る。坂道は不動よりも緩い5%程度なのでそれ程厳しい坂ではない。
登り始めると割と早い段階ですぐに滋賀県に入る(一段目右)。一旦平らなところに出るとそこは比叡平でその後少し登ると延暦寺に行く比叡山ドライブウェイの入り口(二段目左)があってそこが峠。地図を見て初めて知ったが田の谷峠と言うらしい。ゆっくり走ったので40分くらいかかった。
下りは登りよりは明らかに急で地図によると平均7%位ということで、逆に走ると不動とほぼ同等という感じか。降り始めてすぐに展望広場があって大津の街並みが見える(二段目右)。そして降りきったところがかるたで有名な近江神宮(三段目左)。
近江神宮から琵琶湖に向かってまっすぐ道が伸びているので進むと柳ヶ崎公園。琵琶湖から大津の方の景色が綺麗(三段目右)で景観を大事にしていると看板に書いてあるのだが、公園内には不似合いな英国庭園やあまり趣味の良いとは言えない建物があり景観をスポイルしている。
そのまま湖岸沿いを北に10km程走ると堅田で、近江八景にも出てくる浮御堂というのがある(四段目左)。拝観料300円を払うと浮御堂までいけるが、北側から回り込めば浮御堂の景色は楽しめる。
堅田のあたりを北に走っていると左前に比良山系が見えるのだが、冠雪していてとても綺麗だった(四段目右)。これも近江八景の一つ。比良山系は1000m位なので気軽なハイキングにちょうど良い。
ここのあたりから西へ登っていくと京都方面へ行く道は途中越だけなのでいずれはそれにぶつかることになる。峠の高さは山中越と同じ位なのでやはり300m位登り、最後の2km位は5-6%位ある。途中トンネルを通るのは怖いので、トンネルが出来る前は離合困難で渋滞箇所だった旧道を通り途中越に出る。この峠が府県境で最高点(五段目左)。
ここから緩い坂が延々続くのだが、5km位行ったところに大原三千院がある。いつも前まで行って入らなかったのだが、今回は参拝することにした。
五段目右の写真は往生極楽院阿弥陀堂で、中に国宝阿弥陀三尊像が鎮座している。けちること無く堂内に上がらせてくれて阿弥陀像を拝ませてくれるのは大変結構。阿弥陀堂は平安時代の建築のはずだが、後の修理が大規模だったせいか重文。大変珍しい国宝指定されていない平安時代の建築物の一つ。宝物殿には阿弥陀堂の天井絵が再現されていて見応えがある。拝観料は700円もするが、その価値はある感じ。
途中越に戻って京都の方に下っていくと延暦寺の京都側の入り口、八瀬があり、さらに下っていくと花園橋で白川通りに出て、そこから2-3kmで山中越の入り口の別当町に戻ってくる。
峠を二度越えるが、距離はおよそ60km位で、ちょうどいいコースではないだろうか。
プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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