A. Scriabin のピアノ音楽

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白馬のシンポジウムの講師の人がピアノを弾く人で、休み時間に弾いていたのが私の愛してやまないスクリアビンのFantasie Op.28だった。それ以降、Scriabin の音楽を良く聞いている。
Scriabinはそこそこ有名なので、少しピアノ曲を聞いている人なら必ず知っていると思う。ロシアの作曲家で、モスクワ音楽院でRachmaninoff と同級だから、ロマン派の後半から近現代への移行時期にあたる。曲もまさしくそういう感じで、作品番号の若い曲はショパン的で、作品番号30番あたりから徐々に現代曲風に怪しげになって行き、
作品番号60番位からは完全に暗い現代曲といった趣になる。
私は調性感の怪しい暗い現代曲にはまだまだついていけない、DeepでないScriabin好きなので、初期から中期の曲が好きだ。特に好きなのは上記Fantasie Op.28と8つの Etudes Op.42 の5番。
どちらも、この世の全ピアノ曲中でも指折りの必殺とも言える美しいメロディーがあらわれる。『もしもピアノが弾けたなら』という歌が有るが、わたしならこの幻想曲が弾けるようになりたい。他にも、ソナタ2-5番、練習曲Op.2-1, Op.8-12、24の前奏曲集Op.11などわりと有名な曲も多いが、余り知られていない曲で私が好きなのがWaltz Op.38で、これも、Scriabin らしい、非常に美しい曲。
写真は私の持っている CD で、左上が M-A. Hamelin のソナタ全集(Fantasieも含まれる)、右上が P.LaneのEtude全集。このあたりが、Scriabinのピアノ曲入門編。これらに、ホロヴィッツのScriabin集あたりを加えれば普通は十分だろう。私のようなコレクターに有り難いのは左下のLettbergのpiano曲全集。8枚組で、作品番号のついた全てのピアノ曲が収録されている。
一曲だけ有るピアノ協奏曲Op.20も非常にいい曲でAshkenazy(右下)などの演奏が有る。
滅多にコンサートで弾かれることは無いが、私は一度だけ聞いたことがある。あまり、コンサートに適した曲でないように感じた記憶が有る。

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light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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