広瀬悦子ピアノリサイタル

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たまに生のピアノの音を聞いて耳をcalibrateしているのだが、今回は何かのひょうしに見つけた広瀬悦子さんのコンサートを聞きに上野に行ってきた。
東京春音楽祭と言うのの一部だそうで、リサイタルには『同世代を生きた3人の作曲家達へ』という副題がついている。会場は上野の石橋メモリアルホール。最近改装されたそうで綺麗な500人ほどのホール。客の入りは半分くらいで、招待じゃない(私のような)人はそのさらに半分くらいだろうか?私は自分の席ではなくガラガラだった後の方に座って聞いていた。

プログラムは
F.Chopin Op.15-2 Nocturne No.5
F.Chopin Op.47 Ballade No.3
C.V.Alkan Op.15-2 Souvenirs 3 Morceaux - Le Vent
F.Chopin Op.15-1 Nocturne No.4
C.V.Alkan Op.27 Chemin de Fer
F.Chopin Op.23 Ballade No.1
-- Intermission --
Rossini/Liszt S552 Ouverture de l'opera Guillaume Tell
F.Liszt S161-2 2 Annes de Pelerinage, 2eme Annee Italie - Il pereseroso
F.Liszt S162 Venezia e Napoli
-- Encore --
F.Chopin Neuvelles Etudes No.2 in F-flat Major
F.Chopin Op.25-11 12 Etude

『同世代を生きた』Chopin/Liszt/Alkan の曲で、なかなか悪くない選曲。

聴き始めてすぐに感じたが、このホールは残響が多く長めで、ピアノにはあまり向いていない。
広瀬さんの演奏は本当に自由かつ音楽的でいい。ショパンの曲を歌うように弾くし、アルカンの二曲のようなつまらない?単調?で難しそうな曲でもちゃんと表現をつけて音楽にしようとしている。鉄道のテクニックも凄い。
後半の最初のウイリアムテルはどうしてこのParticularな曲を選曲したのだろう?タランテラの最後とアンコールの25-11の最後はかなりの力の入りようで崩壊気味、ここまでくるとちょっとついていけない。

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その後ラジオでこのコンサートの録音を聞いたのだが、生で聞いたのとずいぶん印象が違う。崩壊気味と書いてしまったタランテラとショパンもかなりの熱演ではあるが、崩壊気味は言い過ぎなきがする。まあ、ショパンコンクールでこういう弾き方をしたら落とされそうだが。私の耳はあまり当てにならなくて、その場の雰囲気にずいぶん影響されるようだ。

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プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと
中村円眞堂@instagram

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