ATLAS+Belle2 研究会 @ 東大小柴ホール

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連休明けの火曜日は東大小柴ホールにATLAS+Belle2研究会というのを見に行っていた。
Belle2の物理と他の物理実験とのシナジーを探すことは、業界の支援を受ける上で大変重要なのだが、今回はATLAS(LHC)との間に何か無いかということでATLASとBelle2と理論屋さんが集まってそういう可能性を考える研究会の第一回目。ATLAS:Belle2:理論=20:20:20人くらいの参加者だったと思われる。
一方の実験結果が他方にどういう影響を与えるかということで主に新物理探索とか新物理への感度とかそいう話が中心になるわけだが、主にATLAS(LHC)の最新結果がSUSYとか重いHiggsとかにどういう影響を与えているかという話とBelle2でやろうとしていることが中心。今のところLHCのすべての観測事実はSMとconsistentなので自然と新物理は重くなるということになり、LHCの人たちも困っているようだ。特にminimalなconstrainされたSUSYモデルは難しい。じゃあ、理論のほうの自由度をあげていくと予言力がなくなって、Belle2との関係を付けにくくなる。
Belle2の方は高いエネルギーの効果はeffective couplingというのに押し込んでいるので、測定自身はモデルにはあまりよらない訳だが、高いエネルギーでモデルを決めないと低いエネルギーでのeffective couplingへの効果が予言できなくて、逆は無理ということなので、簡単にお役にはたてないということらしい(我ながらほとんど意味不明な文章)。
とりあえず、ATLASの人たちはまず、新物理を一つ見つけないと何ら意味のあることが出来ないと感じているようで、それはそうなのではないかと思う。あたりまえだが、何も分かってないのに何かを予言するというのは無理だ。

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light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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