EASIROCモジュール バイアス電圧調整 (2)

easiroc15022.jpg
電圧調整の続き。
EASIROCモジュールのコネクタにMPPCを挿すと内部的には電圧は(保護回路を除いて)
+HV -> MPPC -> Input -> Input DAC -> GND
という順にかかることになる。ここで、+HVは全チャンネル共通で与える電圧。
各チャンネルで調整出来るのはInput DACの電圧で0から4.5Vまでを8bit resolution なので20mV程度ということになる。自明だが、MPPCにかかる電圧は V(HV) - V(DAC)。
DACの電圧は Input8bitDAC?.txt というのにかかれている。数が大きいほどDACの電圧が低くなる、つまりMPPCの電圧は高くなる設定。なぜか8bit offset があるので、256がDAC電圧最大(MPPC電圧最小)で512が最小となる。
DACの電圧を計るには内臓のMonitor ADCがつかえる。Input DAC の電圧は multiplexer を介して Monitor ADCにつながっているので、udpコマンドを立ち上げて"3.Input DAC scan”というのをやると電圧をスキャンしてくれる。例によって線形性があるのはわかっているが calibrate されていないので、一度は外部で測ってやる必要がある。
ケーブルからテスターやテストパルスにつなぐのにどうしたものかと考えて、写真上のような基板を作った。と言っても大したものではなくソケットをハンダ付けして、それぞれのピンにICソケットを取り付けただけ。スルーホール基板じゃ無かったのでハンダ付けがひどくUglyだが気にしない。後は、左下のようにブレッドボードを介して適当に電圧計につなぐ。ここではLEMOにしているが、いも虫クリップもよく使う。
この状態で Input8bitDAC1.txtを書き換え Transmit SC すると電圧が変わっていくのが確認できた。
モジュールを買ったら一度はこうやって線形性を確かめて、内蔵monitor ADCの読みをcalibrateしてほしい。

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light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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