EASIROCモジュール 入力調整

easiroc15024.jpg
これからいよいよ信号を見ていく。
いきなりMPPCをつなぐのではなくまずはテスト信号を使って様子を見る。
テスト用の信号を作るのは適当な矩形波をキャパシタで微分した信号を入れるのが簡単。ファンクションジェネレーターを持っていれば信号の大きさも変えられて良いのだが、ないので NIMビンに刺さっていた Clock GeneratorのNIM信号を使う。EASIROCの入力は正なので反転させてアッテネーター経由でブレッドボードに差した100pFのコンデンサを介して信号線に入れる。
これで準備は整ったので、オシロの空きチャンネルにフロントパネルのHG Outをつなぐ。どのチャンネルの信号をHG outに出すかは ReadSC_Channel?.txt で指定する。出力したいチャンネルを1にして 2. Transmit Read SC してやるとそのチャンネルが出力される。オシロのキャプチャの黄色が入力信号、青がHG Out。
入力信号に対してPreAmpのゲインとShaping timeを変えることが出来る(ASIC内全チャンネル共通)。ゲインは HGPAFback?.txtで変える。増幅率は Feedback Capacitnceが大きいほど小さくなり、最大の1.5pFで10倍、最小の100fFで150倍となる。Shaping time は外から入れる peak hold とのタイミング合わせのために使うのだが、これもcapacitanceをかえることにより時定数が変わる。TimeCHGSSh?.txtで変えられる。最小が25nsで25ns刻みで175nsまで。GainもShapingTimeも各チャンネル毎に変えられるようなふりをしているが、ASIC毎に共通なのでfileの1ch目の数字しか使われない。
図右上が25ns左中が100ns右中が175ns。pulseの面積は変わらないのでShaping timeを大きくすると波高は低くなる。
64ch ORの discri outが TRIG端子から出ているので(適切にDiscriLevelが設定されていれば)それを HOLD に入れるとHG outがholdされるのが分かる。HOLDのタイミングは HG Outのピークに合わせるのが正しいので shaping timeを変えたり、TRIGとHOLDの間に delay を入れたりして調節する。
図下段は左がTRIGとHOLDの間に10nsのdelayを入れたときでちょうど良いタイミング。右は20nsのdelayで少し遅すぎるのが分かる。
タイミングの合わせ方はわかったので、次はMPPCから信号を入れて Discri. Levelの調整。

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light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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