ECL Trigger Flash ADC Module 納品

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先週の出張中にいつも我々のボードを作ってくれている韓国の会社から注文していたボードが納品されていた。
Belle2 ECLのトリガーを生成するためのボードでBelle2 ECL Trigger Flash ADC Moduleといって略してFAMと呼んでいる。ECLのreadout ボードは一枚で16ch処理できるのだが、エネルギー測定とは別に、トリガー用に16ch分(4x4)を荒くゲイン調整したのちアナログSumしてLEMOで出力している。これをトリガーセル(TC)と呼んでいてトリガーを生成する単位になる。このFAMにはクレート一台分12枚のreadoutボードからのTC信号が送られてくる。これを、64MHzのFADCでAD変換、FPGAで126ns毎、つまり8MHzでwaveform fitしてエネルギーと時間を再構成し、シリアライズして光ファーバーで次のボードに送る。
現在試作機が3台あって一台がBelleにinstallされて宇宙線のTriggerを作っていて、残りの二台でfirmwareを開発している。現段階ではいろいろ問題があってまだ量産に移れていなくて、これ以上試作機を作る予定は無かったのだが、一台しかBelleにinstall出来ないと検出器の方のテストがままならないので、もう一台KEKの予算で作ることにした。今回は韓国の会社から直接購入し、20万+税金。
二台あると片側でトリガーしてもう一方を見たりredundantなstudyが出来るので、宇宙線のスタディーがやりやすくなることを期待している。

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light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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