ATLAS研究会@東大

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5日間のB2GMが終わった土曜日、東大でやっていたATLASの研究会に勉強しに行ってきた。KEK-ATLASグループのActivityは高いのだがほぼ全員CERNに行っているのでKEKにいるとATLASの情報はほとんど入ってこない。
今回はRun2が始まったので、Run2のProspectとRun1で見えたExcessについて、実験と理論が半々。
Run1でのExcessで一番大きいのは2 TeVにあるDibosonのResonanceで2.5sigma。2TeVのresonanceがboson(W/Z)二つに壊れるのでbosonはとてもboostされていて、それぞれのbosonらの日本のjetは殆ど一つに見えるのでtopologyとしては2jet。この中に二つのsub-jetを見つけてmassを組みW/Zに相当するものを選ぶと、2jet質量分布にpeakがあらわれるという。このpeakが2.5sigma。W/Zというのは陽に要求しているので、W/Zのleptonic decayというのもあるのでそっちの方をみると今のところexcessはないそうだ。
Run2でどうなるかというと大体5/fbくらいでRun1と同じくらいのsensitivity。つまり、無ければexcludeできるそうだ。
Higgsは全体としてはSMと完全に一致しているのだが細かくみていくとへんなのもあって、H->taumuのexcessというのがあるそうだ。これはLFVだが、general な2HDMで説明出きるそうだ。二つ目のダブレットの方のmass matrixは自由にparameterを決められるので、どんなLFVプロセスでも入れられる。もし、H->taumuが許されるならこのHを介してtau->mugammaが起こり得るのでそういう方面(つまりBelle2)からlimitがつくかもしれない。
SUSYの理論の話。125 GeV Higgsでsquark/gluinoが重いという条件でどうするかという手法が二つ。一つはgauge coupling unificationを諦めるというやりかたで、もう一つは、実験的に見つかりにくいところに、見つかってない粒子を軽くしてparameter setを見つけるというやり方。さすがにこの手の議論は出尽くした感があり新しい感じはしない。
Run2の状況の話もあってCMSと違ってATLASはIBL含めひどく順調に立ち上がっているそうで、加速器の方もバンチ数は少ないもののバンチあたりのLuminosityは出ているらしく予定どおりのデータはとれそうだ。
Run2の最初の結果は年末くらいに出るそうで、12月に東工大で研究会をやるらしい。通うのはしんどいので一日くらい出てみるか。

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light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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