EASIROC モジュール 新 firmwareのテスト

easiroc16021.jpg
今年度製作のEASRIOCモジュールもすべて注文者の元に発送されたそうで一安心なのだが、それに間に合わせようと思って開発が進んでいた新しいfirmwareは私がテストを怠けていたせいでいっしょに配布出来なかった。とうの昔に出来ていたのに申し訳ない。
新firmwareは東北のVME EASIROCモジュールのfirmwareの移植で東大の学生さんがやってくださった。大変優秀な学生さんであっという間に移植作業を終わらせたばかりか、私の思いつきで提案した追加機能を文句も言わずに implement してくださった。感謝。
新旧firmwareの一番大きな違いはMulti HitのTDCで、新 firmware をつかうと1ns/countの TDC機能が使えるようになる。その他いろいろ新機能があるのだがとりあえずはデータをとれるように頑張ってみる。
旧firmwareでADCをとるだけなら hold 信号を入れるだけだったのだが、新 firmware だとholdの他にtiming信号とtrigger信号を入れる必要がある。holdはpeak holdするための信号。timingは TDC の reference timing。naive にはこのどちらかをtriggerにすればいいのだが、独立にtriggerが必要で数us後に入れろとある。
なので、testのsetupが大変面倒なのだが仕方ない。頑張って作る。
左上の中央の二つがこれらの信号を作るためのモジュール。まず、clock generator で1kHzのTTLとNIM信号を作る。TTL信号は function generator の trigger にし、NIM信号は二つの Gate Generator に入れて750ns と 2.5us のDelayがかかった信号を作る。右上がその3つの論理信号。Fuction Generator からは適当なpulse波を出し、それを C で微分してMPPCの信号をsimulateして EASIROC モジュールの input へ入れる。Hold信号にはEASIROCモジュールの Trigge outを使う。左下のmagentaが MPPCをsimulateした入力、青がHold信号、黄色が整形されholdがかかった信号。この黄色の波高がADC値になる。右下は同じ画面を500ns/gridで表示した物。緑が trigger 信号で2.5us後にちゃんと来ている。
この状態でちゃんとDATAはとれたので一安心だが、ADCをテストするにも3つの論理信号を用意しないといけないのではちょっとやってられない。何とかし(てもらわ)なければ。

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light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと
中村円眞堂@instagram

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