物理セミナー SUSY Searchs in LHC-ATLAS

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今日のセミナーは ATLASでのSUSY Searchの話。Speaker は今年の物理学奨励賞を受賞された方で今はペンシルヴェニア大学(UPENN, University of Pennsylvania)のポスドクをされている。東大在学中にHiggs->WWでヒッグスを見つけて!その論文で学位をとり奨励賞をもらって、有名大学のポスドクになって今度はSUSYを探す。なかなかの経歴だ。
測られた(自分で測った)Higgsの質量をいわゆるcMSSMに入れると、種々の constraintを考慮すると light stop というのが有力になるのでそれを探しているのだそうだ。極めて straight forwardで健全な考え方。
小一時間のセミナーでややこしいSUSY Searchを話すというのは困難なのだが、大変スマートな説明で、ATLASを専門としていない私のような人にはちょうど良かった。良くATLASの人が見せるSUSYのexclusionがどういう仮定、どういう解析で作られているのかが良く理解できた。
13 TeVでの解析の速報のうち gluino と自分のやっている stop, sbottom の部分の結果を見せてくれたのだが、(現在騒がれていないのでわかるように)どのチャンネルも大きなexcessは無し。何十もチャンネルはあるのでもちろん2sigma程度の効果はあるのだが、当たり前だが統計的には優位ではなくて、CMSと同じところにexcessというのは無いようだ。
Light stop が今年いっぱい位でケリがつくとして、見つから無かったらどうされるのだろう? EWな SUSY粒子か?

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light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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