修士論文を読む

mronsho16031.jpg
何の因果か測定器開発室のやっている修士論文賞の幹事をやることになった。幹事だったら、論文を集めたり事務仕事だけかと思っていたら自動的に審査員にもなるということで審査をする羽目になってしまった。
第一回の審査を前に自分の担当の分7編を読んでいて、一通り読み終わった。
7編読んで色々感じることはあったが、全員そうなのが図を使ってうまく説明しようとしてないこと。正直言って図が全く足りていないし、配置も良く考えられていない。ひどいのは検出器の論文なのにその検出器の図が一切出てこないのもあった。グラフもそうで、読者にわかりやすいグラフを作っている気がしない。
これに採点して優劣をつけないといけないのだが大変困っている。どれもそれなりに良く書けていてどれを上位に置くか悩む。構成もしっかりしていて淀みなくかけているが研究その物の難易度が低そうな物、結構苦労しているのはわかるが、研究が終わりきらず結論が難しい物、やっていることは理解しているようだが、論文として他人にわからせようという気のないもの、などなど正直どちらを上にするかわからない。
薄々感じてはいたが、優柔不断なせいか、どうもこういう評価をする能力に欠けているようで、審査をする人として適当とは思えない。

コメント

非公開コメント

プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
リンク