KEKサマーチャレンジ 2016 (6) 素核コース演習 3

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今日の午前中は宇宙論の講義。講師は昨年と同じ宇宙線研の先生。去年評判が良かった?ので今年も再登板いただいたようだ。前半一コマ目はいわゆるビッグバン宇宙論の話で大変丁寧な説明でわかりやすいのだが、後半二コマ目に先生ご自身の専門であるインフレーションの話が出てくると途端に難しくなってしまう。おそらくほとんどの学生さんは振り切られてしまったのではないかと思う。

午後少しだけ演習を見に行った。もうそろそろ結果が出始めないと時間が無くなるころだが、学生さんにまだ焦りは見られない。単に遅れを認識していないだけかもしれないが。

P07班は光に関する演習で今回唯一の新しい演習。担当は名古屋大の原子核乾板をやっている研究室の先生。一つの班だが実は全く独立な二つの演習をやっている。
一つ目は昨年のP07班と良く似たsingle photonを使った量子力学を体感してもらう演習。長い筒の片方の端にスリットと光源を、もう片方の端にSingle Photon Sensitiveな撮像素子、IIT(Image Intensifier Tube)をおいて、単光子の撮像をして干渉を見るというもの(中段)。
もう一つは強度変調をかけたレーザー光を二つに分けて、異なる距離に置いたPhotodiode(PD)で観測、その時間差から光速を求めるというもの。写真下段の左側に映っているのが変調されたレーザーの光源とハーフミラーを使ったビームスプリッター。片側は反射してすぐにPDに入射し、透過した方は遠方に置かれた鏡に反射して戻ってきてからPDに入射する。二つのPDの信号をオシロに入れると変調されているので波形がずれ、時間差が測れるという仕組み。右下は二つのPDからの信号を見ているところ。行路差が15mだと時間差は50ns位。時間差が300psで測れれば%くらいでは測れる計算になる。

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light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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