NIM EASIROCモジュール 新Firmwareのテスト

easiroc16082.jpg
東大の人と相談して改良することになっていたNIM EASIROCモジュールの新しいfirmwareがずいぶん前にできていて、私も連絡をいただいていたのだが、まとまった時間とやる気がcoincideしたのでようやくテストした(東大の方すいません)。
解決してもらった問題はHold,Trigger信号の取扱いで、以前は hold さえ入れておけば自動でDAQまで行われたのだが、MHTDCを実装した関係上C.Stop信号を入れないといけなくなって、ADCのみ欲しい場合ちょっと面倒だった。それなりのdelayをかけていれないといけなかいので delay付きのgate generatorがないと data がとれず、ちょっとモジュールの性格にそぐわないことになっていた。
なので、モード分けをして hold だけ入れれば残りを自動生成するような firmwareにしてほしいとお願いしておいた。
実際出来上がってきた実装はもっと素晴らしいもので、holdを含めて内部生成出来るようになり、かつ、内部に delay が実装されたのでタイミング調整が簡単になった。
写真右上はテスト時の接続でtrigger信号とanalog out, probe out を取り出しているだけで hold には何も入力していない。
この状態でmoduleにtest pulseを生成させてオシロで見ると左下になる。緑はtrigger out, 黄色が analog out でマゼンタはprobeから出した slow shaper の out。holdがかかってないので重なっている。
次に delay を最小値にして内部holdをenableすると下中のようになる。黄色がholdされているがタイミングが早すぎてpeakを打つ前にholdされてしまっている。
ここで、holdのdelayを調整していくと下右のように適切なところでhold出来るようになる。
今まではtrig outとhold inputの間にdelayをかましてタイミングを調整していたのだが、それが2ns単位で500nsまで調整できるようになったのでとても楽になった。
これなら、安心して皆さんに使ってもらえる状態になったといえる。
ここまで素晴らしいものになると、もう少し機能を足したくなるのだが、そうそうよその大学の学生さんを使うわけにもいかない。どうしたものか。
とりあえずはマニュアルの整備が先だろうか。

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Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと
中村円眞堂@instagram

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