後方ECLとCDCの隙間問題

belle16125.jpg
後方エンドキャップECLの据え付けが近づいてきているのだが、最近CDCの後方側の端と後方ECLとの間の隙間が問題になっている。
CDCと後方ECLの隙間は設計上は20mm(2cm)。ここにVXD関連のケーブルやクーリングの配管が通るのだが、その厚みがきっちり20mm。こういう余裕ゼロの設計をしていいのかどうかは置いておくがとりあえずそのようにものは作られていっている。
で、いざいろいろなものを実測してみるとソレノイドの容器の長さが2mm程度短かかったことが判明した。実際CDCを据え付けたときに測量した結果もそれを裏付けていて、その時の測量結果を元にECLの図面(左上)をあたって隙間を計算してみると19mmになった。1mm足りない。
その1mmをどうやってひねり出すかだが、ECLを取り付ける治具はソレノイドの円筒内側にある写真右上のネジ穴に固定される。それが左下の写真のもので3つの部品からなる。ばらすと右下のようになり、一つをソレノイドに、一つをエンドキャップに取り付け、間の部品で隙間を調整する仕組み。これにソレノイド軸方向の調整シロがあればいいのだが構造上そのようには作られていない。
唯一使えそうなのがそれぞれの部品を固定するためのネジ穴とネジの遊びで図面のよるとそれが1mm。2ヶ所あるので2mm。半分使えたとすれば何とか1mm稼げるので、大丈夫なのではないだろうか?
しかし、エンドキャップの後方とリターンヨークの間の隙間も確か2cmしかなくて、鉛シールドを固定するネジが出張っている。そっちは大丈夫なんだろうか?

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light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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