Belle2固定作業 (1)

belle1704c.jpg
ロールイン後の位置調整が終わった後、測量を加速器のマグネットグループにやってもらっていたのだが、その解析結果が出て、昨日ミーティングが行われた(左上)。Belleとしては指定された座標に置いているわけだが、最終的には加速器の一部としてのソレノイドの軸の傾きとか、QCSとBelleの相対位置とかが問題になるので、加速器の人に最強の測量機器で測ってもらい納得していただくのが一番。ここで、問題が出るとまた位置調整し直さないといけないので結構ドキドキしていたのだが、結論としては、この位置で固定してよいという判断。規程の0.5mmよりはずれているところがあるが、その影響はopticsで吸収可能だろうとのこと。Belle側の測量結果とマグネットグループの測量結果を比べるとずれている方向にあまり相関が無いそうで、おそらくBelle側がずれていると思っていたのはほとんど測定精度だったのだろう。それでもほとんどの測定点で0.5mm以下のずれだったのは奇跡とも言える。
ともあれ、これで、晴れてBelle2を固定できることになったのでモルタル打ちの作業。
右上はロールイン前に撮ったアンカーホールの様子でホースが穴に固定されているのがわかる。
左下が持ち込まれた機材で、右後の方に写っている漏斗みたいな奴に練ったモルタルを入れるとその手前に置いてあるポンプでホースに送られるという仕組み。右下の写真がモルタルを流し込もうとしているところ。
この方法は全く同じセットアップを作って工場でテストしてきたというのだが、モルタルの流れが悪い。ホースが膨らむのみでモルタルが流れ込んでいる様子が無い。そうこうしているうちにポンプの圧力に負けてホースが外れてしまった。どうも、穴に注ぎ込むところのエルボのあたりで抵抗が高くなっているようで、つまってしまったようだ。
一旦止めてしまうと、もはやホースがつまってしまい、この流し口は使えない。今日は撤退して後日再挑戦ということになった。
思わぬトラブルというのは起こるものだ。

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プロフィール

light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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