NDIP 2017 @ Tours (2)

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NDIP Conferenceから帰ってきた。
conference中は時差ぼけで夜やたらと早く眠くなるので、ホテルに帰ってからパソコンを開いて何か書く気にならない。
いろいろな講演があったが、かつてのようなGAPD(SiPM, PPD, MPPC)の開発の講演は減って、主に半導体光検出器を使った応用の講演が多かった。一番多いのは医療分野で、TOFPET, SPECTやコンプトンカメラなど実に多彩。素粒子実験の話はほとんど無くて、時代の移り変わりを感じる。
日本からの参加者は、高エネ分野の人は私を含め数えるほどで、X線用の光検出器を開発している人が多かった。X線用のSi/CdTe検出器は、高精細、高速読み出しが可能になっていて、人の役に立ちそうないろいろな応用が考えられている。これからしばらくは注目といっていいのでは?
私のGAPD関連ではあまり目立った講演はなかった気がするのだが、各種のデバイスの測定結果を色々比べてparameteriseする事を提唱している人がいて(少々偉そうな物言いで鼻についたが)中々興味深かった。GAPDの性質をplotするときには良くover voltageを使うのだが、その人によると over voltage より over voltage を break down voltageで割った relative over voltage (ROV)を使う方が(Siliconの物性を考えても)良いそうだ。確かにいろいろなセンサーの測定をROVをX軸にしてplotして比較すると、いろいろな事がわかる。
スポンサー企業の宣伝講演と言うのもあったのだが、CAENの講演でEASIROCの後継 ASIC CITIROC を使った evaluation module が紹介されていた。A1702/DT5702 というのがそうで、機能的にも我々のNIM EASIROC moduleと同じようなもの。実は昔 CAEN の人から NIM EASIROC Module の商品化の話が来て、何度か話し合いを持ったのだが、結局SiTCPのライセンスの問題で実現しなかった。NIM EASIROC Moduleは私のサポートが心許ないのでこれからはこっちも考慮された方がいいだろう。
写真左上はディナーが行われたところにあったまったく日本庭園に見えない日本庭園で集合写真を撮っているところ。左下は、Tourにある大聖堂で行われていたプロジェクションマッピング。開始時間は22:45でそれくらいまで暗くならない。右下は遠足で連れていかれたショーモン城。

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light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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