中野翔太ピアノリサイタル

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B2GM の最終日にあたっていた talk をして、午後時間が開いたのでノバホールに中野翔太さんのピアノリサイタルに行ってきた。中野翔太さんのおとうさんは私と同じく物理屋で岡山大の先生。私はFermilabにいたとき岡山の学生の解析の相談にのってあげたりしていたのだが、その時ときどき出張で来ていたらしい。らしいと言うのは、当時翔太さんがジュリアードにいたころで、出張に来ても暇を見つけてはと言う感じでニューヨークに行ってしまうのでほとんど顔を見ることもなかったのだ。
話がそれた。
プログラムは前半がシューマンの交響的練習曲、後半はデュティユーのソナタとショパンの小曲というもので、中々良い。シューマンのピアノ曲は精神分裂的なのが多くて余りついていけないのだが、交響的練習曲は好きだし、つくばの田舎でDutilleuxのソナタを弾こうと言う気合いがいい。ショパンの小品の中にも私の好きなノクターンの13番があって、中々のヒット率だ。
当日券A席2000円を買って入ったのだが驚いたことに一階席が8割くらい埋まっていた。
交響的練習曲は遺作を勝手に挿入するのだが、第3変奏と第9変奏の後に一曲ずつ挿入されていた(と思う)。曲の流れも壊さないうまい入れ方だと思った。演奏の方はわりと淡白にサクサクと弾く方だと思った。結構良い演奏だと思ったがフィナーレで多分暗譜がとんで大事故寸前だった。こういうのは心臓に悪い。
休憩後のDutilleuxは良かったと思う。結構、リズムを刻む感じで弾くので複雑な曲が結構わかりやすく、乗りも良くなる。本人もシューマンよりはこっちの方が好きな曲なんじゃないだろうか?でも、曲を全く知らずに聞きに来た人には辛かったかも知れない。
ショパンは曲がプログラムと変更になって、私の好きなノクターンが割愛された。残念。
Dutilleuxが良かったので、これからも、有名曲だけでなく余り知られていないピアノ曲も演奏する人になって欲しい。

後で気付いたがシューマンのフィナーレはよく聞く物と別の版なのかもしれない。確か改訂が何度かなされているはずなので。勝手に大事故だと思っていたとすると申し訳ない。

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light higgs

Author:light higgs
KEK(高エネルギー加速器研究機構)@つくば市でBelle2という実験をやっている。
自称『日本最低の物理屋』。
『円眞堂』(えんしんどう、本当は圓眞堂)は父の屋号です。写真のぬいぐるみについてはこのエントリ参照のこと

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